カルフィルゾミブ
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| 臨床データ | |
|---|---|
| 販売名 | Kyprolis |
| 別名 | PX-171-007 |
| 医療品規制 |
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| 投与経路 | Intravenous |
| ATCコード | |
| 法的地位 | |
| 法的地位 |
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| 薬物動態データ | |
| タンパク結合 | 97%[1] |
| 代謝 | Extensive; CYP plays a minor role |
| 識別子 | |
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| CAS登録番号 | |
| PubChem CID | |
| IUPHAR/BPS | |
| ChemSpider | |
| UNII | |
| KEGG | |
| ChEBI | |
| ChEMBL | |
| CompTox Dashboard (EPA) | |
| ECHA InfoCard | 100.219.957 |
| 化学的および物理的データ | |
| 化学式 | C40H57N5O7 |
| 分子量 | 719.91 g/mol g·mol−1 |
| 3D model (JSmol) | |
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カルフィルゾミブ (英語: Carfilzomib) は選択的プロテアソーム阻害薬の一つである。化学的には、テトラペプチドエポキシケトンであり、エポキソマイシン誘導体である[2]。商品名カイプロリス。
米国では米国食品医薬品局 (FDA) が2012年7月に、ボルテゾミブおよび免疫調節療法(レナリドミドなど)を含む前治療を完了後60日以内に進行した多発性骨髄腫に対する使用を承認した。審査は生存期間ではなく奏効率に基づいて承認された。同時点では、生存期間や症状の消退などの臨床的利益については不透明な点があった[3]。
欧州では2015年1月に承認申請された[4]。
日本では2015年8月に承認申請され[4]、2016年7月に「再発または難治性の多発性骨髄腫」治療薬として承認された[5]。
国内治験での副作用発現率は100%、海外第III相臨床試験での発現率は84.7%であり、主な副作用は、好中球減少、貧血、血小板減少、リンパ球減少、高血糖、ALT(GPT)増加、発疹などであった。
重大な副作用とされているものは、
- 鬱血性心不全(0.8%)、QT間隔延長(0.3%)、心筋梗塞、心嚢液貯留、心膜炎などの心障害、
- 間質性肺炎(0.3%)、肺臓炎(0.5%)、急性呼吸窮迫症候群、急性呼吸不全などの間質性肺疾患(1.0%)、
- 肺高血圧症、肝不全、肝機能障害(5.6%)、急性腎不全(1.0%)、腫瘍崩壊症候群(0.8%)、インフュージョンリアクション、
- 好中球減少(36.2%)、貧血(26.5%)、血小板減少(25.3%)、白血球減少(5.6%)、リンパ球減少(2.8%)、発熱性好中球減少(2.8%)などの骨髄抑制、
- 血栓性血小板減少性紫斑病、溶血性尿毒症症候群などの血栓性微小血管症、
- 深部静脈血栓症(5.6%)、肺塞栓症(2.8%)などの静脈血栓塞栓症、
- 頭蓋内出血(0.3%)、胃腸出血(0.3%)などの出血、
- 肺炎(8.9%)、敗血症(2.0%)などの重篤な感染症、
- 可逆性後白質脳症症候群、脳症、高血圧(6.6%)、高血圧クリーゼ、消化管穿孔(0.3%)
である[6]。(海外治験での発現率。頻度未記載は頻度不明)
開発の経緯
カルフィルゾミブは天然物質のエポキソマイシンからプロテアソーム阻害薬として合成された[7]。重要な意義を持つ第II相臨床試験を含む第I相/第II相臨床試験が実施され、迅速承認の対象となった[8]。2011年1月、FDAはカルフィルゾミブを優先審査・承認対象に指定し[9]、非盲検の比較群無しの第IIb相臨床試験の結果に基づいて承認した[10][11]。
審査対象の臨床試験では266名の複数の治療歴のある再発性・難治性多発性骨髄腫が登録された。治療歴には、ボルテゾミブのほか、サリドマイドまたはレナリドミドが含まれていた[12]。
日本では2015年8月の申請の後、日本骨髄腫患者の会から早期承認の要望書が提出され[13]、審査期間11か月で承認された。