アントニア・フレーザー
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来歴
ロンドン生まれ。オックスフォード大学レイディ・マーガレット・ホール校卒。イギリス史を題材にした作品を執筆しており、『スコットランド女王メアリ』で1969年度のジェイムズ・テイト・ブラック記念賞を、『信仰とテロリズム―1605年火薬陰謀事件』(1996年)で、セント・ルイス・リテラリー・アウォードとCWA賞・ゴールドダガー賞(ノンフィクション部門)を受賞した。
2001年に公刊した『マリー・アントワネット』は『映画 マリー・アントワネット』(ソフィア・コッポラ監督、2006年公開)の原作にもなった。
一方で歴史家デイヴィッド・スターキーには「おとぎ話の語り直しに過ぎない」と痛烈に批判されている。
前夫は政治家のヒュー・フレイザーで、その娘フローラ・フレイザーも伝記作家として活動中である。従妹に政治家ハリエット・ハーマンがいる。2人目の夫である劇作家ハロルド・ピンターは、2005年にノーベル文学賞を受賞し、2008年末に長期の闘病生活を経て亡くなった。2010年に夫ピンターの回想記を出版した。
主な日本語訳書
- 小説
- 尼僧のようにひそやかに(北見麻里訳、早川書房「ハヤカワ・ポケットミステリー」、1978年)
- 野生の島(北見麻里訳、ハヤカワ・ポケットミステリー、1979年)
- 赤い絵は見ている(北見麻里訳、ハヤカワ・ポケットミステリー、1983年)
- 哀しみのカーテンコール(北見麻里訳、ハヤカワ・ポケットミステリー、1985年)、各:ジマイマ・ショア・シリーズ
- 歴史作品
- マリー・アントワネット(野中邦子訳、ハヤカワ文庫NF(上・下)、2006年)
- スコットランド女王メアリ(松本たま訳、中央公論社、1988年/中公文庫(上・下)、1995年)
- ヘンリー八世の六人の妃(森野聡子・森野和弥訳、創元社、1999年)
- 信仰とテロリズム 1605年火薬陰謀事件(加藤弘和訳、慶應義塾大学出版会、2003年)
- おもちゃの文化史(和久明生・菊島章子訳、玉川大学出版部、1980年)
- その他
関連項目
- ケーキを食べればいいじゃない - 一般にはフランス王妃マリー・アントワネットの逸話として認識されるが、アントワネット自身の発言としては記録に残っていない。フレーザーもまたアントワネット説を否定し、マリー・テレーズ・ドートリッシュが発言者であると主張。
