イシク・クル
キルギスのイシク・クル州にある湖
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概要
長さ182 km、幅60 km。面積は6,236 km2。周囲は688 kmで、琵琶湖の9倍。最大深度は668 m。標高は1,606 mという高地にある。周囲から流れ込む河川は存在するが、イシク・クルより流出する河川は認められない。塩分濃度は0.6 %程度である。透明度は20 mを超える。数少ない古代湖の一つであり、世界で2番目に大きい高山湖である[4]。
標高が高く、冬季は厳寒の気候であるが、夏の水温は20度、冬の水温は3度程度であり、塩分濃度が比較的低いにも拘らず、冬でも結氷しない。原因は不明だが、これは湖底から温泉が湧き出ているためという説がある。
イシク・クル周辺には多数の鉱山が存在し、また、ソビエト連邦時代の湖畔には魚雷の試験場があったため、外国人の立ち入りは禁じられていた[5]。しかし、キルギスが独立した後、湖は貴重な観光資源として活用が行われている。
昔の文献によると、この湖には少なくとも16世紀頃までは島が有り、更にその島には城が存在していたという事だが、今はその面影は全く無い。湖底には、多数の遺跡が水没している事が確認されている。湖畔の砂浜には陶器など、湖底遺跡から流れ着いたものが打ち寄せることが有る。なぜ遺跡が存在するかは未だに謎である。この件に関しては何度か潜水調査が行われ、遺跡は1つではなく、様々な時代の遺跡が水没している事が判明した。その内の1つに、かつて湖畔に存在したという烏孫の赤谷城がある。
毎年冬にカオジロオタテガモを含む最大70,000羽の渡り鳥が渡来し、湖中には7種の固有種を含む28種の魚類が生息している[6]。2001年にユネスコの生物圏保護区に[4]、2002年にラムサール条約にそれぞれ登録された。ソ連時代の1976年にもラムサール条約に登録されたが、1990年7月4日にモントルーレコードに追加された[6]。