オロチ (KOF)

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#声の出演を参照
格闘スタイル 不明
オロチ
ザ・キング・オブ・ファイターズのキャラクター
ゲームでの初登場 ザ・キング・オブ・ファイターズ'97
#声の出演を参照
詳細情報
格闘スタイル 不明
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オロチは、SNKSNKプレイモア)の対戦型格闘ゲーム『ザ・キング・オブ・ファイターズ』シリーズに登場する架空のキャラクター。

また、ここでは『ネオジオバトルコロシアム』に登場するキャラクター、ミズチについても記述する。

1800年前の戦い

『ザ・キング・オブ・ファイターズ』(以下『KOF』と表記)シリーズの「オロチ編」の黒幕で、オロチ一族の長である。存在そのものは『KOF'96』の時点で明かされている。

シリーズ4作目の『KOF'97』(以下『'97』と表記)の最終ボスとしてゲーム本編に初登場する。

「地球意思」と呼ばれる肉体を持たない魂魄のような思念の集まりで、活動するためには必ず触媒が必要となり、憑依する触媒によってその姿は変わる[注 1]。『'97』ではクリスが触媒とされ、白いスラックスと茶色の革靴を身に着け、裸の上半身に黒い文様を浮かび上がらせた白髪の成人男性の姿を取った。なお、この姿については「クリスが成長した姿にオロチの要素が加わったもの」という旨のコメントがされている[2]

怒りや憎しみといった「負の感情」が広く流布したことで地球全体の意思が最悪の形でバランスを失いかけた際、平衡感覚を取り戻すために出現する存在ともされ、人類の抹殺は目的ではなく、あくまで失われた平衡感覚を取り戻すための過程の一つに過ぎない[2]。そのため、その存在は善悪といった人間の定義に当て嵌めることは不可能であり、『'97』において復活した際も眷属である八傑集とは異なり人類に対して怒りや憎しみのような感情は見せず、淡々とした態度を取っている[注 2]

その他、相手の心を読む能力を持ち、ゲーム中のムービーでは、復活直後にその能力で相手チームの思考や技、戦術や戦略を読み取り即座に看破している。

そのままで世界を消し去るのは難しいらしく、エネルギーを効率的に集めるためのアンテナ役となるクシナダヒメ(現在は、京の彼女のユキとして転生している。)の存在が不可欠とのこと。

なお、『'97』で「ニューフェイスチーム」(または「オロチチーム」)を選択したルートでのみ現れる「オロチチーム」は、プレイヤー側が分離させた精神体という設定であり、そちらのルートでは、精神体の方のクリスを触媒にしている。

また、『'97』や『'98』の公式イラストやゲーム中のデモ等では、瞳孔が垂直のスリット型に描かれている。

オロチは人がこの世に誕生する以前の遥か古代から、自然を含む地球上の生きとし生けるものすべてを見守り、時にはそれらに恩恵を、時にはそれらに苦難を『自然がもたらすもの』として与え続けてきた。しかし、進化した人類は徐々に自然を害す存在になり、オロチはついに人類を自然の一部ではないと判断し、人類に対して敵対するようになった。

人々の心の弱い部分にとりつき、憎悪・嫉妬・怨嗟などあらゆる負の感情を膨らませ、世を混乱に陥れる。また、自らの眷属である八傑集にも直接的な制裁を行わせ、その圧倒的な力によって暗黒パワーを効率的に引き出すために必要な巫女である8人の娘たちを次々と捕らえ、クシナダ以外の7人の確保に成功する。人間の大規模な抵抗によってクシナダの確保には苦戦したが、オロチ自身が既に捕らえた7人を使って不完全ながらも復活を果たすことで人間たちの注意を引き、その隙を突いてクシナダを捕えることに成功した。

そして完全復活を果たしたオロチによる人類の粛清が始まるはずであったが、紅蓮の炎を身につけた草薙・八尺瓊一族と、呪術に長けた八咫一族(後世に伝えられる「三種の神器」)により、完全復活のための力が臨界に達した瞬間に巫女の結束を崩すという奇襲を受け、クシナダの奪還を許してしまう。

こうして、クシナダの欠落により不完全な復活を脱することができなかったオロチは、三種の神器によって八傑集共々封じられることとなった[3]

『'97』にて

1800年前に八傑集ともども封印されたオロチは、八咫によって厳重に監視されており、660年前の八尺瓊一族によるオロチ解放未遂の際も解放されることはなかったが、八傑集の解放、八尺瓊と草薙・八咫の敵対といった事件はその後長い時間を経てオロチ復活へと繋がることとなる。そして、『'96』の大会前にゲーニッツが神楽(八咫)姉妹の片割れである神楽マキを殺害したことにより、オロチは1800年ぶりに封印を解かれることとなり、自らの復活およびクシナダの転生体であるユキを狙わんとする。

『'97』では七枷社シェルミー・クリスの働きにより復活したが、草薙京神楽ちづる八神庵の3人により再び封じられた。

その正体は強大な暗黒パワー(後述)の塊で、これをオロチと呼ぶ場合がある。

その後

『'97』以降は、プレイステーション2用『KOF2000』のマニアックストライカー、『KOF2002』および『KOF NEOWAVE』でのクリスのMAX2の演出、『KOF'98 ULTIMATE MATCH』(以下『'98UM』と表記)などで登場している。

『KOF2003』では、「遙けし彼の地より出る者」と名乗る謎の一味である無界と牡丹の2人が神楽ちづるを利用したことで再び封印は解除された上、『KOF XI』で同メンバーの禍忌と紫苑の働き掛けにより、復活の兆しを見せ始める。

「遙けし彼の地より出る者」によるオロチの封印の解除および復活の真の目的は、時空の扉を開き、元の過去に帰還して未来を自由自在に作りかえることにあった事が判明した。

『KOF XIV』の八神チームエンディングにおいて、バースの力によって目覚めようとするも触媒を持たず存在を維持することすらままならない状態だったため、京・庵・ちづるによって封じられる。

KOF SKY STAGE』では「炎のさだめのクリス」ともどもステージ5のボスとして登場する。

『SNKヒロインズ』のシェルミーEDにも少しだけ登場している。

暗黒パワー

力としてのオロチの別名であり、オロチの正体である。大方、オロチ(又はオロチの力)と表記されている。「地球上に存在する万物の精神力とされており、その源泉となるのは地球に存在するものすべて」だと開発側で述べられている[2]。暗黒パワーは使い手の精神力によって、高くもなり低くもなる。無論、精神力が高ければ、それだけ絶大な力を持つことができる。

現在判明している暗黒パワーには以下の4個がある。『CAPCOM VS. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001』では殺意の波動と対に位置する力として描写された。

  • 風 - 風を操る。(「吹き荒ぶ風」のゲーニッツ
  • 地 - 大地を司る。(「乾いた大地」の社)
  • 雷 - 電気を操る。(「荒れ狂う稲光」のシェルミー)
  • 炎 - 紫炎を操る。(「炎のさだめ」のクリス)

オロチの意思を受け継ぎし者たちの集団、オロチ一族の使用できる自然の力。オロチ一族(庵とレオナを含む)とオロチ八傑集、ルガール・バーンシュタインがこれらを操る。また八神一族がどの力を用いているのかは明らかにされていないが、ゲーニッツが彼らに「血の盟約」で力を頒布したと、発言している。

覚醒前のニューフェイスチームの3人(七枷社、シェルミー、クリス)は、これらの力を使わない格闘スタイルを用いている。

バリエーション

ミズチ

ミズチ
ゲームでの初登場 ネオジオバトルコロシアム
丸尾恒人
詳細情報
格闘スタイル 本能
出身 WAREZ第8研究室の試験管
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ミズチは、SNKプレイモアの対戦型格闘ゲーム『ネオジオバトルコロシアム』(以下『NBC』と表記)に登場するキャラクター。アーケード版ではネット購入により使用できる。

複合組織「WAREZ」がオロチの細胞片から生み出したという、いわばクローンで造られた生命体だが、上記の通りオロチは思念の存在であるため、「オロチの細胞片」などというものはありえない[注 3]。登場演出では、オロチがクリスの肉体に宿った時のように、子供の姿からオロチと同じ姿にまで成長する。ちなみに子供の姿のミズチは黒髪で、クリスとの同一性はあまり見られない。

なお、オロチのバリエーションではあるもののゲーム中のドットグラフィックについてはオロチのものをそのまま使用している部分は少なく、『'98UM』で使用できるようになったオロチとは通常技などの細かな動作も大部分が異なっている(ニュートラルポーズもズボンの皺や両手の動きなどが修正されている)。

オロチは声や技から壮麗さと神々しさを感じさせたが、ミズチは不気味さを感じさせる。

ボスとして登場の際には、プレイヤーによる撃破後に突然老化し、衰弱死する。操作キャラクターとして使用した場合、エンディングにおいてオロチからの呼び掛けを受けてオロチと融合した(あるいは吸収された)描写がある。

アプリ『'98UM ONLINE』ではオロチの裏キャラクターとして登場する。

声の出演

脚注

参考文献

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