アシボソ属
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種と分布
分類など
本属と最も似ているのはミヤマササガヤ属 Leptatherum のもので、日本にはミヤマササガヤ L. nudum など3種が分布する[3]。基部近くの茎が這い、葉は線形よりは幅広くて長くなく、花序は小穂の並ぶ花序枝が小数、花茎の先端近くから掌状に出て、その節毎に1対の同型で稔性のある小穂をつけ、小穂の第2小花の護頴に芒があることなど多くの点で共通している。違いとしては花序枝が有毛か無毛か、雄しべの数が3個か2個か、と言った点が挙げられる[4]。この属のものは花序枝が細く繊細なので区別はたやすい。
なお、この属は最近まで本属に含められていたもので、時に本属の中で節として扱われてきた[5]。しかし分子系統の情報からこれらと本属の他のものとが異なる系統に属する、との判断がなされるようになり、分離された。本属とこの属とはともにヒメアブラススキ連に含まれるものの、その内部での系統関係はかなり遠く、本属と姉妹群を成すのは Chionachne 、チガヤ属 Imperata 、トウモロコシ属 Zea の3属で、本属を含むこれらの属と姉妹群となるのがジュズダマ属 Coix と、本属とはあまりにも形態の異なる群の、しかもイネ科の中でもとびきり特殊化の進んだ連中に近いことになっている。
経緯
本属は当初には Trinius によって1832年に記載されたが、この名は既に使われていたために、後に Nees が1836年に M. willdenovianum をタイプ種として記載したものである[6]。ただしこの種は現在のアシボソとされている。2009年にはC. -H. Chien et al.(2009)によって上記のミヤマササガヤ属が本属から分離独立することになった。
日本の種
- Microstegium アシボソ属
- M. fasciculatum オオササガヤ
- M. glabratum ハマササガヤ
- M. vimineum アシボソ
この内でアシボソは日本全土に見られる普通種であるが、他の2種は南西諸島でしか見られないものである。