カメラメーカー

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カメラメーカーとは、カメラ製造している会社企業である。

この項では、勝手な制限はせず、スチルカメラ(静止画を撮影するカメラ)とムービーカメラ(映像用カメラ。ビデオカメラ映画用カメラアクションカメラ)など、幅広くさまざまなカメラの製造会社について説明する。

もともと光学装置で最重要なのはレンズの品質であったので、レンズを製作していた組織が、レンズの応用製品として眼鏡双眼鏡・顕微鏡などを製造するようになり、やがて化学材料を用いた写真という技術が発明されると、カメラの製造も始めた、というのがフォクトレンダー社やツァイス社の歴史を見ても分かることである。

日本のカメラメーカーは、西洋から日本にもたらされた写真の撮影に必要な資材を扱う店が起源となっていたり(コニカの例)、ドイツなどの高級カメラを研究する研究所が起源であったり(キャノンの例)と、それぞれの経緯でカメラ製造に参入した。

20世紀にカメラにエレクトロニクスが使われるようになり、半導体用ステッパーの製造も行うようになったカメラメーカーもある。フィルムカメラからデジタルカメラへのシフトが起きたことで、スチルカメラの製造に電機メーカーも参入するようになった。

20世紀末からカメラ市場はデジタルカメラへシフトしたので、老舗のカメラメーカーであってもフィルムカメラについては製造を全て打ち切るか、あるいはわずかに残すのみという状況になっており、デジタルカメラに必要な技術の研究が遅れたり十分な研究開発資金を投入できなかったカメラメーカーは淘汰されていった。

カメラの歴史の項も参照のこと。

生産中

日本

スチルカメラ、デジタルカメラ、銀塩カメラのメーカー[注釈 1]
  • キヤノン - デジタルカメラ、カメラ用レンズ以外にプリンター、複合機、コピー機、ファクス、スキャナー 、双眼鏡、電卓・電子辞書も製造しているメーカー。本社は東京都大田区。キヤノン株式会社の国内の従業員数は約26,000人だが、子会社も含めると約72,000人で、全世界だとグループ全体で294社あり、全従業員数はおよそ20万人[1]。長崎キヤノン株式会社でミラーレスカメラ・デジタル一眼レフカメラ、ハイアマチュア向けのコンパクトデジタルカメラ、ネットワークカメラなどキヤノンの映像製品を集中生産している[2]。(上で説明した通りカメラ以外の製品も多いが)売上高4,509,821(百万円)、経常利益301,161(百万円)(2024/12連S)[3]。カメラの現在のモデル名はEOS、PowerShot、IXY。
  • ニコン - 個人客にはカメラ、レンズのほか、双眼鏡、補聴器を、法人客向けには半導体露光装置、生物顕微鏡、ロボットビジョンなどを製造しているメーカー。本社は東京都品川区。従業員数は単体 4,388人、連結 19,444人(2024年3月末)[4]。売上収益は連結 717,245百万円[4]。カメラボディーの生産は2021年度に国内生産は止めてタイ工場に集約した[5]。レンズ生産のほうは栃木県とタイで行い、精細さが求められる高級レンズは栃木県(株式会社栃木ニコン)で集中的に生産している[6]。現在のカメラのモデル名はZシリーズ、Dシリーズ、COOLPIX。
  • ソニー - ソニーグループ傘下の電機メーカーである。もともとソニーはビデオカメラやCCDセンサー技術に強みを持ち、1996年にCyber-shot DSC-F1を発売し、以降コンデジの世界市場でトップ3内に入っていて好調だった。しかし2000年代前半よりフィーチャーフォンのカメラ機能を高画素化による需要低下の影響より、販売が低迷しはじめた。そこで2006年にコニカミノルタのカメラ事業を継承することで一眼レフデジタルカメラ分野に本格参入し、2013年に世界初のフルサイズ・ミラーレス機である「α7/α7R」シリーズを発売、ミラーレス市場のシェアを高めた[7]。現在、ソニー株式会社の製品として販売されている。ただし企業内部的には、子会社のソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ株式会社(SIPS)がカメラ関連の事業を統括している。製造はその子会社が管理するタイと日本国内の工場で、役割分担をしつつ行っている。現在のモデルは、主力のミラーレスのαシリーズおよびサイバーショットである。
  • 富士フイルム - GFXシリーズ、Xシリーズ、写ルンです、instax。
  • OMデジタルソリューションズ - OMシリーズ、PEN、Toughシリーズ〈オリンパスから継承 〉
  • パナソニック - LUMIXシリーズ
  • リコーイメージング - RICOHPENTAX〈旭光学工業[旧ペンタックス]がHOYAに事業譲渡、その後リコーに事業を継承〉
  • シグマ - Lマウントのミラーレス一眼レフカメラシリーズ
  • ケンコー・トキナー - KCシリーズ、Pieniシリーズ
  • ウイスタ - 大判カメラ WISTAブランド
  • ホースマン - 大判カメラ HORSEMANブランド〈東京光学[現トプコン]が駒村商会に事業譲渡、その後KPIに事業を継承〉
その他にも、(株)チノンマミヤ・デジタル・イメージングを買収したPhase One Japanも挙げられる。
なお、ナガオカトレーディング「movio」やアイワ「aiwa cam」、恵安、高橋国際商事、フィールドスリーなど、安価なコンデジを販売する異分野からの参入メーカーも多く存在する。
ビデオカメラ - 放送業務用および民生用

ドイツ

  • カール・ツァイスAG社(Carl Zeiss AG) - 本社所在地はオーバーコッヘン。カール・ツァイスとコシナが提携し、レンジファインダーカメラ「ツァイス・イコン」発売を決定、2005年10月に発売された。
  • ミノックス - 1995年に倒産しライカの傘下に入り、2004年に会社更生を完了しライカから再独立し、現在は単眼鏡・双眼鏡などの製造・販売を行っている。
  • ライカカメラ - 本社所在地はヴェッツラー。高級カメラブランド「ライカ」の会社。カメラ、カメラ用レンズ、顕微鏡、コンタクトレンズなどを製造している。売上高が5億5千5百万 ユーロ(2023/24 会計年)
  • リンホフ - 本社はミュンヘン
  • プラクチカ - 生産終了
  • ローライ
  • AgfaPhoto
  • MEDIAN

スウェーデン

スイス

  • ピニヨンS.A.社(Pignons S.A.) - アルパを製造。ピニヨンS.A社はもともと時計部品のピニオンギヤ(ピニオン歯車)を製造していた会社だったのでこの社名であり、余業としてカメラの「アルパ」を製造しはじめた。1990年に倒産。
  • ジナー - チューリヒに本拠地を置くカメラメーカー

アメリカ

オーストラリア

デンマーク

オランダ

イギリス

  • Intrepid Camera

ウクライナ

  • アーセナル - カメラのモデルはキエフなど。戦後の1946年や1947年頃からドイツのContax類似のカメラを製造。ウクライナの首都キーウの中心地にある企業であり、ロシア帝国時代の1764年に創業した250年以上の歴史を持つ組織であり、アースナル(兵器工場)という名称の通りもともと兵器を製造する国営組織として始まり、ソヴィエト連邦の国営企業となり、1991年のソ連崩壊でウクライナの国営企業となった現在も兵器製造がメインで、航空・宇宙用機器や電子装置や光学系測定機器も製造している。従業員数は1098人(2020年)、売上収益は337 million フリヴニャ(2020年)としている書面がある。

ロシア

中国

生産終了

脚注

関連項目

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