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オムネオ

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オムネオ(Omneo)は、鉄道車両メーカーのボンバルディア・トランスポーテーションおよび同社を吸収したアルストムによって展開が行われている鉄道車両ブランド。フランス各地の鉄道路線へ向けて導入が実施されている連節式2階建て電車で、導入事業者の1つであるフランス国鉄(SNCF)からはプロジェクト名にちなんだ「レギオ2N(Regio 2N)」という名称で呼ばれている[5][6]

概要 "オムネオ" "レギオ2N"フランス国鉄Z55500形電車フランス国鉄Z56000形電車フランス国鉄Z56300形電車フランス国鉄Z56500形電車フランス国鉄Z56600形電車フランス国鉄Z56700形電車フランス国鉄Z56800形電車フランス国鉄Z57000形電車トランスデブZ59000形電車, 基本情報 ...
"オムネオ"
"レギオ2N"
フランス国鉄Z55500形電車
フランス国鉄Z56000形電車
フランス国鉄Z56300形電車
フランス国鉄Z56500形電車
フランス国鉄Z56600形電車
フランス国鉄Z56700形電車
フランス国鉄Z56800形電車
フランス国鉄Z57000形電車
トランスデブZ59000形電車
オムネオ(レギオ2N)(Z55500形)
2014年撮影)
基本情報
所有者 フランス国鉄トランスデブ
製造所 ボンバルディア・トランスポーテーションアルストム
製造年 2013年 -
運用開始 2014年
主要諸元
編成 6車体連節車、7車体連接車、8車体連接車、10車体連接車
軸配置 6車体連接車 2' + Bo' + 2' + Bo' + Bo' + Bo' + 2'
軌間 1,435 mm
電気方式 直流1,500 V
交流25,000 V 50 Hz
架空電車線方式
最高速度 160 km/h、200 km/h
編成長 6車体連接車 80.945 mm、82,695 mm
7車体連接車 94,975 mm
8車体連接車 109,910 mm
10車体連接車 135,375 mm
車両定員 6車体連接車 661 - 686人
7車体連接車 807 - 834人
8車体連接車 944 - 960人
10車体連接車 1,187 - 1,272人
全長 1階建て先頭車体 14,300 mm
2階建て先頭車体 19,215 mm
1階建て中間車体 10,020 mm
2階建て中間車体 13,695 mm、15,445 mm
全幅 1階建て車両 3,050 mm
2階建て車両 2,990 mm
全高 4,320 mm
軸重 19 - 20 t
主電動機 MITRAC(永久磁石同期電動機
編成出力 2,400 kW(最高速度160 km/h:6・7・8・10車体連接車)
3,200 kW(最高速度160 km/h:8・10車体連接車)
2,550 kW(最高速度200 km/h:10車体連接車)
制御方式 VVVFインバータ制御方式IGBT素子)
備考 主要数値は[1][2][3][4][5]に基づく。
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概要

2010年、フランス国鉄はフランスの各地域圏の委託を受けて2008年に実施した各地域向けの2階建て列車の入札結果を発表し、ボンバルディア・トランスポーテーションが最大860編成分の発注を獲得した。これは各地域圏で使用されていた電車や客車の置き換えや輸送力の向上を目的としたもので、この契約に向けて同社が開発を進めていた2階建て電車ブランドが「オムネオ」である[7][5][8]

一度に多数の乗客を輸送する事が出来る反面、車内間の移動や居住性、バリアフリーに難がある2階建て列車の課題を解決するため、「オムネオ」は連節構造を採用し、1階建て車体と2階建て車体が交互に配置されている。そのうち両開き式の乗降扉は1階建て車体と、運転席が備わっている2階建て車体にのみ設置される。乗降扉の床上高さは600 mmで、低床式プラットホームに対応している。また、車内は車幅を2.99 - 3.00 mと広げる事で、着席定員数の増加や座席幅の拡大による居住性の向上、立席定員の確保と言った要素の並立が図られている。冷暖房双方に対応した空調装置(HVAC)が完備されている車内の基本的な座席配置(クロスシート)は、長距離向けの2 + 2人掛けと通勤・近郊向けの2 + 3人(3人 + 2人)掛けから選択可能である。また、1階建て車体は車椅子用スペースやバリアフリー対応トイレといったバリアフリーに対応した設備が備わっている。これらの車両の車体は設計にモジュール構造を使っている他、軽量素材の採用により従来の2階建て列車と比べてエネルギー消費量の削減を図っている[9][10][2][11][4][12][5]

各編成を構成する車体は以下の通り[3][5]

  • 1階建て先頭車体 - 全長14,300 mm、運転台付き。側面には乗降扉が1箇所設置。
  • 2階建て先頭車体 - 全長19,215 mm、運転台付き。運転台側に乗降扉が1箇所設置。
  • 1階建て中間車体 - 全長10,020 mm。側面に乗降扉が2箇所設置。
  • 2階建て中間車体 - 全長は13,695 mmと15,445 mmから選択可能。乗降扉は存在しない。

電気機器は永久磁石を用いた誘導電動機(MITRAC)、単段変速機の採用により、車体構造と合わせて更なるエネルギー削減を図っている。また、これらを含め「オムネオ(レギオ2N)」は全体の95 %がリサイクル可能な材料で作られている。運転支援システムにはボンバルディアが開発した「EBI Drive 50」が採用され、定時性や省エネの観点から最適な速度や牽引力を運転士に提示する機構を有する他、位置や線路情報、速度などの情報を送信するためリアルタイムのリモートデータ転送を使用する[13][12]

編成

ボンバルディア及びアルストムが展開する「オムネオ」には、以下の編成が存在する。また、最高速度200 km/hに対応した編成は「V200」もしくは「オムネオ・プレミアム(Omneo Premium)」と呼ばれている[1][3][4][5][14]

  • 6車体連接車(Courte、C) - 編成長82,695 mm、乗降扉は6箇所に設置。編成の内訳は「1階建て + 2階建て + 1階建て + 2階建て + 1階建て + 2階建て」。
  • 6車体連接車(Courte、Cm) - 編成長80.945 mmで、他の編成よりも2階建て中間車体の全長が短い(全長13,593 mm)。編成の内訳は「1階建て + 2階建て + 1階建て + 2階建て + 1階建て + 2階建て」。
  • 7車体連接車(Moyenne、M)- 編成長94,975 mm、乗降扉は6箇所に設置。編成の内訳は「1階建て + 2階建て + 1階建て + 2階建て + 1階建て + 2階建て + 1階建て」。
  • 8車体連接車(Longue、L)- 編成長109,910 mm、乗降扉は8箇所に設置。編成の内訳は「1階建て + 2階建て + 1階建て + 2階建て + 1階建て + 2階建て + 1階建て + 2階建て」。
  • 10車体連接車(Extralongue、XL) - 編成長135,375 mm、乗降扉は10箇所に設置。編成の内訳は「1階建て + 2階建て + 1階建て + 2階建て + 1階建て + 2階建て + 1階建て + 2階建て + 1階建て + 2階建て」。

車種

2014年10月31日ブルターニュ地域圏で営業運転を開始し、フランスの各地域圏へ導入が続いている「オムネオ(レギオ2N)」は、導入地域や用途、事業者によって以下の形式が存在する[5][15][16][17]

導入編成数

さらに見る 形式, 地域圏 ...
形式 地域圏 発注編成数 備考
6車体連接車
(Courte)
7車体連接車
(Moyenne)
8車体連接車
(Longue)
10車体連接車
(Extralongue)
Z55500形 オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏 59編成 [5]
ブルターニュ地域圏 7編成 19編成 [5]
サントル=ヴァル・ド・ロワール地域圏 14編成 [5]
オー=ド=フランス地域圏 18編成 26編成 [5]
プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏 16編成 [5]
Z56000形 オー=ド=フランス地域圏 33編成 ERTMSに対応[15]
Z56300形 ヌーヴェル=アキテーヌ地域圏 30編成 「Midi」架線に対応[16]
オクシタニー地域圏 18編成 「Midi」架線に対応[16]
Z56500形 ペイ・ド・ラ・ロワール地域圏 11編成 最高速度200km/h[25]
サントル=ヴァル・ド・ロワール地域圏 2編成 最高速度200km/h[25]
Z56600形 ノルマンディー地域圏 40編成 最高速度200km/h[21][22][26][27]
Z56700形 サントル=ヴァル・ド・ロワール地域圏 32編成 最高速度200km/h[21]
Z56800形 ノルマンディー地域圏 27編成 最高速度200km/h[22]
Z57000形 イル=ド=フランス地域圏 152編成 [28][29]
Z59000形 プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏 16編成 最高速度200km/h
トランスデブが所有[24][30]
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脚注

参考資料

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