ふくめん
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千切りにして味付けしたこんにゃく(または味付けした糸こんにゃく)の上に、白身魚のそぼろや、細かく刻んだみかんの皮、葱などを区画に分けて盛り付けたもの。多くは、丸い大皿や盛り鉢に中心角90度の扇形を組み合わせた4色の意匠に彩って出される。皆で食べる前に、まんべんなく混ぜてから取り分けるが、混ざった状態では、茶色い、地味な姿に変わる。一人分に盛られたものの場合、すぐに混ぜて食べるのでなく、中心の辺りから、のの字を書くように混ぜてゆき、最後まできれいな姿を残すのが通の食べ方ともいう。
宇和島藩の行事食として伝わったを言われており[1]、鉢盛料理、鯛めん、鱶のみがらし、丸ずしなどとともに[2]結婚披露宴や長寿祝いなどのハレの料理として欠かせない。また、新年会などの宴会料理の一つとしても供される。
見て楽しむことに重きが置かれた料理であり、味は比較的淡泊で、印象は薄い。味付けに少し加える砂糖を除くと炭水化物はほとんどなく、そぼろも油脂を洗い落とした魚肉で作るため、カロリーは極小で、適度にタンパク質が摂れる健康的な料理である。