オファツムマブ

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種類 全抗体
販売名 アーゼラ, Arzerra, ケシンプタ,Kesimpta
オファツムマブ
モノクローナル抗体
種類 全抗体
抗原 CD20英語版
臨床データ
販売名 アーゼラ, Arzerra, ケシンプタ,Kesimpta
AHFS/Drugs.com monograph
MedlinePlus a610009
医療品規制
投与経路 点滴静注
ATCコード
法的地位
法的地位
  • JP: 生物由来製品、劇薬、処方箋医薬品
  • UK: POM(処方箋のみ)
  • US: ℞-only
薬物動態データ
消失半減期 14 日
識別子
CAS登録番号
ChemSpider
UNII
ChEMBL
化学的および物理的データ
化学式 C6480H10022N1742O2020S44
分子量 146.1 kDa g·mol−1
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オファツムマブ(Ofatumumab)はCD20英語版に対する完全ヒトモノクローナル抗体であり、成熟前のBリンパ球活性化を阻害する。商品名アーゼラおよびケシンプタ、ノバルティス製造販売。日本では再発または難治性のCD20陽性の慢性リンパ性白血病の治療に、米国ではフルダラビンおよびアレムツズマブが無効になった慢性リンパ性白血病の治療に用いられる。欧州では再発性リンパ性白血病に対して条件付承認を受けている。そのほか、濾胞性リンパ腫瀰漫性大細胞型B細胞性リンパ腫関節リウマチ、再発寛解型多発性硬化症に有効である可能性がある。開発コード、HuMax-CD20。 後に、多発性硬化症治療薬として認可された。

  • アーゼラ
承認されている効能・効果は慢性リンパ性白血病(CLL)のみである[1][2][3][4]
  • ケシンプタ
再発寛解型多発性硬化症, 疾患活動性を有する二次性進行型多発性硬化症

承認取得

警告

  • 急性輸注反応が繰り返し現れることがある。点滴静注中はバイタルサイン(血圧、脈拍、呼吸数等)や自他覚症状を充分に観察する必要がある。
    症状:アナフィラキシー、発熱悪寒発疹、疼痛、咳嗽、呼吸困難、気管支痙攣、血圧下降、徐脈、心筋梗塞、肺水腫等
  • B型肝炎ウイルスの再活性化により肝不全に至り死亡した例がある。

副作用

日本で実施された治験では全例に 急性輸注反応が発生した[4]

添付文書に記載されている重大な副作用は、

である[4]。(未記載は頻度不明)

その他10%以上に現れる副作用に、潮紅がある[1][2][3]

進行性多巣性白質脳症発現のおそれおよびB型肝炎再活性化の可能性について黒枠警告が設置されている[9]。小腸閉塞、好中球減少、血小板減少、感染症罹患の発生について医師は注意深く観察すべきである[9]

相互作用

相互作用する医薬品は知られていない[1][4]。しかし、生ワクチン、弱毒生ワクチン、不活化ワクチン、免疫抑制剤の併用には注意が必要である[4][9]

作用機序

オファツムマブはヒト型抗CD20英語版モノクローナル抗体であり、抗原決定基はリツキシマブとは全く異なる[10]。当該CD20抗原はBリンパ球にのみ発現している[10]。リツキシマブと比較して、オファツムマブのCD20親和性はリツキシマブより高い[10]。オファツムマブはCD20を発現する細胞に対して補体依存性細胞傷害(CDC)および抗体依存性細胞傷害(ADCC)によって細胞毒性をもたらす[10]

臨床試験

関連項目

出典

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