イタヤラ
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| イタヤラ | ||||||||||||||||||||||||
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| 保全状況評価[1] | ||||||||||||||||||||||||
| VULNERABLE (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | ||||||||||||||||||||||||
| 分類 | ||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||
| Epinephelus itajara (Lichtenstein, 1822) | ||||||||||||||||||||||||
| シノニム[2] | ||||||||||||||||||||||||
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| 英名 | ||||||||||||||||||||||||
| Atlantic goliath grouper |
イタヤラ (学名:Epinephelus itajara)は、ハタ科に分類される魚類の一種。硬骨魚類の中で最大の種のひとつ。
歴史的には「jewfish (ユダヤ人の魚)」と呼ばれてきた[3][4]。語源は不明だが、1697年に使用されていたことが確認されており、1996年に評価を行った結果、ユダヤ人に対しての風刺に関連していると結論づけられ、本種がカシュルートとみなされているから、という解釈には裏付けがほとんどなかった[5]。他にはイタリア語で「底魚」を意味する「giupesce」に由来する説や、「jawfish (顎の魚)」の発音が変化した説などがある[4]。1927年、抗議活動を受けてニューヨーク水族館は本種の名前を「Junefish」とした[6]。2001年、米国水産学会は「jewfish」が差別的な名称であるとの指摘を受け、本種の名前を「goliath grouper」に変更した[4][7]。
分布と生息地
フロリダ州北東部から南はメキシコ湾とカリブ海を通り、南アメリカ大陸のブラジルまでの西大西洋、セネガルからカビンダまでの西アフリカの東大西洋に分布する[2]。メキシコからペルーまでの東太平洋の個体群はPacific goliath grouperとして独立した[2]。水深1 - 100 mで観察されている[1]。成魚は通常岩礁、難破船、人工礁、石油プラットフォームに生息し、サンゴ礁では稀[8]。幼魚は主にマングローブ林に生息するが、その付近の水路でも見られる[9]。マングローブ林は本種の重要な生育場所として機能しており、持続的な個体群を育成するには、適切な水条件が必要である[10]。幼魚はマングローブ林に5 - 6年間留まり、体長約1 mに成長すると、より深い沖合の生息地に向けて出発する[10]。
形態
生態
保全
乱獲と産卵集団の捕獲に対して脆弱である[12]。幼魚は悪天候など、環境の影響を受けやすい[16]。特に高齢の雄では、体内の水銀濃度が高いと肝障害や死亡につながり、卵の生存率が低下する可能性もある[17]。本種の重要な生育環境であるマングローブ林の環境悪化により、幼魚の生存が脅かされている[1]。2011年には近絶滅種とされたが、2021年に絶滅危惧種となった[1]。 2016年の評価では、1950年から2014年までに個体数が約33%減少したことが示された。1990 年以降は米国の本土水域で、1993 年以降は米国のカリブ海域で、漁獲が完全に一時停止され、捕獲してもすぐに放流することが定められている[1]。
2021年10月、エバーグレーズ国立公園から最大50匹、全体で年間200匹の漁獲を許可することが提案された。パームビーチ郡南部からキーズの大西洋岸までを除くすべての州水域で娯楽漁業が許可されることになる[18]。この提案は2022年3月に承認され、抽選システムを通じて年間200件の許可を発行することが計画されており、2023年春から施行された[19]。
