オキナワスミレ

From Wikipedia, the free encyclopedia

オキナワスミレ
オキナワスミレ
保全状況評価[1]
絶滅危惧IB類 (EN)環境省レッドリスト
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 双子葉類 eudicots
: キントラノオ目 Malpighiales
: スミレ科 Violaceae
: スミレ属 Viola
: オキナワスミレ Viola utchinensis
学名
Viola utchinensis Koidz.[2]
和名
オキナワスミレ

オキナワスミレ(沖縄菫、Viola utchinensis)は、スミレ科スミレ属多年草。 学名は、ウチナー沖縄本島)のスミレの意味。沖縄県恩納村万座毛の海岸断崖の斜面にのみ生息が確認されている。

1938年に、天野(金城)鉄夫によって発見され、植物学者小泉源一が新種として発表した[3][注釈 1]。 和名は、はじめハイスミレと発表され[注釈 2]、のちにマンザモスミレ、現在はオキナワスミレと呼ばれる[4]

タチツボスミレの仲間とされていたが、花柱の柱頭の形状による分類ではウラジロスミレの仲間とみなされる。染色体数は他のスミレ属の多くの種と異なり44で[5]分子系統解析による新たな分類も試みられている[6]

生態

隆起サンゴ礁で形成された石灰岩の隙間に生息する。高さは5-10cm[7]

全体に無毛で、羊皮紙様の肉厚で光沢のあるハート形の葉をもち、6cmほどの花柄に白色か淡紫色の5弁花を横向きにつける[2][8]

葉の大きさは、長さ13-24mm、幅12-22mmで、縁はギザギザになっているが角は丸く、色は上部が緑色で下部は淡緑色、両側に4本の葉脈があり、4cmほどの細い葉柄を持つ[2][4]

花の大きさは、13mmほどで、下弁に紫のすじがある。花期は2月から3月[2][7][8]

根は太く育ち、木質で多くの節を持つ根茎が分岐しながら岩間を斜めに走る[2][4]。また、横向きに匍匐茎を伸ばし、その先に新株をつけて増えることができる[9]

果実は球形[9]。葉より低い位置に実をつけ、中の種子はアリによって散布される[10]

保護

脚注

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI