エノキアオイ

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エノキアオイ
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 Core eudicots
階級なし : バラ類 Rosids
階級なし : 真正バラ類II Eurosids II
: アオイ目 Malvales
: アオイ科 Malvaceae
亜科 : Malvoideae
: エノキアオイ属 Malvastrum
: エノキアオイ M. coromandelianum
学名
Malvastrum coromandelianum (L.) Garcke
和名
エノキアオイ
図版

エノキアオイ Malvastrum coromandelianum (L.) Garcke はアオイ科植物の1つ。多年生の草本で黄色い花を付ける。熱帯アメリカの植物だが日本でも沖縄などに帰化してみられる。

1年生または多年生草本[1]は直立して良く分枝し、時に低木状になり、高さは20~150cmになる。茎にはX字状になった毛が表面に密着した形で生えている。互生する。葉身は長楕円形から卵状楕円形で長さ2~5cm、基部は広いくさび形、先端は鈍く尖っており、縁には鋭く尖った鋸歯が並ぶ。葉身の表と裏の両面、および葉柄には茎と同様の毛があり、特に葉裏の葉脈の上に多い。葉柄は長さ3mmほど[2]

花期は9~11月で、葉腋や茎の先端から短い柄を伸ばし、を数個ずつ付ける。花は黄色い五弁花でその径は1-2cm。萼片の基部には狭披針形で長さ7mm前後の小苞が3~5個ある。萼は杯状で5つに裂けており、その裂片は卵形で先端が尖っており、その背面には長い毛や先端が4つに割れた毛が一面にある。花弁は先端が凹んでいる[3]果実は扁平で10~14個の分果からなり、萼片に包まれている。分果は背面に毛があり、その中には1個の種子がある。種子は長さ3mmほどで腎臓形をしており、状部には刺状の突起と開出して伸びた白い毛がある。色は暗赤色で光沢はない[4]

葉の形が、特に一番基部に近い側脈が長く伸びていることが全体としてエノキの葉を思わせる形になっており、これが和名の由来である[5]。別名にアオイモドキがある。

分布と生育環境

原産地は熱帯アメリカであるが、現在では世界の熱帯域に広く帰化している[6]。熱帯域で広く雑草として生育しているのが見られる[7]台湾には早くから入っていた[8]日本では琉球列島小笠原諸島には古くから帰化していた[9]。日本本土では東京都、神奈川県、三重県などから報告がある程度である[10]

分類など

エノキアオイ属は熱帯アメリカから南アメリカ、および南アフリカに約60種が知られ、その内2種は雑草として世界の熱帯域に広まっているが、日本には在来の種はなく、帰化しているのも本種のみである[11]

利用

出典

参考文献

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