イソコツブムシ

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イソコツブムシ
CとDがイソコツブムシ(Gnorimosphaeroma rayi
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
亜門 : 甲殻亜門 Crustacea
: 軟甲綱 Malacostraca
: 等脚目 Isopoda
: コツブムシ科 Sphaeromatidae
: イソコツブムシ属 Gnorimosphaeroma
: イソコツブムシ G.rayi
学名
Gnorimosphaeroma rayi
Hoestlandt, 1969[1]

イソコツブムシ(磯小粒虫[2]、学名:Gnorimosphaeroma rayi)は、日本各地の岩礁海岸の潮間帯で普通にみられるイソコツブムシ属の一種。他のイソコツブムシ属と異なり第1胸脚基節内縁角には6本以上の剛毛が生えていることで区別可能であるが、これを確かめるのは著しく困難なものである。日本国内において単にイソコツブムシというと本種を指すが、イソコツブムシ属のタイプ種は本種ではなく、Gnorimosphaeroma oregonenseである。

日本本土でみられるほか[3][1]北太平洋で広くみられる種で、台湾より北の東アジア沿岸、シベリアの太平洋側沿岸、アリューシャン列島カリフォルニア湾以北の北アメリカの太平洋沿岸(なお一部沿岸は移入による分布域と考えられる)[1]ハワイに分布する[4]。いくぶん外洋性の高い潮間帯に多い[3]デトリタスを食べるとされる。

形態

体長は12.5 mm以下で、体色はさまざま[3]、体の形状は卵型で[4]、体長は体幅の1.8倍であり[3]、幅が最大になるのは第5胸節である。第1胸節は前方に突出し、頭部の側縁を覆うように凸状になっている。側縁はほぼ平行。背表面は滑らかで、色素体が散在している[4]。第2腹節には2対の不完全な縫合線があり、前方の線は中央に寄っている[4]。前方は後方より長い[3]

左右の触角は基部で離れている。第1触角は第1胸節に達する程度の長さ。第1触角は、柄節が3節、鞭節が10-13節。第2触角は第1胸節の半分に達する程度の長さ。第2触角は柄節が5節、鞭節が10-14節[3]

大顎において、門歯状突起は4つ、剛毛は右が7本で左が3-5本、可動葉片は3つであるがキチン質ではなく、臼歯状突起は幅広い。触肢の第2節には8本の剛毛、第3節の内縁には11本の剛毛がある[3]

第1小顎内肢底節内葉に4本の長い羽状剛毛[3]1本の短い剛毛がある[4]。第1小顎基節内葉に11本の歯があり[4][3]、6本の先端は鋸歯状[4]。第2小顎は底節内葉に11本、基節内葉に15本の歯状の剛毛がある[3]

顎脚基節内葉側縁には1つの鉤刺がある。顎脚鬚は5節で第2-5節の間は大きく切れ込んでいる[3]。第1節に剛毛はない。第2節の内縁に2本の剛毛、外縁角に5-8本の長い剛毛がある。第3節の内縁に15-16本の剛毛、外縁角に3本の剛毛がある。第4節の内縁に13本の剛毛、外縁に3本の剛毛がある。第5節の縁の周りに15本の剛毛がある[4]

第1胸脚基節内縁角に6-8本の剛毛がある。腕節外縁末端に7-10本の剛毛をもつ。第2胸脚前節はやや膨らむ[3]

オスの第2腹肢内肢の交接針は比較的短い。腹尾節後端は丸みを帯びる。尾肢外肢内肢が明瞭にみられ、外肢の長さは内肢の約79-77%。[3]

研究史

脚注

関連項目

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