さそり座オメガ2星

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赤経 (RA, α) 16h 07m 24.3270139738s[2]
赤緯 (Dec, δ)−20° 52 07.551954425[2]
さそり座ω2
ω2 Scorpii
双眼鏡でみたさそり座ω星のイメージ。中央の対がさそり座ω星で、そのうち左下の黄色い恒星がさそり座ω2星。周りの明るい恒星は右上がさそり座β星、右下がさそり座δ星。
双眼鏡でみたさそり座ω星のイメージ。中央の対がさそり座ω星で、そのうち左下の黄色い恒星がさそり座ω2星。周りの明るい恒星は右上がさそり座β、右下がさそり座δ
星座 さそり座
見かけの等級 (mv) 4.32[1]
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α)  16h 07m 24.3270139738s[2]
赤緯 (Dec, δ) −20° 52 07.551954425[2]
視線速度 (Rv) -4.46 km/s[2]
固有運動 (μ) 赤経: 42.337 ミリ秒/[2]
赤緯: -45.086 ミリ秒/年[2]
年周視差 (π) 11.1539 ± 0.1554ミリ秒[2]
(誤差1.4%)
距離 292 ± 4 光年[注 1]
(90 ± 1 パーセク[注 1]
絶対等級 (MV) -0.63[3]
さそり座ω2星の位置(赤丸)
物理的性質
半径 15.5 ± 1.2 R[4]
質量 2.76 ± 0.22 M[4]
表面重力 (logg) 2.50 ± 0.06 cgs[4]
自転速度 3.5 km/s[5]
スペクトル分類 G3 II-III[1]
光度 150+20
18
L[4]
有効温度 (Teff) 5131+78
83
K[4]
色指数 (B-V) 0.84[1]
色指数 (U-B) 0.50[1]
色指数 (R-I) 0.43[1]
金属量[Fe/H] -0.05[3]
年齢 4.8 ± 1.1×108[4]
他のカタログでの名称
さそり座10番星, BD-20 4408, HD 144608, HIP 78990, HR 5997, IRC -20308, NSV 7454, SAO 184135[2]
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さそり座ω2(さそりざオメガ2せい、ω2 Scorpii、ω2 Sco)は、さそり座恒星である[6]見かけの等級は4.32と、肉眼でみることができる明るさである[1]年周視差を用いて距離を求めると、およそ292光年である[2][注 1]

さそり座ω2星は、4分の1離れたところにみえるさそり座ω1と、肉眼二重星を形成する[6]。2つの恒星は距離が全く異なり、偶然同じ方向にみえているだけの見かけだけの関係で、連星ではない[6]

特徴

さそり座ω2星はG型の巨星ないし輝巨星で、スペクトル型はG3 II-IIIとされるが、分類によってはG6ないしG8と、もっと低温の巨星とみなされることもある[1][7]。巨星としてはとりたてて変わったところはなく、赤色巨星枝と水平分枝のどちらに属するかは意見が分かれるところだが、おそらく水平分枝星だろうと考えられる[6][8][4]。その場合、質量太陽の2.8倍程度、半径太陽の16倍程度、表面の有効温度はおよそ5130 Kで、光度太陽の150倍程度、年齢はおよそ4億8千万年と見積もられる[4]。比較的距離の近い巨星であるさそり座ω2星は、干渉計による視直径の直接測定も行われており、そこから求めた半径とも概ね整合している[6]

さそり座ω2星は、エルンスト・ツィナーが整理した観測結果によると、エドワード・ピッカリングによって光度変化が検出され、変光星である可能性があるという[9][10]。その後、狭帯域測光観測色指数の時間変化も観測されたが、変光星総合カタログでは新しい変光星候補にとどまっている[11][10]

名称

アメリカのアマチュア博物学者リチャード・ヒンクリー・アレンによれば、アラビアではさそり座ω1星、ω2星を「サソリの額」を意味するジャバト・アル・アクラブ(Jabhat al ʽAḳrab)という名で呼んでいたという[12]

中国ではさそり座ω2星は、房宿に付属する鈎鈐拼音: Gōu Qián)という星官を、さそり座ω1星と共に形成する[13][14]。さそり座ω2星自身は鈎鈐二拼音: Gōu Qián èr)、つまり鈎鈐の2番星といわれる[14]

脚注

関連項目

外部リンク

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