あんぱん饅頭
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誕生背景
あんぱん饅頭は、明治時代に誕生し広く普及したあんパンと、古くから日本の伝統菓子である饅頭の技術が融合して生まれた菓子である。
明治7年(1874年)、東京銀座の木村屋總本店が考案したあんパン[2]は、日本の酒饅頭に使われる「酒種」を用いて作られた[3]。これは、柔らかい生地にあんこを包むという、まさに西洋のパンと日本の饅頭の製法が融合したものであった。翌年には明治天皇に献上され、あんパンは全国的に広まった。
このあんパンの成功により、「あんこを生地で包む」というアイデアが日本人の味覚に強く響いた結果、パンの製法だけでなく、伝統的な饅頭の製法にもこのアイデアが取り入れられるようになった。
「あんぱん饅頭」は、あんパンの見た目とあんこを包む発想を取り入れつつ、饅頭特有のしっとりとした生地(酵母を使わない製法)で作られる菓子として、明治時代以降、各地で自然発生的に誕生し、広まっていったと考えられる。起源については諸説あるものの、これはあんパンの登場が、各地の和菓子職人たちの知識と技術を結びつけ、「和洋折衷」の新たな菓子を生み出すきっかけとなった結果である。
