カワハギ科
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| 分類 | ||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||
| Monacanthidae (Nardo, 1842) | ||||||||||||||||||
| 英名 | ||||||||||||||||||
| Filefish | ||||||||||||||||||
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本文参照 |
カワハギ科 (学名: Monacanthidae、英名: Filefish) は、フグ目に所属する魚類の分類群の一つ[1]。世界中の熱帯から亜熱帯域に分布する。学名の意味は「一つ(monos)+棘(akantha)」で、発達した背鰭第一棘に由来する[2]。27属を含み、カワハギ・ウスバハギなどを中心に約110種が記載される[2][3]。
体はモンガラカワハギ科のように強く側扁した菱形で、不規則な模様のある種が多い[4]。鰭は柔らかく、胸鰭は小さく、尾鰭は扇形である。学名の由来となった背鰭棘の1本目は非常に強く、収納することが可能[5]。2本目の背鰭棘は埋没しているか非常に小さく、1本目の支えとなると考えられている[2]。尾柄部に棘をもつ種もいる。
口は小さく、吻部の先に位置する。上下の顎に歯があり、上顎では外側に6本と内側に4本、下顎では外側に4-6本の歯がある[2]。吻部は先細りで尖っており、眼は比較的上方に位置する。鱗は小さく棘のようになっている為、鱗が無いようにも見える。鰓穴は小さい。腰骨が発達しており、他の骨と連動させ動かすことができる。腰骨と背鰭を立てて岩の隙間に挟まり、捕食者から逃れることができる。
生態
太平洋、大西洋、インド洋の熱帯域から温帯域にかけて分布する[2]。オーストラリア近海では特に多様性が高く、半分以上の種がみられる[5]。一般的に水深30m以浅の礁湖、岩礁、藻場に生息する。汽水域にも侵入する。いくつかの種はホンダワラなどの海藻と関係が深く、タイセイヨウカワハギは周りの環境に合わせ体色を変化させる。
単独か二匹で行動する種が多いが、数匹から成る小さな群れを作る場合もある。鰭は小さいため遊泳力が低く、ゆっくりと泳ぐ。捕食者と獲物の目を欺くため、海藻の間で下を向いて泳ぎ、擬態する行動が知られる[4]。サンゴなどの隙間に身を隠し、天敵から身を守る。
食性は様々で、海藻や藻類を捕食する種、尾索動物やヒドロ虫、貝や甲殻類などの小型無脊椎動物を捕食する種、サンゴを捕食する種もいる[2]。
産卵は海底で行われ、卵はオスのみかオスメス両方で守られる[2]。幼魚は外洋性で、流れ藻を隠れ家にするが、マグロやシイラに捕食されることがある。