まっ黒なおべんとう
From Wikipedia, the free encyclopedia
あらすじ
広島県の農村部に生まれ、歯科医を志す13歳の少年、折免滋は1945年8月6日、自宅の畑の家庭菜園で採れた米と麦と大豆で作った炊き込みご飯、大根とジャガイモの油炒めを母・シゲ子に弁当箱に詰めてもらった。決して豊かな食事ではなかったものの、家庭菜園で採れた野菜と穀物を食べられることに対し、滋はとても嬉しがっていた。しかし午前8時15分、爆心地点から600m離れた場所の作業場で、滋は弁当箱と水筒を抱えながら被爆する。弁当の中身は熱線によって炭化してしまった。変わり果てた滋の亡骸を前に、シゲ子は弁当すら食べることも出来ずに息絶えた息子の死を嘆き悲しむのだった。
書籍情報
- 『まっ黒なおべんとう』新日本出版社、1989年8月1日 ISBN 4-406-01757-7 ISBN 978-4-406-01757-2