エロティック・アニメーション

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エロティック・アニメーション: Erotic animation or Cartoon pornography)は、アダルトアニメを構成する一ジャンルである。エロティックまたは性的な状況にある架空の漫画のキャラクターを扱ったイラストやアニメーションを指すが、すべての作品が成人指定というわけではない。

エヴァレディ・ハートン

歴史

エロティック・アニメーションの夜明け

世界初のアダルトアニメホットパンツの処女英語版
1929年に匿名で制作された『エヴァレディ・ハートンの埋もれた財宝
木村白山ノンキナトウサン 竜宮参り』(※エロティック・アニメーションではない)

世界初と推定されるエロティック・アニメーションは、独立した男性器が裸の女性を追尾する様子などを描いたスタッグフィルム英語版の『ホットパンツの処女英語版』(1924年、実写併用と推定)とされている[1]

もうひとつの初期の例は1929年にアメリカ合衆国の3つのアニメーションスタジオが内輪の集まりで制作した6分間のサイレント映画エヴァレディ・ハートンの埋もれた財宝』である。それは大きくて常に勃起し、取り外し可能な陰茎を持った男が他の登場人物や動物と様々な性行為を持つ場面を描いている[2]。また日本では浮世絵風のタッチを用いた10分間のサイレント映画『すヾみ舟』を木村白山が1932年に完成させた。

ポルノの黄金時代

1960年代末期から1980年代前半にかけてのポルノの黄金時代においてはプロットやストーリーテリングが施されたポルノの制作を試みていた映画監督や映画館が、エロティック・アニメーションにも同様の関心を持ち始めた[3]。 例としては、パー・アーリン英語版タゲ・ダニエルソン英語版による『老人の頭の中から英語版』(1968年)[3]ピチャ英語版ボリス・スズルジンガー英語版による『ターザン ジャングルの恥辱英語版』(1975年) [3]ジョルジ・アモロスペイン語版による『Historias de amor y masacreスペイン語版』(1979年)[3]などがある。

アニメーターのラルフ・バクシは、アメリカ合衆国で「X指定英語版」の評価を受けた最初のアニメーション映画である『フリッツ・ザ・キャット』(1972年、ロバート・クラム同名漫画が原作)を制作している[4]。この作品はアメリカ社会の変革を舞台としたのに対して、ギバイタリア語版による『キング・ディック英語版』(1973年のイタリア映画、原題:Il nano e la strega)では中世のファンタジーストーリーをモチーフにした。またドン・ジャーウィッチの『ワンス・アポン・ア・ガール英語版』(1976年)では世界的に有名な童話ジャックと豆の木』『シンデレラ』『赤ずきん』をポルノ風にしたパロディ作品となっている[3]。また、これに先駆けて日本の成人映画では六邦映画が『好色日本性豪夜話』(1971年、実写併用で一部がアニメパート)において伽話一寸法師』『竹取物語』『鶴の恩返し』をポルノ風に描いている。

1969年からは手塚治虫虫プロダクションが大人向けのエロティック・アニメ「アニメラマ」として『千夜一夜物語』(1969年)、『クレオパトラ』(1970年)、『哀しみのベラドンナ』(1973年)の3部作を発表した[5][6]。さらに模倣映画として「成人映画」の指定を受けた日本初のアニメ映画『劇画 浮世絵千一夜』(1969年)や谷岡ヤスジ原作『ヤスジのポルノラマ やっちまえ!!』(1971年)などの便乗作も表れている。

現在

1980年代以降、エロティカは日本で人気のあるアニメーションのジャンルとなった。エロティックな日本のアニメ(エロティック漫画を原作としたものやOVAとしてのもの)は、性的に示唆的で明示的なセックスシーンを特徴とする(国際語でヘンタイとも呼ばれる)。

21世紀初頭、プロデューサーはデジタルアニメーション技術をエロティックな素材に適用し始めた。2000年に、 プレイボーイチャンネルは、3Dアニメーションを使用したエロティックなディストピアSFシリーズ『ダーク・ジャスティス英語版』を開始し、20のエピソードを放送した[7][8][9]。2001年、イラストレーターのジョー・フィリップス英語版は、2Dデジタル・アニメーションを使用して作られたゲイとバイセクシュアルな顧客のためのコメディー・エロティック長編映画『モアコックの家英語版』を発表した[10]

2006年の短編『ロボットたちのセックスライフ英語版』は、伝統的なストップモーション・アニメーション技術を用いて、生きているロボットの想像上の性行為を描写した[11]

アニメーションのコンテンツは、ポルノ動画サービスで人気を博し、「アニメ」「ヘンタイ」「カートゥーン」(これらは全てアニメーションと関連付けられる)などの用語がトップの検索用語として名を連ねることがある[12][13][14][15][16]

出典

関連項目

外部リンク

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