カボザンチニブ

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IUPAC命名法による物質名
臨床データ
販売名 Cabometyx, Cometriq, Cabozanix, others[1]
Drugs.com monograph
MedlinePlus a613015
ライセンス EMA:リンクUS Daily Med:リンク
胎児危険度分類
    法的規制
    薬物動態データ
    血漿タンパク結合≥99.7%
    代謝Liver (CYP3A4-mediated)
    半減期55 hours
    排泄Feces (54%), urine (27%)
    データベースID
    CAS番号
    849217-68-1
    ATCコード L01EX07 (WHO)
    PubChem CID: 25102847
    DrugBank DB08875
    ChemSpider 25948202
    UNII 1C39JW444G
    KEGG D10062
    ChEBI CHEBI:72317 チェック
    ChEMBL CHEMBL2105717
    別名 XL184, BMS907351
    化学的データ
    化学式
    C28H24FN3O5
    分子量501.51 g·mol−1
    テンプレートを表示

    カボザンチニブCabozantinib, 開発コード:XL184)は、腎細胞癌や肝細胞癌の治療に用いられるマルチキナーゼ阻害薬である[9]。海外では、甲状腺髄様癌の治療にも用いられている[10][11]。チロシンキナーゼであるc-MetVEGFR2AXLRETなどを阻害する。米国Exelixis社が発見し、日本では武田薬品工業が開発・販売している[12]

    日本で承認されている効能・効果は以下の2つである[13]

    • 根治切除不能又は転移性の腎細胞癌
    • がん化学療法後に増悪した切除不能な肝細胞癌

    米国[6]およびEU[4]では、甲状腺髄様癌の治療薬としても認められている。

    禁忌

    本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者に使用してはならない。

    欧州向けの添付文書では妊婦・授乳婦へも使用すべきでないと言及されている[4][3]。カルボザンチニブがヒト乳汁中に分泌されるか否かは明らかにされていないが、ラットの実験では、授乳期に母動物に使用した場合に児の血漿中からカルボザンチニブが検出されている[13]。日本では妊婦に対して「治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ」使用するよう記載されている他、授乳婦に対しては「授乳しないことが望ましい」とされている[13]

    QT延長を含む不整脈の既往のある患者にも使用すべきではない[3]

    副作用

    日本の添付文書に記載されている重大な副作用は、以下の通りである[13]

    消化管穿孔(1.0%)、瘻孔(0.8%)、出血(7.9%)、血栓塞栓症(3.6%)、高血圧(クリーゼ含む)(33.0%)、可逆性後白質脳症症候群(頻度不明)、顎骨壊死(0.1%)、膵炎(0.6%)、腎障害(12.3%)、肝不全(0.1%)、肝機能障害(31.9%)、骨髄抑制(貧血(8.9%)、好中球減少(8.3%)、血小板減少(14.3%)、リンパ球減少(3.0%)など)、虚血性心疾患(0.1%)、不整脈(1.4%)、心不全(0.1%)、横紋筋融解症(0.1%)、間質性肺疾患(0.1%)、手足症候群(46.5%)、創傷治癒遅延(0.6%)、重度の下痢(9.7%)。

    相互作用

    カルボザンチニブはCYP3A4MRP2英語版基質である。これらの酵素を阻害するとカルボザンチニブの半減期が延長され、副作用が起こり易くなり得る。一方、他の薬剤でこれらの酵素の活性が上昇すると、カルボザンチニブの効果が減少し得る[3]

    グレープフルーツ(ジュース含む)は薬物の血中濃度を上昇させるため、摂取すべきでない[3]

    カルボザンチニブはP糖タンパク質を阻害するので、このトランスポーターの影響を受ける他の薬剤の血中濃度が上昇する[3]

    作用機序

    カルボザンチニブは下記の受容体型チロシンキナーゼを阻害する[3]

    • MET(肝細胞増殖因子受容体)
    • VEGFR
    • RET
    • GAS6受容体(AXL)
    • KIT
    • Fms様チロシンキナーゼ3(FLT3

    開発の経緯

    参考資料

    外部リンク

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