インドアマガサ

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インドアマガサ
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 LC.svg
Status iucn3.1 LC.svg
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
: コブラ科 Elapidae
: アマガサヘビ属 Bungarus
: インドアマガサ B. caeruleus
学名
Bungarus caeruleus
(Schneider, 1801)
英名
Common krait
Indian krait
分布域

インドアマガサ[2](学名:Bungarus caeruleus)は、コブラ科に分類される毒蛇の一種。南アジアに固有であり、インドパキスタンバングラデシュスリランカネパールに広く分布する。草原、農地、住宅地など、幅広い環境に生息する。夜行性であり、全長は通常0.9-1.2m。体色は黒または青みがかった黒で、細く白い横縞が入る。強力な神経毒を持ち、四大毒蛇のうちの一種である。南アジアにおいて、危険なヘビ咬傷の主な要因の一つとなっている[3]

南アジア、主にインド亜大陸に分布する[4]インドパキスタン[5]バングラデシュ[6]スリランカネパール[7][8]、おそらくブータンで記録がある。西はアフガニスタン、おそらくイランの一部まで分布する。アンダマン諸島ニコバル諸島でも見られる[1][9][10]

平地から山地まで[4]、低木林、草原、農地、半砂漠、岩場、庭など、幅広い環境に生息する。プランテーションや農地など、人工的な環境にも多い。シロアリの塚、ネズミの巣穴、瓦礫の下などによく隠れている。川や池など、水場の近くで見られることが多い[1][3]

生息地への適応力が高く、農村では齧歯類が多いためよく見られる。モンスーンの季節には、隠れ場所や獲物を目的として人家に侵入することが多い。生息地の分断や駆除が起こっているものの、適応力が高いため個体数は安定している[1]

形態

全長は通常100cm、最大で175cm[4][9]性的二形があり、雄は雌よりも大きくなる。頭部は平たく、首との境界は不明瞭である。体は円筒形で、尾に向かって細くなる。尾は短く丸い。目は小さく、瞳孔は丸い。頬板を持たず、下唇板は4枚である。3-4番目の眼上板は眼と接している。鱗には強い光沢があり、背鱗列は15-17列である。脊椎板は大きく、六角形である。腹板は185-225枚、尾板は37-50枚である[11]。体色は黒色または青みがかった黒色で、約40本の細く白い横縞が入る。この縞は体の前方では不明瞭か、全く見られない。若い個体では模様は明瞭で、前部の縞も目立つ。老成個体では縞模様が斑点となる場合があり、脊椎部では特に顕著である。眼の前方に白い斑点が入ることもある。上唇と腹部は白色である[4][11]

生態

夜行性であり、夜間に活動的に動き回って獲物を狩る。日中はネズミの巣穴やシロアリの巣、瓦礫の下などに隠れているため、見つけるのは難しい。毒は強力だが、攻撃性は低い。脅威を感じると、体を巻いて頭を隠し、防御姿勢をとる。体を平たくし、動き回ることで警告する。刺激しない限り滅多に咬み付かないが、夜間には攻撃的になる場合がある。地面に寝ている人が咬まれることがよくある[3]。この行動が防御目的か捕食目的かは不明である[12]

食性

主に他のヘビを捕食し[13]、他のアマガサヘビや、クサリヘビといった毒蛇であっても獲物となる[14]。小型の齧歯類トカゲ鳥類カエルも食べる[15]共食い[16]腐肉食を行うことが知られている[17]。幼蛇は節足動物メクラヘビ科を捕食する。

繁殖と成長

卵生であり、落ち葉や巣穴に5-15個の卵を産む。雌はヘビの中でも珍しく、孵化までの約60日間卵を守る。幼蛇は孵化すると自立し、既に毒を持っている。雄同士は闘争(コンバット)を行う[3][12]

咬傷と毒性

出典

関連項目

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