イナトウヒレン

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イナトウヒレン
長野県大鹿村 2022年9月中旬
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : キク上類 Superasterids
階級なし : キク類 Asterids
階級なし : キキョウ類 Campanulids
: キク目 Asterales
: キク科 Asteraceae
亜科 : アザミ亜科 Carduoideae
: トウヒレン属 Saussurea
: イナトウヒレン
S. inaensis
学名
Saussurea inaensis Kitam. (1940)[1]
和名
イナトウヒレン(伊那唐飛廉)[2]

イナトウヒレン(伊那唐飛廉・伊那塔飛廉、学名:Saussurea inaensis)は、キク科トウヒレン属多年草[3][4]

は直立し、細く、高さは40-120cmになる。茎に翼が無く、基部は紫色を帯び、上部は2-4回分枝する。根出葉は花時にも存在する。茎の下部につくや根出葉の葉身は革質で少し光沢があり、狭卵形でややほこ形になり、長さ7-10cm、幅1.5-3cm、先は鋭突頭、基部は浅い心形から円形、切形になり、縁には微凸な鋸歯があり、葉柄は長さ3-5cmになる。茎の中部以上につく葉の葉身は、線状披針形になり、基部に短い葉柄があるか無柄になる[2][3]

花期は8-9月。頭状花序は茎先または枝先に2-6個が散房状にまばらにつき、頭花の径は10-15mmになる。総苞は長さ11mm、径5-7mmになる狭筒形で、くも毛がある。総苞片は8列あり、圧着し、縁は紫褐色になり、総苞外片は卵形で長さ2mm、先端はごく短い尾状になる。頭花は筒状花のみからなり、花冠の長さは10-11mm、色は淡紫紅色になる。果実は長さ3mmになる痩果になる。冠毛は2輪生で、落ちやすい外輪は長さ2-3mm、花後にも残る内輪は長さ8mmになる[2][3]

分布と生育環境

日本固有種[5]。本州長野県伊那市および下伊那郡大鹿村に特産し、超塩基性岩地である蛇紋岩地の夏緑林の林縁や林間の草地に生育する[4][3]

名前の由来

和名イナトウヒレンは、「伊那唐飛廉」「伊那塔飛廉」の意で、タイプ標本の採集地が長野県下伊那郡大鹿村であることに由来する。植物学者北村四郎 (1940) による命名である[2]

種小名(種形容語)inaensis は、「伊那の」の意味。

種の保全状況評価

Status jenv VU.svg
Status jenv VU.svg

都道府県のレッドデータ、レッドリストの選定状況は次の通り[6]。長野県-絶滅危惧IB類(EN)。

ギャラリー

超塩基性岩地のトウヒレン属

脚注

参考文献

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