WASP-80

わし座の恒星 From Wikipedia, the free encyclopedia

WASP-80は、わし座の方角に約163光年の距離にある恒星である[2][4]。周囲には、1つの太陽系外惑星が発見されている[3]

仮符号・別名Petra[1]
赤経 (RA, α) 20h 12m 40.1691752075s[4]
概要 仮符号・別名, 星座 ...
WASP-80
仮符号・別名 Petra[1]
星座 わし座[2]
見かけの等級 (mv) 11.881[3]
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α)  20h 12m 40.1691752075s[4]
赤緯 (Dec, δ) −02° 08 39.191157456[4]
視線速度 (Rv) 9.82 km/s[4]
固有運動 (μ) 赤経: -132.759 ミリ秒/[4]
赤緯: -50.429 ミリ秒/年[4]
年周視差 (π) 20.0565 ± 0.0465ミリ秒[4]
(誤差0.2%)
距離 162.6 ± 0.4 光年[注 1]
(49.9 ± 0.1 パーセク[注 1]
絶対等級 (MV) 8.4[注 2]
WASP-80の位置(丸印)
物理的性質
半径 0.586 +0.017
0.018
R[5]
質量 0.577 +0.051
0.054
M[5]
表面重力 47 G[5][注 3]
自転速度 1.27 +0.14
0.17
km/s[5]
スペクトル分類 K7 V[3]
光度 0.091 L[5][注 4]
表面温度 4,143 +92
94
K[5]
金属量[Fe/H] -0.13 +0.15
0.17
[5]
年齢 < 5 ×109[6]
他のカタログでの名称
TYC 5165-481-1, BPM 80815, GSC 05165-00481, 2MASS J20124017-0208391, TOI-5801[4]
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特徴

さらに見る 太陽 ...
大きさの比較
太陽 WASP-80
太陽 Exoplanet
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WASP-80は、見かけの等級が11.9の橙色主系列星である[3][2]質量半径はいずれも、太陽の6割弱とみられる。表面温度は約4,143Kで、太陽よりもかなり低い[5]

WASP-80で観測された、カルシウムH・K線輝線強度は非常に強く、恒星がとても活発に活動していることを示す。そうなると、恒星黒点の存在が予想されるが、WASP-80では自転に伴う光度曲線の変化は0.001等級以下であり、黒点が存在するとしても、小さな黒点が多数、恒星表面を満遍なく覆っているものと考えられる[6]

惑星系

2012年スーパーWASPの系外惑星捜索グループは、2010年にWASP-Southで行ったトランジット法による観測から、周期3.07惑星候補を検出し、ラ・シヤ天文台における追観測から、WASP-80bを発見した[3]。WASP-80bは、質量が木星の半分程度、表面の平衡温度が約825Kの巨大ガス惑星で、WASP-80から0.0344auの距離を3.07日周期で公転している[5]

さらに見る 名称 (恒星に近い順), 質量 ...
WASP-80の惑星[5]
名称
(恒星に近い順)
質量 軌道長半径
天文単位
公転周期
()
軌道離心率 軌道傾斜角 半径
b (Wadirum) 0.538 +0.035
0.036
 MJ
0.0344 +0.0010
0.0011
3.06785234 +0.0000083
0.0000079
0.002 +0.010
0.002
89.02 +0.11
0.10
°
0.999 +0.030
0.031
 RJ
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名称

2019年、世界中の全ての国または地域に1つの系外惑星系を命名する機会を提供する「IAU100 Name ExoWorldsプロジェクト」において、WASP-80とWASP-80bはヨルダン・ハシミテ王国に割り当てられる系外惑星系となった[2]。このプロジェクトは、「国際天文学連合100周年事業」の一環として計画されたイベントの1つで、ヨルダン国内での選考、国際天文学連合 (IAU) への提案を経て、太陽系外惑星とその母星に固有名が承認されるものであった[7]。2019年12月17日、IAUから最終結果が公表され、WASP-80はPetra、WASP-80bはWadirumと命名された[1]。Petraは、世界遺産にも登録されているヨルダン南部の古代都市ペトラ[1]。Wadirumは、ヨルダン南部に位置するヨルダン最大の谷Wadi Rum(ワディ・ラム、月の谷)のことで、ワディ・ラム保護区も世界遺産に登録されている[1]

脚注

関連項目

外部リンク

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