雪崩がよく発生する30~50度の傾斜面においては、頻発する雪崩によって岩肌が擦りみがかれ凹型の樋状通路が地形を形成する。このような地形が無雪期において岩肌を露出する。
日本では、東北地方から近畿地方の積雪量の多い主に日本海側において、本地形が確認されている。特に、福島県西部から新潟県にかけての第三紀層で構成される標高1,000m前後の山地には、全層雪崩の侵食作用が卓越することによって形成された浅いU字型の横断面形をもつアバランチシュートが密に分布している[2]。
カタカナでの表記は、avalanche chuteを英語読みしたものであるが、語源はフランス語であり、avalanche[avalɑʃ]は「雪崩」、chute[ʃyt]は「落下」の意である。