オオマムシグサ

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オオマムシグサ
静岡県富士宮市 2023年6月中旬
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 単子葉類 Monocots
: オモダカ目 Alismatales
: サトイモ科 Araceae
: テンナンショウ属 Arisaema
: オオマムシグサ
A. takedae
学名
Arisaema takedae Makino (1910)[1]
シノニム
  • Arisaema serratum (Thunb.) Schott subsp. atropurpureum Engl. (1920)[2]
  • Arisaema serratum auct. non (Thunb.) Schott (1980)[3]
  • Arisaema serratum (Thunb.) Schott subsp. amplissimum (Blume) Kitam., excl. typo (1966)[4]
  • Arisaema japonicum Blume var. atropurpureum (Engl.) Kitam. (1966)[5]
和名
オオマムシグサ(大蝮草)[6]

オオマムシグサ(大蝮草、学名:Arisaema takedae)は、サトイモ科テンナンショウ属多年草[2][7][8]

葉は1-2個つけ、小葉は多数分裂し、全縁。葉軸の先が上方に巻き上がる。仏炎苞舷部がドーム状に盛り上がり、太い花序付属体の頭部が見える特徴がある。仏炎苞は葉の展開より遅く開く。小型の株は雄花序をつけ、同一のものが大型になると雌花序または両性花序をつける雌雄偽異株で、雄株から雌株に完全に性転換する[2][7][8]

植物体の高さは70cmに達する。偽茎部の長さは変異が大きく、しばしば植物体の高さの半分近くまで短くなり、とくに小型の雄株でこの傾向が強い。偽茎部と鞘状葉は淡緑色で、ふつう斑模様がない。は1-2個で、小葉は多数あり、縁は全縁。葉軸の先が上方に巻き上がる傾向がある[2][7][8]

花期は5-6月、葉と花序を地上にだし、葉の展開の後に仏炎苞が展開する。花序柄はふつう葉柄部より短いか同じ長さになる。仏炎苞筒部は太い筒状になり、淡色から白色、仏炎苞口辺部はやや広く開出して、ときに耳状になり、紫褐色になる。仏炎苞舷部は筒部と同じ長さかより長く、ふつう黒紫色から紫褐色で、目立つ数個の白色の条線があり、卵形から長卵形でドーム状に盛り上がり、舷部先端は前方に曲がり、次第に細くなってやや反り返り、垂れ下がる。舷部内面には著しい隆起線がある。花序付属体は基部に柄があり、太棒状から棍棒状になり、ふつう紫褐色の斑点があるか、しばしば白緑色になる。果実は秋に赤く熟す。染色体数は2n=28[2][7][8]

分布と生育環境

日本固有種[9]。北海道の南部から本州の山口県まで点々と分布し、湿った草原、明るい疎林の林下などに生育する[2][7][8]カントウマムシグサ A. serrratum より明るい湿った草地を好む[2][8]

名前の由来

和名オオマムシグサは、「大蝮草」の意で、栃木県日光産の標本をもとに、牧野富太郎 (1910)によって、Ō-mamushigusa と命名された[1][6][10]

種小名(種形容語)takedae も牧野によるもので、日光でタイプ標本を採集した、高山植物の研究者の武田久吉への献名である[10][11]

種の保全状況評価

国(環境省)のレッドデータブック、レッドリストでは選定はない。都道府県のレッドデータブック、レッドリストの選定状況は次のとおり[12]

  • 秋田県-絶滅危惧IB類(EN)
  • 山形県-絶滅危惧IA類(CR)
  • 愛知県-絶滅危惧Ⅱ類(VU)

ギャラリー

類似種

脚注

参考文献

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