アカハナグマ

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アカハナグマ
アカハナグマ
アカハナグマ Nasua nasua
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 LC.svg
Status iucn3.1 LC.svg
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 食肉目 Carnivora
: アライグマ科 Procyonidae
: ハナグマ属 Nasua
: アカハナグマ N. nasua
学名
Nasua nasua (Linnaeus, 1766)[2]
シノニム[3]

Viverra nasua Linnaeus, 1766

和名
アカハナグマ[4][5]
英名
Brown-nosed coati[2]
Ring-tailed coati[5]
South American coati[3]
Southern coati[5]
分布域。これに加え、アンデスの西側からも数個体の報告がある。

アカハナグマ (赤鼻熊[6]学名Nasua nasua) は、食肉目アライグマ科ハナグマ属に分類される哺乳類。南米に分布する。体重2–7.2 kg、全長85–113 cmになるが、全長の半分は尾が占める[7]。体色は個体差が大きく、尾の縞模様は薄れることもある。だが吻部は白くならず、この点で中米に分布するハナジロハナグマと区別できる[7]

南米の熱帯から亜熱帯域に広く生息する。分布域は主にアンデス山脈より東の低地で(一部、標高2500mで見られる地域もある)北はコロンビアガイアナから、南はウルグアイ・北部アルゼンチンまで。南米の国家ではチリにのみ自然分布しない[1][7]ロビンソン・クルーソー島に移入されている[1]

アンデス西部での分布域については多少の混乱があるが[8]、エクアドルの西部、コロンビアの北部と西部から本種の記録がある[9][10]ハナジロハナグマは、南米では唯一、コロンビア北西部、パナマとの国境に近いウラバ湾からの記録があるのみである[9][10]ヤマハナグマ属 Nasuella は本種より体が小さく、より標高の高い地域に分布するが、その分布域は本種と大きく重なっている[11]

形態

頭胴長(体長)41 - 67センチメートル[4]、尾長32 - 69センチメートル[4]、肩高30センチメートル[4]、体重オス4 - 5.6キログラム・メス3.5 - 4.5キログラム[5]。顔面や吻は暗色で、目の上下や頬に白斑がある[5]

生態

橙赤色の個体。体色は個体差が大きい[7]

森林に生息する[4]昼行性で、地上・樹上双方で生活する[12]雑食性で、主に果実無脊椎動物・他の小動物・鳥の卵などを食べる。果実を求めて高木に登る、吻で地面を掘る、石を裏返す、鉤爪で倒木を裂くなどの様々な方法で餌を探す[12]

メスは"bands"と呼ばれる15-30匹の大きな群れを作るが[12][13]、成獣のオスは繁殖期を除いて単独で生活する[4]。生態が異なるために、かつてはオスは別の種だと思われ、現在も用いられるcoatimundiという別名が付けられた[2][4]。雌雄共に縄張りは持たないため、生活圏は重なることもある[13]

群れの個体は、小さく鼻を鳴らすことでコミュニケーションをとる。警戒音はこれとは違い、大きな唸り声やクリック音である。警戒音を聞いた個体は木に登り、その後落下して逃げ散る[12]。天敵としてはキツネジャガージャガランディイヌ・人間などがある[14]

木の上で眠ることが多い[12]

野生での寿命は7年程度だが、飼育下では14年ほど生きる[13]。長期飼育として17年8か月の生存記録がある[5]

繁殖

メスは果実が熟する時期に、全個体同時に発情する。メスは複数のオスと交尾し、77日の妊娠期間の後[13]、2-4匹の仔を産む。仔は樹上に作った巣に入れられ、4–6週育てられる。メスはこの間、群れを離れる[12][13]。メスは自身の生まれた群れに残る傾向があるが、オスは3年ほどで群れから出る[13]

分類

脚注

外部リンク

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