インスタント茶
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概要
お湯を注ぐだけで入れたての茶が飲めるため、主にオフィス内の自動給茶機や外食チェーン店で使用されている。2020年現在の年間生産量は約1800トンとされ、茶全体の約6%を占めている。
茶葉の廃棄物が出ないため、リーフパック式(お茶葉のパック)に替わって普及している。
歴史
製法
インスタント茶の製法にはスプレードライとフリーズドライの2種類があるが、大量生産に有利なスプレードライ法が主流になっている。
スプレードライ法
高温の乾燥筒の中に、高温の茶液を噴霧して素早く乾燥させる方法で、使われる装置は一般的に「気流乾燥装置」と呼ばれる。製品は微粉状となる。冷たい水にも溶けやすいという利点があり量産性が高いが、製造時の熱によって香味をやや損ないやすい(製造時の熱は熱風中に数秒間ブロー乾燥させたのちすぐに冷却される程度のものである)。ただし、香味の損耗については製造工程の改善もあり極端なものではない(噴霧乾燥を参照)。
フリーズドライ法
フリーズドライは「真空凍結乾燥技術」のことで、予め加熱や味付け等の処理をした、もしくは水分を含んだ食品や食品原料を-30℃程度で急速に凍結し、さらに減圧して真空状態で水分を昇華させて乾燥したもの[11]。製造に手間がかかるためやや量産性に劣る。このため、スプレードライ法の製品より価格は高めである[12]
→「フリーズドライ」を参照
フリーズドライによるメリット
- 常温で長期保存ができる
- 低水分(一般的に5%以下)であるため軽く、輸送性が高い
- ビタミンなどの栄養成分や風味の変化が少ない
- 収縮や亀裂などの形態の変化が少ない
- 多孔質で水や熱湯が侵入しやすいので、復元性・溶解性がよい

