エリコンKDG 35 mm 機関砲
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| エリコンKDG | |
|---|---|
| 種類 | 機関砲 |
| 原開発国 |
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| 諸元 | |
| 重量 | 450 kg[1][2] |
| 全長 | 411 cm[1][2] |
| 銃身長 |
2.77 m[2] (79口径長[1]) マズルブレーキ込: 3.03 m[2] |
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| 弾丸 | 35×228mm弾[1] |
| 口径 | 35mm[1] |
| 作動方式 |
自動機構: ガス圧作動方式[1] 閉鎖機構: リヴォルヴァー式[1] |
| 発射速度 | 1,000発/分[1][2] |
| 初速 | 1,000–1,440 m/s (3,300–4,700 ft/s)[2] |
| 最大射程 | 5 km[2] |
エリコンKDG 35 mm 機関砲(英語: Oerlikon KDG 35mm cannon)は、スイスのエリコン・コントラヴェス社が開発した35mm口径のリヴォルヴァーカノン[1]。製造元がラインメタル・エア・ディフェンスと改称されてからも、「35mmエリコン・リヴォルヴァーカノン」(35mm Oerlikon Revolver Cannon)という商品名が商標登録されて用いられている[3]。
エリコン社は1950年代よりリヴォルヴァーカノンの開発に着手しており、まず30×173mm弾を用いたKCAが製品化されて、主に航空機関砲として用いられた[4]。一方、エリコン社や、その後身であるエリコン・コントラヴェス社において、 35mm2連装機関砲は対空砲のベストセラーとなっていたが、相対的な陳腐化とともに能力向上への要請が強まっていた[5]。
1991年より、エリコン・コントラヴェス社はKCAをスケールアップする形で[6]、35mm口径のリヴォルヴァーカノンの開発に着手した[1]。当初は口径と発射速度から35/1000と称されており、1994年に射撃試験を開始[1]、同年9月のファーンボロー国際航空ショーで初公開された[2]。そして1995年にスカイシールド35の一環として製品化された[1]。
設計
KDGはガス圧作動方式のリヴォルヴァーカノンであり、KCAと同じく、尾筒部のシリンダーに4つの薬室を備えている[1]。後方から見た場合、薬室が12時位置にあるときに薬莢がシリンダー内に入り始め、薬室が3時位置にあるときに完全に挿入される[2]。6時位置では薬室が銃身と一直線になり、弾丸が発射される[2]。薬室が9時位置へ回転すると、空薬莢が25メートル毎秒の速度で後退・排出される[2]。
砲身は79口径長で[1]、傾角7.5度で24条のライフリングが施されており、先端部にはマズルブレーキを備える[2]。また下記のAHEAD弾の運用に対応するため、砲口部には初速測定コイルが設置されている[7]。平均最大腔圧は5,000 bar (500 MPa)、反動力は15 kNである[2]。
発射速度は、200発/分までのバースト射撃と、1,000発/分のフルオート射撃を切り替えて使用できる[1]。給送弾にはリンクレス式の機構が用いられる[1]。Mk.1砲では砲の片側から、Mk.2砲では砲の両側から給弾を行う[1]。なお2016年に導入されたMk.3砲では遠隔操作に対応した[1]。
KDGは、エリコン・コントラヴェス社が従来開発してきた全ての35mm機関砲弾に加えて、新開発のAHEAD弾の運用にも対応する[1][2][5]。これはタングステン製のペレット152個を内蔵したABM弾で、従来の砲弾と比して目標の撃破確率が大幅に向上している[1][5][2]。対空戦においては、800メートル毎秒で飛来する目標に対して、18発連射すれば距離0.89海里(1.65km)で、36発連射すれば1.13海里(2.1km)で確実に破壊できるとされる[2]。また対水上戦においても、40ノットで接近する高速戦闘艇に対して、対象が10隻であれば1 kmの距離で撃破確率0.95を達成可能、対象が1隻であれば2.5 kmで撃破可能とされる[2]。KDGの高発射速度と相まって、陸上においてはC-RAM[1][5]、艦艇においてはCIWSとしての役割を果たすことができるほか、汎用性も高いため洋上法執行用途にも有用であろうと期待されている[2]。