アマルガス号事件
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2001年1月14日(台湾時間、UTC+8)、ギリシャ船籍の貨物船アマルガス号(Amorgos、35000トン)が鉄鉱石を満載しインドから中国大陸に向けて台湾南部の海域を航行中、エンジントラブルに見舞われ航行不能となり、12時間の漂流の後20時頃に墾丁の海域で座礁した。事故発生の報告を受けた台湾交通部と国軍は直ちに救助活動を展開し、23時に船上に取り残された船員25名全員を救助した。翌15日、花蓮港務局に災害対策本部が設置され、漏油対策の準備に着手すると共に船主及び保険会社に対し善後策の要請を行なった。
18日、アマルガス号の船体に亀裂が発生し燃料漏れが発生した。環保署は直ちに2000年10月に成立した『海洋汚染防治法』の規定に従い花蓮港務はアマルガス号船員の出国を制限した。
事件の経過
海洋汚染の被害を受けた龍坑生態保護区は交通の便が悪く、また珊瑚礁の群生地であったことから珊瑚礁及び岩石に重油が入り込み、また東北の季節風の時期に当り海上は時化模様であり、協力のため出港した中油公司の船舶がアマルガス号に接近できないなど海上での行動に大きな支障を来たした。そのため環保署は軍の出動を要請したが、軍船舶も時化のため出港できず、僅かに海岸で人力による善後策が講じられるに過ぎなかった。そうした中でも船主がチャーターした救難船により2月3日までに217.6トンの流出重油が回収された。
2月6日、環保署は複数の行政組織による対策チームを組織し、内政部、交通部、国防部、海巡署、農委会、屏東県政府、中油公司などと協力し対策計画と関連の協議を行なった。
海岸の重油汚染は2月16日まで合計1万人を投入し462トンを除去した。2月17日から3月24日までは2千人を投入し礁岩の重油除去を行い513トンを除去、更に3月25日から5月18日にかけて3万5千人を投入し高圧放水により549トンを除去するなど、合計3500トンの重油除去を行なった。
船主による船舶に残された燃料除去作業は3月、5月、6月に行なわれ、合計148.8トンを撤去し6月12日に完了した。燃料除去作業完了以前、屏東県政府は船会社に対し1日当り150万NT$の罰金を課し、それは98日にも及んだ。
重油除去及び燃料撤去作業完了後、交通部は7月2日に事故海域の事故船舶撤去チームを組織した。積荷の鉄鉱石を除去し、10月16日にアマルガス号を水深1000メートルの海域に移動させた上で沈没させ作業を完成させた。