ふなやきは筑後地域で古くから伝わる小麦粉を使ったおやつである[4]。水に溶いた小麦粉を丸く薄く焼き、具を包む[4]。
具は、おやつとして食する場合には黒砂糖を入れ、高菜漬けや味噌を入れて軽食や酒の肴にすることもある[4]。
筑後川流域の平坦部では昔から小麦の生産が盛んであり、手軽につくれるふなやきがよく食べられていた[4]。
佐賀県みやき町三根地区では古くから食されており、ふな焼き、ぶっつ焼きとも呼ばれる[5]。
熊本県高森町でも古くから各家庭で作られており、ふ菜やきと呼ぶ[6]。おもてなし料理としても食されており阿蘇高菜を具にする[6]。
名称の由来については以下の様な説がある。
- 「ふな」は「船」の意であり、底面が湾曲した鉄鍋で生地を焼いて、半分に折ると船のような形状になることが、名称の由来[4]。
- 室町時代の文献である『親元日記』に記載されている麩焼(ふのやき)が転じたもの[6]。
- 船の上で焼く即席料理ということから[6]。