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ウィスコンシン大学

アメリカの州立大学システム From Wikipedia, the free encyclopedia

ウィスコンシン大学(University of Wisconsin)は、アメリカ合衆国ウィスコンシン州の州立大学システムである。

設立年 1848, 1866, 1971
学長 ジェイ・ロスマン[1]
学生総数 160,782[2]
概要 種別, 設立年 ...
ウィスコンシン大学システム
種別 州立大学
大学システム
設立年 1848, 1866, 1971
学長 ジェイ・ロスマン[1]
学生総数 160,782[2]
所在地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ウィスコンシン州マディソン
キャンパス 13 universities
13UWカレッジ
UW–エクステンション
公式サイト Wisconsin.edu
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概要

1848年に制定された設立法(州法)により、翌1849年に州都マディソンに創設された大学が最初である[3]。その後、州内各都市に分校を設立、1971年にはウィスコンシン州立大学 (Wisconsin State University) を併合し、現在ではウィスコンシン大学システムとして、主要な研究大学であるマディソン校とミルウォーキー校の2校を含む13の総合大学および7つの支部キャンパスで構成する。大学システム全体で、学生総数16万人以上[4]、教職員数41,000名を数える、全米でも有数の規模の大学システムである[4]。 ベトナム戦争中のダウケミカルの学内リクルートに端を発した反戦運動が、全米に拡大し、ベトナム戦争の終結を早めたといわれる。[5]

ウィスコンシン・アイディア

ウィスコンシン州では、州政府は州民が高等教育を受ける機会を平等に与える義務を負う[6]、とされている。州民は州内のどの地域においても高等教育を享受し得るべきであり、州民全体の教育レベルの向上が、産業(農業・工業)や科学の発展、医療や福祉の充実などに貢献し、結果として州民の生活レベルを底上げし、豊かさをもたらす、との考えに立脚している。これは、大学キャンパス(分校)の増設やカリキュラムの拡充を経て「ウィスコンシン大学システム」へと発展した所以である。この教育哲学は「ウィスコンシン・アイディア」 (Wisconsin Idea) と呼ばれ1904年に提唱された[7]。現在では、数多くの州がこの考え方に基づいて州立大学の運営を行っている[8]。

マディソン校

「ウィスコンシン大学」と呼称する場合は、本校であるマディソン校 (University of Wisconsin–Madison) を指す。マディソン校は、ミシガン大学アナーバー校、バージニア大学、ノースカロライナ大学チャペルヒル校、カリフォルニア大学バークレー校などと並び、最有力公立大学の総称であるパブリック・アイビー (Public Ivy)の一角を占める。 世界屈指の研究機関として高く評価されており、『U.S. News & World Report』の2026年版全米大学ランキングでは総合36位(公立大学の中では12位)にランクインしている[9]。博士課程まで進む学生が多く、全米科学財団(NSF)傘下の統計機関、NCSES(国立科学工学統計センター)のSurvey of Earned Doctoratesの2024年の調査によれば、博士授与者 (Ph.D.) の人数は全米4位である[10]。

体育会は全米大学体育協会 (NCAA) 1部リーグ(Division I) のビッグ・テン・カンファレンス (Big Ten Conference) に所属[11]し、全米選手権では男子アイスホッケーの6度の優勝[12]をはじめとして数多くの種目で全米チャンピオンに輝いている。

マディソン郊外の西15マイルの地点にはウィスコンシン大学マディソン校が管轄するパイン・ブラフ天文台がある。この天文台は36ンチ(91cm)反射望遠鏡を主力設備とし、ウィスコンシン大学の研究・教育や観測装置の試験などに利用されている[13]。

マディソン校以外のキャンパス

さらに見る 大学名, 設立年 ...
マディソン校以外のウィスコンシン大学システム12校一覧
大学名 設立年 US News 2026年ランキング 強み/主な分野
ウィスコンシン大学ミルウォーキー校 (University of Wisconsin–Milwaukee) 1956年 全米大学ランキング 301位[14] 都市研究、建築、淡水科学、看護学、芸術分野
ウィスコンシン大学オシュコシュ校 (University of Wisconsin–Oshkosh) 1871年 全米大学ランキング 352位[15] 教育学、看護学、会計学、刑法
ウィスコンシン大学グリーンベイ校 (University of Wisconsin–Green Bay) 1965年 地域大学(中西部)ランキング 74位[16] 環境科学、ビジネス、海洋科学、教育学
ウィスコンシン大学ラクロス校 (University of Wisconsin–La Crosse) 1909年 地域大学(中西部)ランキング 14位[17] ヘルスケア、運動科学、ビジネス、教育学
ウィスコンシン大学スペリオル校 (University of Wisconsin–Superior) 1893年 地域大学(中西部)ランキング 135位[18] 環境科学、教育学、心理学、ビジネス
ウィスコンシン大学プラットビル校 (University of Wisconsin–Platteville) 1866年 地域大学(中西部)ランキング 49位[19] 工学(特に土木、機械、電気)、農業、教育学
ウィスコンシン大学ホワイトウォーター校 (University of Wisconsin–Whitewater) 1868年 地域大学(中西部)ランキング 31位[20] ビジネス(特に会計学、情報技術)、教育学、コミュニケーション
ウィスコンシン大学リバーフォールズ校 (University of Wisconsin–River Falls) 1874年 地域大学(中西部)ランキング 54位[21] 農業、教育学、環境学、ビジネス、獣医学準備課程
ウィスコンシン大学スティーブンスポイント校 (University of Wisconsin–Stevens Point) 1894年 地域大学(中西部)ランキング 54位[22] 自然資源、水産学、森林学、芸術分野
ウィスコンシン大学オークレア校 (University of Wisconsin–Eau Claire) 1916年 地域大学(中西部)ランキング 25位[23] 看護学、会計学、ビジネス、教育学
ウィスコンシン大学パークサイド校 (University of Wisconsin–Parkside) 1968年 地域大学(中西部)ランキング 118位[24] ビジネス、サイバーセキュリティー、環境科学、芸術分野
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地域大学(Regional Universities)としての特徴

ウィスコンシン大学システムの分校の多くは、U.S. News & World Reportの分類において地域大学(Regional Universities)にカテゴライズされている[25]。これらは幅広い学士課程および修士課程を提供しているが、博士課程は限定的であるという特徴を持つ。

大規模な研究型大学(National Universities)と比較して、以下のような実学・教育重視のメリットを州民に提供している。

  • 教授による直接指導: 博士課程の研究に重点を置く総合大学では、学部の基礎講義を博士課程の大学院生(TA)が担当することも多いが、地域大学では原則として教授自身が全ての講義を担当する。これにより、教員と学生の距離が近く、質の高い直接的なフィードバックを受けることが可能となっている[26]。
  • 安価な授業料: 研究施設や博士課程運営に莫大な予算を割く総合大学に比べ、学費が安価に設定されている。州立大学システムとしての「手頃な価格で質の高い教育を提供する」というミッションを体現しており、経済的合理性の高い選択肢となっている[27]。

主な卒業生・関係者

主要記事:w:List of University of Wisconsin–Madison people

卒業生

精神医学科 教授

脚注

参考文献

外部リンク

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