あしたの少女
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| あしたの少女 | |
|---|---|
| 다음 소희 | |
| 監督 | チョン・ジュリ |
| 脚本 | チョン・ジュリ |
| 製作 |
キム・ドンハ キム・ジヨン |
| 製作総指揮 |
チェ・ピョンホ キム・チョルウ キム・ドンハ |
| 出演者 |
ペ・ドゥナ キム・シウン |
| 音楽 | チャン・ヨンギュ |
| 撮影 | キム・イルヒョン |
| 編集 |
イ・ヨンリム ハン・ジユン |
| 製作会社 |
ツインプラスパートナーズ クランクアップフィルム |
| 公開 | |
| 上映時間 | 135分 |
| 製作国 |
|
| 言語 |
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| あしたの少女 | |
|---|---|
| 各種表記 | |
| ハングル: | 다음 소희 |
| 発音: | タウム ソヒ |
| 日本語読み: | あしたのしょうじょ |
| 英題: | Next Sohee |
『あしたの少女』(あしたのしょうじょ、原題:다음 소희、英題:Next Sohee)は、2022年公開の韓国映画。監督のチョン・ジュリと主演のペ・ドゥナは、映画『私の少女』以来8年ぶりのタッグとなった。第75回カンヌ国際映画祭で韓国映画として初めて批評家週間の閉幕作に選ばれ[2][3]、ソヒ役のキム・シウンは百想芸術大賞など4つの映画賞で新人女優賞を獲得した[4][5]。
2016年、特性化高校の女子学生が、韓国全州市にある大手通信会社のコールセンターに現場実習生として入った。働き始めてから3か月後の2017年1月、学生は自殺した[6][7]。同年3月18日、SBSの調査報道番組『それが知りたい』は事件を取り扱った回を放映した[8]。
2020年末、製作会社ツインプラスパートナーズの代表は「この事件を映画にしよう」とチョン・ジュリに提案した[8]。チョン・ジュリは事件を取り扱った『それが知りたい』を見返し、現場実習の問題に関連する報道記事や討論会の映像、本などを当たった。5か月間、昼も夜もなくシナリオに没頭し、2021年5月に脱稿した[7]。映画の製作が確定すると、チョン・ジュリは自殺した女子学生の父親を訪ね、シナリオを見せた[8]。
前作の『私の少女』(2014年)に主演したペ・ドゥナとは映画を作り終えたあと一切連絡をとっていなかったが、チョンはペ・ドゥナに電子メールでシナリオを送った[9][7]。のちのインタビューでチョンはこう述べている。
「ペ・ドゥナさんを思い浮かべながら、刑事ユジンを描いていきました。彼女がこの役を引き受けるのかどうかはもちろんわからなかった。でもペ・ドゥナという存在があり、初めてユジンという人物を完成できたんです。シナリオをメールで送った後は眠れませんでした」[9]
ペ・ドゥナは翌朝、チョン・ジュリに「私たちまた会いましょう」と電話した[7]。二人は再びタッグを組むことになった。
2022年1月16日にクランクインし[10]、同年2月28日にクランクアップした[11]。全州映像委員会が主管する「2022全北ロケーションインセンティブ事業」の支援を受けて製作され、完山区多価洞通り、全州徳津警察署、全北大学病院葬儀場、松川洞金星葬儀場、完州松光スーパーなど、全州市内の多数の場所でロケ撮影が行われた[3]。
高校生のソヒが働くコールセンターの労働環境は、実際の事件の現場がほぼ忠実に再現された[12]。ソヒの死後にペ・ドゥナ扮する刑事が事件を調べる後半部分はフィクションである[12]。チョン・ジュリはシンガーソングライターのイ・スンファンに電話し、独立系映画のため無料で楽曲を使ってもよいかと頼んだ。その結果、イ・スンファンが2006年に発表した「어떻게 사랑이 그래요」が挿入歌として使用された。
2022年5月26日、第75回カンヌ国際映画祭で上映された。韓国映画として初めて批評家週間の閉幕作に選ばれた[2]。クランクアップからほどない時期だったため、後半部分の編集作業が完成しないままで出品された。この年のカンヌ映画祭はペ・ドゥナが出演した『ベイビー・ブローカー』も上映されたが、ペ・ドゥナは3月3日からザック・スナイダー監督の『REBEL MOON』の撮影のため米国に渡っており、映画祭にはチョン・ジュリとソヒ役のキム・シウンの二人が出席した[13][14]。
日本では、2022年秋に開催された東京フィルメックスに『Next Sohee(英題)』のタイトルで出品され[12]、2023年8月25日に一般公開された[15]。
ストーリー
ダンス好きの明るい高校生・ソヒ(キム・シウン)は、担任教師からインターンシップの実習先として大手通信会社の下請け会社であるコールセンターを紹介される。実習生として働き始めたソヒだったが、過酷なノルマ、顧客からの言葉の暴力、規定外の低賃金労働などに不満を募らせていた。
ある雪の日、ソヒが出社すると指導員のチーム長が自死していた。ソヒは大きなショックを受けたが、会社は実習生を口止めし、業務を継続するよう促し、チーム長の死を問題視することはなかった。
より一層不満を抱えた状態のソヒは会社の方針に反する対応を行い、新たに赴任したチーム長から懲戒処分を言い渡される。学校の就業率に固執する担任教師、娘の悩みを見て見ぬふりする両親、苦しむ姿にも手を差し伸べる人はおらず、ソヒは独りで神経をすり減らしていく。ソヒは真冬の貯水池で遺体として発見された。
ソヒの死を捜査することになったのは、刑事ユジン(ペ・ドゥナ)。ソヒの職場や家族、友人を訪ねていくことで、次第に彼女が見せていた姿、死へと追いやった根深い問題へと迫っていく。