オールドワイフ

From Wikipedia, the free encyclopedia

オールドワイフ
ペアか大きな群れでいるのが特徴[1]
保全状況評価[2]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 LC.svg
Status iucn3.1 LC.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: サンフィッシュ目 Centrarchiformes
亜目 : サンフィッシュ亜目 Centrarchoidei
: エノプロスス科
Enoplosidae T. N. Gill, 1893[3]
: エノプロスス属 Enoplosus Lacépède, 1802
: オールドワイフ E. armatus
学名
Enoplosus armatus
(J. White, 1790)
シノニム[4]
  • Chaetodon armatus J. White, 1790
英名
Old wife
old wives(複数形)

オールドワイフ(学名:Enoplosus armatus)は、サンフィッシュ目エノプロスス科に分類されるの一種。オーストラリアの沿岸固有種。エノプロスス科では唯一の現生種である(単型)[5]

5000万年前の Enoplosus pygopterus の化石。本種と同属であり、縞模様も似ている[6]
1790年、ジョン・ホワイトの航海日誌に記載された本種の原記載のイラスト。画家トーマス・ワトリング (Thomas Watling) 作。

本種は1790 年にジョン・ホワイトによって彼の著作である『A Journal of a Voyage to New South Wales』の中で記載された[7]。ホワイトの執筆を支援したジョージ・ショーが記載者という考えもある[8]。ホワイトは当初、本種をチョウチョウウオ科の種とし、long-spined chaetodon (Chætodon armatus) と命名した[9]。その後ベルナール・ジェルマン・ド・ラセペードによって独自の属に分類され、ジョルジュ・キュヴィエによって独自の科に分類された[10]

1836年、ルイ・アガシーモンテ・ボルカから本種の近縁種の化石を発見し、Enoplosus pygopterus と命名した[10][11]。この種は形態や模様が本種とかなり似ており、5000万年間姿がほとんど変わっていないと分かった[6]

「オールドワイフ(老婆)」という名前は、捕まえられると歯を用いてギシギシと音を出す事による[7]。bastard doryやdouble scalareとも呼ばれる[12]

分布と生息地

クイーンズランド州フレーザー島から、タスマニア島を含む西オーストラリア州まで、オーストラリア南部に分布する[13]。水深100 m以浅の岩礁藻場入江に生息し、幼魚は汽水域にも進出する[13]

形態

第2背鰭は長く、鎌状である

体は側扁した楕円形で体高は高く、額は凹み吻は尖っている。これらの特徴はチョウチョウウオ科に似ている[14]。しかし背鰭、臀鰭、腹鰭が長く、第一背鰭と第二背鰭は完全に分離しているため簡単に区別できる[13]。特に第二背鰭は長く、鎌状になっている。背鰭は合計で9棘と14 - 15軟条から、臀鰭は3棘と14 - 15軟条から成る。椎骨は26個[4]。背鰭棘は鋭く、毒があり刺されると痛むとされているが、明らかな毒腺などは観察されていない[15][16]

生態

エビゴカイを好んで食べる。稚魚は掃除魚として他の魚の寄生虫を食べることもある[13]。普段は単独かペアだが数百匹の群れを成すこともある。

出典

関連項目

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI