ばたばた茶

富山県朝日町で生産される茶 From Wikipedia, the free encyclopedia

ばたばた茶(ばたばたちゃ)は、バタバタ茶とも書き、富山県下新川郡朝日町で生産される(後発酵茶、黒茶)。富山県北部と新潟県糸魚川地域で飲まれている。

製法

7月に2番茶を摘んだ後に伸びた茶を9月に小枝をつけたまま摘む(現在は粗揉機を使用)。茶葉を蒸し(現在の製法は蒸製煎茶機械による)、揉んだあとに20 - 24日間発酵させる。茶温が60度に上がると切り返しを行う。煮汁かけは行わない。発酵が済むと、むしろに広げて3日ほど天日乾燥する。

生産

大石貞男によれば、おそらく昔は富山でも作られていたが、この地の気象条件が茶の栽培に適さず、福井県三方郡三方町(現若狭町)からの供給に頼るようになった[1]。しかし、福井県では1976年(昭和51年)に製造をやめたため、富山県射水郡小杉町(現射水市)の荻原氏が製法を伝授され、栽培・製造を復活させた[1][2]

飲用・風習

伝統的には五郎八茶碗という碗で点て[3]、塩を少しいれ茶筅で泡立てて飲む。2本の茶筅を用いるので、ぶつかり合う音からばたばた茶の名が起きたという。

富山県下新川郡朝日町の蛭谷地区では朝、昼の挨拶も「茶飲みにござい」という。

毎月27日の晩に「お待受」という茶会を催した。

近年[いつ?]までは地区に嫁が来ると親戚、隣近所に紅白の餅と黒茶1斤を配る風習があった[4]

糸魚川のばたばた茶葉

糸魚川のばたばた茶

富山におけるばたばた茶は黒茶として加工された茶葉と飲み方双方を指すが、糸魚川においては主として振り茶としての飲み方を指す。その起源は北前船でもたらされた島根県ぼてぼて茶にあると考えられ、茶としてはほうじ茶番茶)を主体に乾燥させた茶の花や煎った大豆そしてカワラケツメイ(豆茶)を鍋で煮たて、塩を混ぜ、茶碗に注ぎ茶筅で泡立てるものになるが[5]、急須や土瓶で淹れて塩を入れず泡立てないで湯呑で飲むこともある[6]

脚注

外部リンク

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