ウサギとカメ
イソップ寓話
From Wikipedia, the free encyclopedia
「兎と亀」(兎と亀)は、足の速い兎と足の遅い亀が競走をし、最終的にはカメが勝利する話。

イソップ寓話(ペリー・インデックスの226番)やラ・フォンテーヌが書いた
日本には西欧との貿易が盛んになった室町時代後期以降にイソップ寓話が流入し始め、江戸期に発刊されたイソップ寓話の翻訳本である伊曽保物語によってイソップ寓話自体は知られることとなったが、この翻訳本にはウサギとカメは収録されていなかった。ウサギとカメが一般に知られるようになったのは、明治時代に発刊された通俗伊蘇普物語であると思われ、教科書にもこの翻訳が使用された[1]。明治時代の初等科の国語の教科書には「油断大敵」というタイトルで掲載されていた[2]。
イソップ童話の話

群馬県みどり市、旧花輪小学校記念館屋外展示。
あらすじ
ある時、兎に歩みの鈍さをバカにされた亀は、山のふもとまでかけっこの勝負を挑んだ。かけっこを始めると予想通り兎はどんどん先へ行き、とうとうカメが見えなくなってしまった。ウサギは少し疲れていたので、ウサギは少しカメを待とうと余裕綽々で居眠りを始めた。その間にカメは着実に進み、ウサギが目を覚ましたとき見たものは、山のふもとの先にゴールして大喜びをするカメの姿であった。こうして、亀のほうが兎より速いということになった。
教訓
過信(自信過剰)して思い上がり油断をすると物事を逃してしまう。 また、能力が弱く、歩みが遅くとも、脇道にそれず、着実に真っ直ぐ進むことで、最終的に大きな成果を得ることができる。
唱歌
「兎と亀」は日本語の童謡。1901年(明治34年)に発表された『幼年唱歌』の貳編上巻に掲載された。石原和三郎・作詞、納所弁次郎・作曲。文部省唱歌として知られる。
- 1・もしもし 亀よ亀 さんよ
- 世界のうちに おまえほど
- あゆみの のろい ものはない
- どうして そんなに のろいのか
- 2・なんと おっしゃる 兎さん
- そんなら おまえと かけくらべ
- むこうの こやまの ふもとまで
- どっちが さきに かけつくか
- 3・どんなに 亀が いそいでも
- どうせ ばんまで かかるだろう
- ここらで ちょっと ひとねむり
- グーグー グーグー グーグーグー
- 4・これは ね過ぎた しくじった
- ピョンピョン ピョンピョン ピョンピョンピョン
- あんまり 遅い兎さん
- さっきの 自慢は どうしたの
続きの話
「リーマスじいやの話」の話
ジョーエル・チャンドラー・ハリス編纂の「リーマスじいやの話」にも、ウサギと亀が競走する話があるが、内容は大きく異なり、亀が計略を用いてウサギを騙す話となっている。
ウサギとカメが駆けっこをすることになる。しかし、カメはウサギが走る道ではなく、そばの藪の中を走ると主張する。ウサギはこれを了承する。
さて、翌日スタート地点にウサギが来ると、そこにカメが待っているが、実はこれはカメの妻であった。ウサギにはその見分けがつかない。実はカメは家族に指示して、コースの要所要所に彼らを隠れさせ、ウサギが声をかけたら返事するようにしておき、自分はあらかじめゴール地点付近に隠れたのである。スタートするなりウサギは道を走り出す。カメの奥さんは藪に潜り込み、そのまま家にかえってしまう。ウサギがしばらく走って「カメさん、どんな具合だ」と声をかけると、そのたびにカメの家族の誰かが「汗水垂らして走っているよ」などと返事をする。はじめは先行していることを喜んでいたウサギも、いつまでたっても引き離せないのでいらだち、やっとゴールにたどり着くと、すでにカメが待っていた、という話である。