Wordless Anthology IV 〜Masahiro Andoh Selection & Remix〜

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Wordless Anthology IV 〜Masahiro Andoh Selection & Remix〜』(ワードレス・アンソロジー・フォー マサヒロ・アンドウ・セレクション&リミックス)は、THE SQUARE/T-SQUAREベスト・アルバムである。

概要 THE SQUARE/T-SQUARE の ベスト・アルバム, リリース ...
『Wordless Anthology IV 〜Masahiro Andoh Selection & Remix〜』
THE SQUARE/T-SQUAREベスト・アルバム
リリース
ジャンル フュージョン
レーベル ヴィレッジ・ミュージック
プロデュース 安藤まさひろ
THE SQUARE/T-SQUARE アルバム 年表
BLOOD MUSIC
(2006年)
Wordless Anthology IV 〜Masahiro Andoh Selection & Remix〜
(2006年)
Wordless Anthology V 〜Masahiro Andoh Selection & Remix〜
(2006年)
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2006年12月6日にリリースされた。

解説

T-SQUAREのベスト・アルバム『Wordless Anthology』シリーズの約7年ぶりの続編。『Wordless Anthology III』に引き続き、リーダーの安藤まさひろが自ら選曲。「BAD BOYS & GOOD GIRLS」と「MAN ON THE MOON」はリミックスバージョンを収録[1]

今作に収録されている作品がリリースされた頃は、初期の頃と似たメンバーの入れ替わりが激しかった時期である。和泉宏隆本田雅人といったプレイヤーが脱退したことにより、スクェアの特色も変わっていったという。だが、新加入したメンバーは、みんな素晴らしい個性やアイディアを持ったミュージシャンで、スクェアに新しい風を吹き込んでくれて、とても刺激になったという[2]

BLUE IN RED』の時は、サウンドをすごく変えたいという気持ちがあり、リバーブの少ない、デッドな音で録っている。サンプリングもこの頃から使い始めており、いろいろなところからサンプリング素材を集めて作曲するのが新鮮だったという[2]

GRAVITY』では、宮崎隆睦難波正司の加入で大きく変化したアルバム。難波が参加してくれたのは、則竹裕之のプッシュが大きかったが、その頃は安藤もゲーム音楽の仕事でたまたま難波と一緒になり、「T-SQUAREやらない?」と声をかけた。難波はプロデューサー業が長かったため、音楽を大きな視点で見られるアイディアマンだと思い、一緒に仕事をして勉強になったという。自分のギターの音色を変えたりして、自分の中でも何かが変わったアルバムだといえるかもしれないという[2]

SWEET & GENTLE』では、宮崎がバンドに馴染んできて、バンドとしてのまとまりがあったという。難波が1作で退団することになり、アルバムのレコーディング前、キーボード奏者のオーディションをしており、その時に則竹が「絶対松本くん(松本圭司)がいい」と言った。実際レコーディングをしていて安藤は、松本は天才だなと思ったという。だがこのアルバムではまだ正式メンバーではなく、松本の才能が炸裂したのは、次作の『T-SQUARE』だろうと述べている[2]

T-SQUARE』は、アレンジや録音も含め、完成度の高いアルバムだったのではないかという。正式メンバーになった松本は素晴らしい曲と演奏をスクェアに残してくれたという。アルバム・タイトルは、ビートルズの『ホワイト・アルバム』のようにしたくてあえて言葉を使わなかったが、ジャケット写真のせいか、何か暗いイメージが拭い去れないのは来るべき事態を予測していたのかもしれないという。結果的にこのアルバムで、バンドとしての「T-SQUARE」は一旦活動を休止し、次作の『FRIENDSHIP』からは、伊東たけしとのユニットに形を変えていくことになる[2]

ブックレットには安藤によるライナーノーツと楽曲解説、2006年までのバンドのバイオグラフィーが収載されている[2]

収録曲

  1. BAD BOYS & GOOD GIRLS (2006 New Mix) - 安藤まさひろ作曲
    アルバム『BLUE IN RED』に収録。アルバム用の選曲会議の時、みんなでデモテープを持ち寄って聴き、この曲のデモをサンプリング素材を集めていき、それまでそういったことをやっていなかったため、みんながすごく盛り上がってくれたという。リリース前のライヴでこの曲を披露したら、すごく受けたのも印象に残っているという。しかし、事情があってアルバムでこの曲だけ違うエンジニアの人の録音だったため、今回リミックスをやり直している[2]
  2. TOOI TAIKO - 則竹裕之作曲
    アルバム『BLUE IN RED』に収録。これは則竹の曲だが、すごく透明感のある、想像力をかき立てるような曲であると述べている。リズム的にもすごくうまくできていて、世界が大きいという。アルバムの中でもこの曲はすごく心に来るなと思い、選曲したという。デモテープを聴いた時にはわからなかったが、実際に演奏してみるとりずむのタイミングが難しく、レコーディングの時に苦労したのを覚えているという[2]
  3. THE SEVEN WONDERS - 安藤まさひろ作曲
    アルバム『GRAVITY』に収録。この曲はもともと歌用に作っていたという。歌の企画はボツになってしまったが、すごく気に入っていた曲だったため、スクェアで作ることにしたという。この頃から、難しいハーモニーはイヤだなという時代に入っており、使っているコードは少ない曲である。ギターのトーンもこの頃から変わってきて、それまでのはっきりと歪んだ音主体から、クランチ系(やや歪んだ)の音を積極的に使うようになったという[2]
  4. SAILING THE OCEAN - 安藤まさひろ作曲
    アルバム『GRAVITY』に収録。韓国では、テレビ番組オープニングテーマ曲に使用されていたらしくすごく人気がある曲である。韓国でライヴを行うときは、必ず演奏リストに入れるという。「SUNNYSIDE CRUISE」(須藤満作曲、アルバム『Welcome to the Rose Garden』収録)もとても人気があり、必ずリクエストされるそうである。韓国での熱いステージを想像して聞いてみてほしいという[2]
  5. PRAISE - 安藤まさひろ作曲
    アルバム『GRAVITY』に収録。ギターとピアノが最初に出てくる曲は初めての試みだったと思うらしい。難波が加入したこともあり、やって見ようかなと思ったらしい。ロックな感じというより、ギターで弾くバラードで、でもハートはロックという。後半部分で長いギターソロを弾いており、それにはすごく苦労したという。レコーディング後は、反省点ばかりが気になって、あまり聴かなかったが、最近(2006年当時)、坂東慧がこの曲をライヴでやりたいと言い出し、安藤は「久しぶりに聴きかえしてみると、結構いいんですよ(笑)」と語っている[2]
  6. EXPLORER - 須藤満作曲
    アルバム『GRAVITY』に収録。このアルバムは全体的にロックに片足を突っ込んでいる感じであり、あまりフュージョンぽくなかったという。だがこの曲だけはフュージョンぽく、難波などはフュージョンを通ってこなかった人だったため、すごく気に入っていたそう。須藤による作曲だが、安藤は「本田節が若干入っているかな(笑)」と語っている。イントロのキメなどがイヤラシイ符割りで、弾いていてリズムが表か裏かわからなくなるという[2]
  7. MAKE IT STONED - 安藤まさひろ作曲
    アルバム『SWEET & GENTLE』に収録。前作『GRAVITY』からの流れがあり、「TRUTH」のような感じのロックとはまたひと味違うロックがやれたら、と思って書いたそう。シンプルなリフレインで曲が出来ていて、ギターもクランチ系の音で、フロントピックアップを歪ませているのが自分としては新鮮だったという。宮崎がこういった曲を吹くのは大変だったと思ったそう[2]
  8. A DAY IN BLUE - 則竹裕之作曲
    アルバム『SWEET & GENTLE』に収録。安藤は本楽曲を、則竹作の名曲だと述べている。「TOOI TAIKO」と似た、彼の個性がすごく出ている曲で、透明感があり、サウンドにも奥行きがあるという。こういった世界観は、他の曲にはあまりないと述べた。則竹によるリクエストにより、アコースティック・ギターでメロディを弾いている[2]
  9. SCRAMBLING - 須藤満作曲
    アルバム『SWEET & GENTLE』に収録。ライヴでは必ず盛り上がる、須藤の得意の“フュージョン”。この曲は本当によくライヴで披露しているそう。盛り上げのところで必要になってくる曲だという。必殺ベースソロが出てくるので、そこでみんなが盛り上がっていく、場面が変わるときのキメの曲だと述べている[2]
  10. A DREAM IN A DAYDREAM - 松本圭司作曲
    アルバム『T-SQUARE』に収録。松本による作曲。彼はいろいろなタイプの曲を書く人で、この曲はアルバムのトップに持ってこれるようなポップな曲で、アルバムの顔になっていると思うそう。デモテープではギターがメロディを取っていたが、それも松本が弾き、あまりに上手くて少しイヤな感じだったという。結局ギターだとイメージが合わず、宮崎がメロディを吹くことになった[2]
  11. MAN ON THE MOON (2006 New Mix) - 安藤まさひろ作曲
    アルバム『T-SQUARE』に収録。アコースティックギターのかき鳴らし系の曲をやりたくて書いた曲だという。宮崎のソプラノ・サックスがすごく良い音で、それがすごく曲にハマったという。この曲はスクェアのライブではあまり披露していないが、安藤のソロプロジェクト「あんみつ」のライブではよく披露するという。オリジナル版では少しだけコンピューターボイスが入っているが、『Wordless Anthology』ということにこだわり、ミックスをやり直している[2]

脚注

外部リンク

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