イセヒカリ

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「イセヒカリ」ポット成苗自然栽培
新潟県南魚沼市姥沢新田 2014.06.01
「イセヒカリ」の田植え 2014.06.15
魚沼イセヒカリの収穫 2014.10.12

イセヒカリは、コシヒカリ突然変異種といわれる。1989年伊勢神宮神田で発見された。1996年1月16日、酒井逸雄少宮司皇大神宮御鎮座二千年を記念して「イセヒカリ」と命名。現状では未品種登録で各県の奨励品種にはなっていないが、硬質米タイプのため、その由来(皇室米)からもコメ輸出向きの品種と寿司米・神酒米に期待される[1][2]

育成経過

1989年、伊勢地方を台風が2度襲った。被害を受けた神宮神田[3]「西八号田」のコシヒカリは完全に倒伏したが、中央に2株並んで直立している稲があることを神田事務所の森晋(作長・神田管理責任者)[4]が発見し、試験栽培を試みる。

普及

  • 1995年平成7年) - 岩瀬平 [5][6][7](山口イセヒカリ会代表・元山口県農業試験場長)と山口県の篤農家4名が試験栽培を始める[8]
  • 1996年(平成8年)- 4月12日、山口県神社庁長に酒井逸雄少宮司より「イセヒカリ種籾」3升が授けられた[9]。神宮神田2町9反のうち水田3枚(45アール)で本格栽培され、神宮祭から神前に供された。
  • 1997年(平成9年) - 神宮は「門外不出」としてきた先例を改め、種を各地の神社に下賜された。
  • 2002年(平成14年)- 12月5日、山口イセヒカリ会吉松敬祐により、平成8年から系統選抜した8系統の中から系統番号2号(イセヒカリ2号)を「イセヒカリ原種」として扱うことを藤岡神宮少宮司が了承[10]
  • 2005年(平成17年)- 3月11日商標登録第4846128号 (株式会社 陽光)[11]
  • 2011年(平成23年)- 11月、山口商工会議所は「山口アクティブエイジングシティ構想」で「イセヒカリ」を山口県のブランド米として育成することを提案[12]
  • 2013年(平成25年)- 出雲イセヒカリ会が発足[13]

生育・特性

中生(なかて)でコシヒカリよりもが太く、下位節間が短いので耐倒伏性が強い。二次枝梗籾数が多く多収で耐病性もあり、甘味はコシヒカリ以上。蛋白質は低く硬質米であるため酒米にも向いている[14][15][16][17]。炊飯には十分に水に浸すこと。寝る前に仕掛けて朝炊いた昔の炊き方(6時間は水に浸す)が基本になる。

原種管理

  • 岩国イセヒカリ会(山口県岩国市 事務局長:佐古建彦)[18][19]
    • 種籾生産者 吉松敬祐[20](山口イセヒカリ会)

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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