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カービィのエアライダー

2025年発売のアクションレースゲーム From Wikipedia, the free encyclopedia

カービィのエアライダー』は、任天堂より2025年11月20日に発売されたNintendo Switch 2専用ゲームソフト。「星のカービィシリーズ」のアクションレースゲームとして開発された『カービィのエアライド』の22年ぶりの続編となる[4]

概要 ジャンル, 対応機種 ...
カービィのエアライダー
Kirby Air Riders
ジャンル ライドアクション
対応機種 Nintendo Switch 2
開発元
発売元 任天堂
プロデューサー 古川俊太郎(エグゼクティブ)
高橋伸也(ゼネラル)
齋藤伸也
岡崎真
ディレクター 桜井政博
音楽 岩垂徳行
酒井省吾
人数 1 - 4人
2 - 8人(ローカル通信)
1 - 16人(インターネット通信)
発売日 世界 2025年11月20日[1][2]
ゲームエンジン SOL-AVES[3]
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システム

本作の操作方法は前作のエアライドを踏襲したシンプルなものとなっている。通常走行においてはスティックを左右に動かすほか、滑空時はスティックの前後で調整する仕組みが取られている[5]。また、通常走行においてマシンは何もせずとも前に自走する。最低限必要なボタンは「プッシュボタン」一つだけであり、ブレーキ(スティックの上下併用で強弱がつけられる)であると同時に、ドリフトや加速に向けたチャージとしても機能している[5]。一方本作では新たに、各キャラクターにはそれぞれ「スペシャル」と呼ばれる技が割り振られており、プッシュボタンとは別に割り振られている「スペシャルボタン」で行う。これらは設定で好きなボタンで発動できるようにすることができる[5]

本作の日本語アナウンス・ナレーション音声は銀河万丈大本眞基子が担当している[注 1]


なお、「シティトライアル」では『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』にも搭載された流れるBGMの確率をプレイヤー側から設定できるオレ曲セレクト機能を搭載しており[7]、おまけとして『スマブラ』でのカービィシリーズ音楽のアレンジ曲も一部収録している。また「エアライド」と「ウエライド」のコースには前作同様に通常音楽に加えて低確率で流れる裏曲が用意されている。裏曲はほぼ全て過去のカービィシリーズ作品の音楽のアレンジもしくは流用で、桜井の拘りにより出典作品が全て異なるように選曲されている。

ゲームモード

本作は従来の「エアライド」、「シティトライアル」、「ウエライド」に加え、1人用の「ロードトリップ」と呼ばれるモードがある。

前者3つのモードはマルチプレイに対応しており、いずれも前作から同時プレイ人数が増えている。マルチプレイは画面分割、ローカル通信、LAN通信、インターネットの4種類が使用可能だが、画面分割の場合は最大4人、ローカル通信の場合は最大8人の制限がある(CPUの対戦相手を追加することは可能)。

上記の4モードと「オンライン」の5項目に、実績要素でもある「クリアチェッカー」がパネルとして配置されており、条件を達成したパネルに応じて新たな操作キャラやエアライドマシンなどの要素が解禁されていく。なお、「オンライン」のクリアチェッカーでのみ解禁可能な要素は存在しないため、オフラインプレイでも全ての要素を解禁することができる。

エアライド

背後からの視点でプレイし、選んだライダー・マシンでコースを周回するレースで、最大6人でプレイ可能。コースは新規に制作された9つのほか、前作から移植された9つを合わせて、合計で18個存在する。

対戦形式として「乗り換えリレー」(対戦はローカルのみ)、「みんなでリレー」が存在する。前者は1周ごとにあらかじめ設定したマシンに自動で乗り換える。後者はチーム戦で、各プレイヤーがライダーとマシンを自由に決め、周回ごとに異なるプレイヤーが操作を担当する。

サブモードとしては、前作から「タイムアタック」「フリーラン」が引き継がれた。前者はコースの規定周回数[注 2]を走り切るまでのタイムを競うモードで、コース上にいる敵キャラクターをコピーして能力を得たり[注 3]、倒して加速したりすることが可能。後者は敵キャラクターが一切存在しないコースを自由に走り、1周する時間を競う。どちらも、ベストタイムがマシン別に記録されるが、インターネットのランキングなどはない。

ウエライド

コースを見下ろす視点でプレイするレースで、最大8人でプレイ可能。本作ではエアライドモードと内部的に同じシステムを使用しており、自由にライダー・マシンを選択することができる。前作では操作方法の異なる「フリースター」「ハンドルスター」の2種類から選ぶ形式だったが、そちらは操作方法のオプションとして選択する形となっている。

標準では操作キャラにズームされた画面となっているが、右スティックを操作することで全体を映す固定画面にしたり、見下ろし角度を調整したりできる。また、オプションでミニチュア風のカラーフィルターをかけることも可能。

こちらでも「タイムアタック」「フリーラン」があり、タイムを競うことができる。

シティトライアル

街を走り回ってパワーアップアイテムを集め、スタジアムでの戦いに挑むモードで、最大16人でプレイ可能。今作では「スカイア」と呼ばれる浮島が舞台となる。

このモードでは最初のマシンは「ライトスター」に固定されているが、他のマシンが街の中に存在しており、適宜乗り換えることが可能。また、トライアル中には時折イベントが発生し[注 4]、さまざまな影響を及ぼしてくる。

制限時間に達すると、決着の場であるスタジアムへ移動する。今作ではスタジアムを4つの候補から各自で選べるようになり、同じものを選んだ相手とのみ戦うようになった。9人以上が同じスタジアムを選んだ場合は2グループに分割される。また、選んだスタジアムが自分一人のみの場合は「戦わずして完全王者」となり、勝利が確定する(任意でCPと対戦することも可能)。

ただし、ランダムに全員のスタジアムが統一されることがあり、その際さらに開始時にスタジアムの種類が発表されることもある。なお、オプションよりスタジアム投票なしに設定にした場合と、チーム戦での場合は必ずスタジアムが統一される。参加人数が少ない、画面分割でプレイしている場合は、抽選により投票したスタジアムのどれか1つが選出される。

サブモードとしては、前作同様「ドライブ」「スタジアム」がある。前者は目的なくスカイアを自由に探索するモード。後者はスタジアムを選び単体で遊ぶモード。

ロードトリップ

「エアライド」「シティトライアル」「ウエライド」の3つのモードを横断して遊べる1人専用のストーリーモード[8][9]。任意のライダーとマシンを選んで、マシンが見据える遥か彼方に向けて出発する。

道中では「レースで勝利する」「相手を倒す」「アイテムを一定個数入手する」「スタジアムで一定以上の記録を出す」等、さまざまなお題が3つ出され、いずれかにチャレンジすることを繰り返す。クリアするとパワーアップアイテムおよびコインが入手できるが、失敗してしまうと前の休憩所まで戻される、もしくはコインを支払ってリトライすることとなる。

また、お題のほかにもアイテム・マシンを購入できるショップ、触れると入手できるマシン、仲間にできるキャラクターなどが存在する。入手したマシンは休憩所通過時もしくはリトライ時に切り替えが可能。また、仲間にしたキャラクターによって進む先のステージが変化する。

「カジュアル」「ノーマル」「ハード」の難易度があり、好きなタイミングで調整することができる。また、一度クリアすると、リトライおよび途中セーブ不可の最高難易度「スーパーハード」が選べるようになる。

パドック

ロビー形式のオンライン対戦用モード。最大32人まで接続でき、「エアライド」「ウエライド」「シティトライアル」内の各モードやルールを設定して遊ぶことが可能。また、プレイヤー同士でオレマシンを展示することもできる。

あらすじ(ロードトリップ)

ある日、ポップスターに多数の謎の物体が振り注いだ。後に「エアライドマシン」と呼ばれるようになるそれは誰かの意思を通すことで起動し、高速で移動する乗り物となった。エアライドマシンを乗りこなす者は「ライダー」と呼ばれ、やがてエアライドマシンは移動手段やレースなどに幅広く活用され、ポップスターの生活に組み込まれていく。ある時、一部のライダーはマシンが遥か遠くを見据えていることに気付き、そこに何があるのかを求めて旅に出る。

一方、ポップスターに不時着し悠久の時を生きてきた半生命体・ゾラには、自力で移動できないという欠点があった[9]。自由に動き回り様々な光景を目にしたいという彼[注 5]の夢は、夢の泉を通じてギャラクティック・ノヴァに聞き届けられた[9]。そして、ノヴァは自らエアライドマシンを作り、ポップスターに送り込んだ[9]

ところが、第三者からの悪意が介入したためかノヴァはポップスターにいる全生命体を皆殺しにすべく、エアライドマシンを作るきっかけとなったゾラに向けて作業用マシンを投下した。そして彼の肉体を解体し、超巨大なエアライドマシンの「ギガンテス」へと作り変えた[9][10]。ノヴァは根源たるギガンテス(ゾラ)の元へ帰るよう、ポップスター各地のエアライドマシンに微弱な電波を送っていた。強い意思力を持ったライダーがギガンテスと接触すると起動し、ポップスターが破壊されてしまうことになる。

しかし、ゾラの意思の一部はギガンテスに改造される寸前に脱出し、その際にデデデ大王のイメージからノワールデデデを形成した。ノワールデデデはポップスター中を奔走し、ノヴァの電波を受け取ったエアライドマシンを破壊して回ることでギガンテスの起動を阻止しようとしていた。

最終ステージ「最果ての地」にプレイヤーが操作するライダーが辿り着くと、ライダーとエアライドマシンに共鳴したギガンテスが起動。以降のストーリーはエアライドマシンの収集数によって分岐する。

エアライドマシンを全て集めていない状態の通常エンディングではライダーがギガンテスを退けるも、ノワールデデデはギガンテスのコアごと自爆しようとギガンテスに向かって走り始めた。ノワールデデデの自爆、そして大爆発を止めるためにライダーがコアを貫いたことで、ギガンテスは爆散。しかし、それはゾラの破壊を意味しており、ゾラの意思そのものであるノワールデデデもまた消滅してしまった。

伝説のエアライドマシンを除く全てのエアライドマシンを集めた場合は真のエンディングに分岐する。ギガンテスは全てのエアライドマシンを吸収し、強化形態の「ハイパーギガンテス」へと進化してしまう。そこへ現れたノワールデデデが伝説のエアライドマシン・ドラグーンハイドラを召喚し、プレイヤーはどちらか片方を選んで乗ることができる。ハイパーギガンテス撃破後、ドラグーンとハイドラが融合したマシンに乗ったノワールデデデはノヴァへの道を切り開く。そこへどこからともなく新たな伝説のエアライドマシン・レオが現れ、ライダーはレオに乗ってノヴァへと向かう。ライダーにコアを破壊されたノヴァは爆散[9]、ライダーとレオはポップスターに帰還し、元の姿に戻って空の彼方へと飛び去って行くゾラを見届けるのであった。

登場キャラクター

本作のキャラクターのうち、エアライドマシンに乗ってレースをするキャラクターは「ライダー」と呼ばれる[11]。前作の操作可能なキャラクターは基本的にはカービィのみだったが、本作ではプレイアブル経験のある者だけでなくボス級や雑魚敵など、シリーズ全体の多種多様なキャラクターがライダーとして登場する。

ライダーごとにパラメータや固有能力、スペシャル技など性能が異なることに加え、本作ではどのライダーでもコピー能力(キャプチャー)を取得することができる。

ライダー一覧

カービィ
体重が軽く弱点が無い万能型。カービィの色によって異なるスペシャル技を持ち、ピンクは「ウルトラソード」(巨大な剣で連続攻撃する)、黄色と緑は「クラッシュ」(前方に爆発を起こす)、赤と紫は「バーニング」(炎を纏って一直線に突進する)、青と灰色は「スノーボウル」(だんだん大きくなる雪玉に変身して転がっていく)となる。
デデデ大王
ハンマーで自動攻撃が可能。最高速・飛行速・攻撃力・耐久力が高いが、それ以外は軒並み低い重量級。スペシャル技は「ジェットハンマー」。ハンマーに仕込んだジェットエンジンで加速し、クイックスピンをすると振り回す。
メタナイト
宝剣ギャラクシアで自動攻撃が可能。飛行速が全ライダー中最高だが、地上での最高速は低い。スペシャル技は「ナイトウィング」。翼を4枚に増やして飛行し、チャージが出来なくなる代わりに飛行速・旋回が上昇する。クイックスピンで「ドリルラッシュ」という技も発動する。
バンダナワドルディ
槍で自動攻撃が可能。普通のワドルディよりも少し重く、最高速・飛行速・攻撃力・耐久力はあちらを上回る。スペシャル技は「スピアサイクロン」。槍を高速回転させ、被弾しても仰け反らなくなる。加えて揚力も上昇し、一部のマシンでは下方向に入力することで滑空が可能。
ワドルディ
加速・チャージ・旋回・グリップ・揚力が高いが、それ以外は軒並み低い。スペシャル技は「ゴールデンワドルディ」。一定時間速度が上がり無敵状態になる。
ワドルドゥ
目からビームを出して自動攻撃が可能。加速・チャージ・揚力が高いが、それ以外の能力が低い。スペシャル技は「ワドルドゥビーム」。目からビームを広範囲に発射する。
コックカワサキ
お玉を使ってキャプチャーを行い、敵を1体ずつしか捕らえられないがリーチが長い。また、食べ物を取得すると他のライダーよりも多く回復できる。最高速・飛行速・攻撃力・耐久力・重量が高いが、それ以外の能力が低い。スペシャル技は「激辛クッキング」。激辛カレーライスを周囲にばら撒いて攻撃する。
ナックルジョー
近くの敵にはジャブ、チャージダッシュでスマッシュパンチを放って自動攻撃が可能。攻撃力が全ライダー中最高で、加速・チャージ・旋回・グリップも高いが飛行速が低い。スペシャル技は「ナックルラッシュ」。高速でパンチを連打するほか、効果時間中にチャージすると「ライジンブレイク」が出せる。
グーイ
クイックスピンやキャプチャーは舌を使って行う。キャプチャーはコックカワサキの仕様に加え、アイテムを捕縛することも可能。カービィと性能が似ているが、旋回・グリップ・揚力はあちらを上回る。スペシャル技は「ダークマターもどき」。ダークマターのような姿に変身し、前後3方向にビームを発射する。
キャピィ
加速・チャージ・旋回・グリップ・揚力が全ライダー中最高だが、それ以外の能力が低い。特に飛行速・攻撃力・重量は全ライダー中最低。耐久力も低いが、帽子が一定量のダメージをガードしてくれる。スペシャル技は「ブースターキャップ」。帽子の後ろにブースターを付けて加速できるほか、帽子が無い状態で発動すれば復活させられる。
スターマン
加速・旋回・グリップ・揚力・飛行速が高いが、それ以外の能力が低い。スペシャル技は「スーパースターマン」。虹色のマントを装着して飛行するほか、クイックスピンで大ジャンプできる。
ロッキー
最高速・耐久力・重量が全ライダー中最高で、被弾しても仰け反らないが、それ以外の能力が低い。特に揚力は全ライダー中最低で、飛行速が高いにもかかわらずほとんど滑空できない。スペシャル技は「メテオロッキー」。一定時間後に巨大化した状態で急降下する。
スカーフィ
加速・チャージ・旋回・グリップ・揚力が高い。ダメージを受けると怒った状態になり一時的にスピードアップするが、素の最高速・飛行速はどちらも全ライダー中最低。スペシャル技は「ブチ切れスカーフィ」。自発的に怒り状態を発動させ、終了時に爆発して攻撃する。
マホロア
全ての能力がバランスよく平均的。スタースリップの効果量が高く、ナイス着地に成功すると前方にキルニードルを出して攻撃できる。スペシャル技は「マホロア砲」。真後ろにビームを放ち、攻撃と加速を同時に行う。
スージー
重量級ではあるが揚力と飛行速がやや高く、離陸した瞬間頭上にプロペラを展開して上昇できる。最高速・攻撃力・耐久力も高いが、それ以外の能力が低い。スペシャル技は「アフターバーナー」。背後にブースターを展開して加速し、揚力と旋回も上がる。
リック
最高速・攻撃力・耐久力が高く、重量級の中では旋回・グリップも高め。反面加速・チャージ・グリップ・飛行速が低い。スペシャル技は「リックだいばくそう」。マシンを降りて自分の足で走り、効果時間中はチャージが出来なくなる代わりに旋回が上がる。
マルク
軽量級の中では性能が全体的に高水準でまとまっているが、耐久力が全ライダー中最低で打たれ弱い。スペシャル技は「本性マルク」。ボス時の姿に変身し、触れた相手に継続ダメージを与える魔界植物を巻き付ける。
また、スタジアムの「VS.ボス」の対戦相手としても登場する。詳細は後述
タランザ
壁や天井に照準が出現した瞬間にプッシュすると、糸を飛ばして手繰り寄せることで加速できる。最高速・飛行速・攻撃力・耐久力が高く、重量級の中では加速も少し高いが、それ以外の能力が低い。スペシャル技は「スパイダーボール」。当たった相手を減速させる紫色の糸球を投げる。
ロロロ&ラララ
クイックスピンでロロロとラララが入れ替わるが、性能の違いは特に無い(コピー帽子やおしゃれ帽子は前のキャラクターが被る)。最高速・飛行速・攻撃力・耐久力が高いが、グリップが低い。スペシャル技は「エメラルドフレーマー」。壁に当たると跳ね返る緑色のブロックを投げ続ける。最後の1個は特大サイズになる。
ドロッチェ
爪で自動攻撃が可能。攻撃した相手がプレイヤーの場合はコピー能力やアイテムを奪うことができる。旋回・グリップが高いが、加速・チャージ・揚力が低い。スペシャル技は「インビジブルダッシュ」。マシンごと透明になって影しか見えなくなるが、攻撃やクイックスピンを行う時は一瞬だけ出現する。
ノワールデデデ
本作オリジナルキャラクター。ロードトリップでの概要は後述。同モードにて真のエンディングに到達すれば隠しライダーとしても使用可能。最高速・加速・攻撃力が高いが、それ以外の能力が低い。スペシャル技は「シャドウラン」。加速すると同時に周囲の画面を黒いもやで覆い、接触した相手は更に視界が悪くなる。

その他の登場キャラクター

ボス

シティトライアルのスタジアム「VS. ボス」で戦うボスキャラクター。

メカデデデ
カービィボウル』とは別デザインで登場。ハンマー・大ジャンプ・レーザー砲を使うデデデ大王型と、高速でフィールド内を駆け巡る車型の2形態を切り替えて攻撃してくる。
マルク
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』のデザインで登場し、ボイスや撃破時の演出も同じ。『星のカービィ スーパーデラックス』の技を3D向けにリファインしているが、新たに翼で薙ぎ払ったり突進したりする技を使うようになった。
ナイトメアウィザード
基本的にナイトメアウィザード形態で攻撃してくるが、一部技でナイトメアパワーオーブに変身する。体力を減らすと周囲を暗闇で覆ったり、分身を生み出したり巨大化してくる新技を使う。
ゼロツー
体が細かい破片で構成されたホログラムのようなデザインになっている。直線コースの終点に陣取っており弾幕を放ってくるが、一定量のダメージを与えるとスタート地点に戻されてしまう。体力を減らすと頭の輪っかから一直線に極太ビームを発射してくる。

その他

ノワールデデデ(本作オリジナルキャラ)
「ロードトリップ」に登場。道中に現れてはプレイヤーが操作するライダーに勝負を仕掛けてくる謎の存在。黒いウィリーバイクを愛機としているほか、ムービーではヴァンパイアスターに搭乗しているシーンもある。
その正体はゾラの意思の一部。ゾラがギガンテスに改造されてしまった際にコアから抜け出て、デデデ大王の姿を借りる形で実体化した。「自由に走り回る」という本来の願いこそ叶ったが、ギガンテスの起動を阻止するためにエアライドマシンを破壊し続けていた。通常エンディングではギガンテスのコアごと自爆を試みる。コアは本体であるゾラごとライダーに破壊され、自身も塵と化して消滅した。真のエンディングではマシンを失ったライダーの前に現れ、ドラグーンとハイドラを召喚。プレイヤーが選ばなかった方に搭乗し、ハイパーギガンテス破壊に向けて協力してくれる。その後はドラグーンとハイドラを合体させたマシンでハイパーギガンテスを真上に傾けて光の道を作り、ライダーとレオをノヴァの元へと導く。
ゾラ(同上)
「ロードトリップ」に登場。太古の昔にポップスターへ墜落してきた半生命体。意思を持っているが自力で移動できず、長い時間を孤独に過ごす中で「自由に動き回りたい」という願望を持つに至った[9]。その願いが夢の泉を経由してノヴァの元へ届いたが、ノヴァが投下した虫型の作業用マシンによって解体されギガンテスへと改造されてしまう[9]。通常エンディングではギガンテス諸共コアを破壊され爆散するが、真のエンディングではノヴァ破壊と同時に元の姿を取り戻し、ライダー・レオ・エアライドマシンたちに見届けられながら宇宙の彼方へと飛び去って行った。
ギャラクティック・ノヴァ
エアライドでは他のコースで1位を合計15回取ると解禁される隠しコース。前半はノヴァまで続く宇宙の一本道、後半はノヴァ内部が舞台となっている。最後は爆散するノヴァから脱出し流星が降り注ぐ中ゴールする。
ロードトリップでは条件を満たすと戦えるラスボスとして登場。本作では体内の工場でエアライドマシンを量産し、ポップスターへと降り注がせたことが明かされている[9]。しかしその狙いはエアライドマシンを動かせるほど強い意思の持ち主であるライダーをおびき寄せ、ギガンテスを起動させてポップスター上の全生命体を滅ぼすこと[9][注 6]。通常エンディングではゾラの最期を見届け何処かへと去っていったが、真のエンディングでは内部に辿り着いたライダーとレオの手で心臓部を貫かれ爆散した[9]

エアライドマシン

ライダーが使用する乗り物。カテゴリーはスター型・バイク型・チャリオット型・タンク型に分かれ、それぞれ最高速・加速・チャージ・旋回・グリップ・揚力・飛行速・攻撃力・耐久力・重量が異なる[11]。 また、一部のマシンはこれらの基本性能とは別の特殊能力を持っている。

本作ではある日、天空からポップスターに降り注ぐというエアライドマシンの出自が描かれている。マシンたちは落下してきた直後は動くことができなかったが、ライダーとなるキャラクターに触れられることで命を宿し、自我を持つようになった。ライダーを伴わない野生個体も存在する。

本作では「オレマシン」というデコレーション機能があり、デコレーションに必要な素材は「クリアチェッカー」や「マイルショップ」で得られる[12]。デコレーションしたマシンは、「ガレージ」で飾ったり「オレマシン市場」に出品でき、他のプレイヤーが購入して使用することができる。売れていくごとにゲーム内通貨の購入マイル価格は上昇していくが、マイルが出品者に渡ることはないため、あくまでも観賞用の機能である[13]

制作

星のカービィシリーズ生みの親であり、前作『エアライド』を手がけた桜井政博がディレクターを務めた。桜井がシリーズに関わるのは『星のカービィ ロボボプラネット』の監修以来9年ぶり、ディレクターとしては『エアライド』以来22年ぶりとなる[注 7]

開発はハル研究所ではなく、桜井が所属・代表取締役社長を務めるソラと『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』以降の桜井のディレクター作品を担当しているバンダイナムコスタジオの共同開発である。ゼネラルディレクターの熊崎信也を始めとしたハル研究所のスタッフはスーパーバイザー(監修)として参加している。

桜井は2025年8月19日に配信された「カービィのエアライダー Direct 2025.8.19」(以下:「エアライダー Direct 2025.8.19」)にて、任天堂のソフト開発責任者の高橋伸也と、当時ハル研究所の社長だった三津原敏から強い要望を受けた際、「戦闘要素のあるキャラクターもののレースゲームだったら『マリオカート』でよいだろう」と考えていたことを明かしている[5]

また、本作においては、ライダーの違いによる楽しさの差を埋めるために、カービィ以外のライダーについても「コピー帽子」というかたちで、カービィと同様にコピー能力を使えるようになった[14]

シナリオ・セッティング

ロードトリップのシナリオは桜井が執筆した[15]

ロードトリップのストーリーには、物言わぬマシンたちにスポットが当てられた[16]。これについて桜井は、「各プレイヤーがライダーを選ぶ要素はあるけれど、だからこそ最終地点に何が来るかわからないライダーを軸にして話を転がすわけにもいきませんでした。」と話しており、彼らが生き生きと会話するのは作品の世界観にそぐわないほか、彼らが何らかの意思を持っているように描写するのも難しかったと述べている[16]。そして、企画書の段階で存在していた「生き物のような伝説のマシン」(レオ)や、「巨大な山のようなマシン」(ギガンテス)、およびギャラクティック・ノヴァ、さらにはボス戦を加えた結果、ロードトリップのシナリオはあのような内容となった[16]

ロードトリップの重要人物であるゾラとギガンテスは桜井が命名した[15]。その理由について桜井は覚えやすさに加え、「ギガンテスにしても、“なにもわからないモノ”というのは、深く考えてもどうしようもないので、そのときの心の声に従って名付けました。」とインタビューの中で説明しており、自身が経営する会社「ソラ」とは無関係であるとしている[15]

システム構築

エアライド
前作『エアライド』同様、本作における「エアライド」のコースはライド・アトラクションを参考にしており、全体的に設定されたテーマや世界観の中を、進むたびに変化する風景を楽しめる観光のようなゲームにするという方針が立てられた[17]。また、コースの中に様々なコンセプトを設定したエリアを設けてアクションゲームに近い体験にすることも視野に入れていた一方、桜井はアクションレースゲームは最終コーナーでの2位争いといった駆け引きが発生しやすいことを気にしていた。以上のことから、当初桜井はコースの全長を製品版よりもやや短くしたいと考えていた[17]。しかし、コース制作時にスタッフが張り切った結果、むしろ長くなってしまったと同時に、コースが多様になり面白くなったと、2026年の任天堂とのインタビューの中で述懐している[18]
企画書の段階で、「エアライド」のコースのモチーフとして20の要素が挙げられており、この時点でギャラクティック・ノヴァのコースも存在していた[19]
その後、チーム内の検討を通じてコースの違いや抑揚が出るようにモチーフを選定したうえで、採用したモチーフを掘り下げていき、ある程度進めたらコースのレイアウト(企画)とアートワーク(グラフィック)のチームに分かれて検討を進めていった[19]。固まったコンセプトを紙面上で調整したのち、要素の一部を仕込んだ仮モデルで検証して調整を重ねていく[19]
シティトライアル
企画書の時点では、「シティトライアル」のステージにおいて、前作『エアライド』のマップも取り込む可能性も示唆されていたが、コスト面[注 8]から見送られた[20]
また、前作の「シティトライアル」における各種イベントは時間の都合上簡易的だったのに対し、本作ではイベント専用の開発チームがいた分、内容の強化に成功した[21]。このうち、「デスマッチ」と「ショートレース」は企画書の段階から存在していたアイデアであり、特定のエリアを用いた限定イベントとして位置づけられていた[21]
各人の遊ぶ方向性による可能性を追求したいという考えから、スタジアムは選択制となった[22]。。桜井は本作の公式サイトにてこのシステムの重要性を説いており、これがあるからこそスタジアムが統一された時の驚きや喜びもあると述べている[22]
マシン設計
「エアライド」と「ウエライド」ではコース設計が異なるため、公平性担保の観点から、どのマシンも「エアライド」用のパラメーターをもとにした、「ウエライド」用のパラメーターが用意された[23]。桜井は開発中実際に起きたこととして、「エアライド」仕様のマシンが「ウエライド」の場に紛れ込んだことを挙げており、その結果スピードが出すぎたり、カーブを曲がり切れないなど、遊ぶのには無理があったと述べている[23]

グラフィック

「エアライド」と「ウエライド」はコースのグラフィック表現が華やかな分、そのままではコースの中で迷ってしまうおそれがあった[24]。一方、3Dゲームにおいては、地形を強調するなどコントラストをつける手法が難しい時もあった。桜井は、ある程度空気の遠近で奥行きを表現できるだろうとしつつも、コースの視認性を高めるのには苦労したと振り返っている[24]。最終的に、ルールとして障害灯が設けられた[24]

音楽

サウンドトラック

本作の音楽は主に酒井省吾岩垂徳行が担当、その他バンダイナムコのサウンドスタッフも参加している。

元々、桜井は本作の制作にあたり、オーケストラを軸とした幅広い音楽が必要だと考え、これらを得意とする酒井と岩垂に作品名を伏せた状態でオファーした[18]

桜井は、音楽とゲームが互いに引き立て合うことで、良いプレイ体験をしてほしいという考えを持っており、「子どもにも歌えるようにする」というコンセプトを立て、二人には「必殺のメロディ」、すなわちコースを一度走っただけでも忘れられないくらいのメロディを入れてほしいと頼んだ[18]。また、本作では様々なことが同時多発的に起きやすい分、歌があるとノイズになってしまうおそれがあるため、歌そのものをBGMにしないという方針が立てられた[18]。これについて桜井は一度は迷ったものの、他のコースとの兼ね合いや、誰も介在しないはずの空間に誰かが制御しているようなものにするのは違うと思いあきらめたとのちのインタビューの中で振り返っている[18]

桜井は「エアライド」のコースBGMの発注に際し、方向性の例としてサンプル曲を相手に出すべきか思い悩んだ[18]。これは、出来上がったものがサンプル曲の偽物になったり、発注者と作曲家(またはその一方)がサンプル曲の影響を受けてほしくないという彼の考えがあった[18]。そのため、彼は二人に確認を取ったうえで、各コースに対して複数のサンプル曲を用意し、コースの全容やコンセプト動画とサンプル曲との共通点を見つけ、それに近いものを作るよう発注した[18]。担当コースについては、酒井が前作『エアライド』の雰囲気を持ち込みやすい「ダグウォータ」、「フォーリス」、「ケイビオン」、「フラリア」を選び、残りのコースを岩垂が担当した[18]。うち、「ダグウォータ」はハードロック調の曲がサンプルとして提示され、ラテン調のトロピカルな曲はやめてほしいという指示が出されたが、酒井がサンプル曲を聞かずに作った結果、ラテン調の曲ができてしまった[18]。事前に提示した内容とは異なることに桜井は戸惑いつつも、カービィの世界だから明るい感じでもよいかと考えた末に、作り直しを指示した[18]。一方、「ケイビオン」は民族音楽調にせよという指示の元、原始的なドラムのループがサンプルとして提示された[18]。桜井は部族的な野性味のある雰囲気を想定していたものの、酒井から提出された曲はきちんとしていた感じだった[18]。「コースに住まう先住民族のような人がでたらめに笛を吹いている」というイメージを出すために、曲の後半に笛の音を入れた[18]。また、この音はアドリブで3パターン収録され、最もアドリブ感の強いものが選ばれた[18]。「エアトピア」には3つの候補が存在していた。桜井は、どれもよい曲だったとしつつも、あるバージョンについてはさわやかなサウンドが、「住んでいた王族の驕りによって廃墟になった」というエアトピアの背景設定に合わないということで却下したと任天堂とのインタビューの中で明かしており、最終的には寂しげな雰囲気のバージョンが採用された[18]

一方、岩垂が手掛けたうちの一つである「サイベリオ」はテクノ調という発注内容を満たせてはいたものの、最初のバージョンは「子どもが歌えるメロディ」や「必殺のメロディ」のない単なる繰り返しだったため、最終的にはメロディが付与された[18]。また、岩垂から歌詞をつけたいという提案もあったが、最終的には却下された[18]

「ギャラクティック・ノヴァ」のコースの曲は前半と後半に分かれており、途中から『星のカービィ スーパーデラックス』の「VS.マルク」に切り替わるという仕掛けが施されている[18]。元々の発注内容は「VS. マルク」のメロディを部分的に入れてほしいというものであり、酒井はオリジナル曲の仮当てとして、原曲のメロディをすべて入れたところ、桜井から意外とあっているという評価が得られ、あのような形となった[18]。リテイク回数は前半と後半合わせて11回と酒井の担当楽曲の中では最も多く、これについて桜井は原作ファンへの配慮もあったと説明してる[18]

本作の発売に先駆けて、2025年8月19日からメインテーマを含む楽曲の一部(7曲)をNintendo Switch Online加入者限定の音楽配信サービス「Nintendo Music」にて、配信を開始した[25][26]。10月23日からさらに楽曲の一部(11曲)がNintendo Musicに追加配信された[8]

なお、前作『エアライド』の音楽については宮川彬良作曲によるアニメ版からの流用曲も含めて再録されており、本作のクレジットにも岩垂、酒井の次に宮川の名前がクレジットされている。

主題歌

本作のメインテーマは桜井[注 9]が作った歌詞を基に、岩垂が作曲した[15]。歌詞は極めてシンプルかつ短いフレーズでまとめられている一方、「マシンとともにある喜び」と「半生命体ゾラの願い」という二つのテーマが込められている[15]

当初岩垂は3つの候補から1つを選んでもらうつもりでいた[15]。最初の曲はこれだと思って作ったものの違うと思って没にした[15]。2曲目は子どもたちも歌える明るい曲にしようという考えのもと、バンド調の非常に明るい曲として作られた[15]。その後、明るすぎるかもしれないと思い、3曲目が作られた[15]。その後、2曲目はオープニングテーマ「流星の路」に、3曲目はロードトリップのエンディングテーマである「流星の路:蒼」としてそれぞれ採用された[15]

メインテーマの候補となる曲は3曲存在しており、最初の曲はこれだと思って作ったものの違うと思って没にした[15]。2曲目は子どもたちも歌える明るい曲にしようという考えのもと、非常に明るい曲として作られた。その後、明るすぎるかもしれないと思い、3曲目が作られた[15]。その後、2曲目はメインテーマ「流星の路」に、3曲目はロードトリップのエンディングテーマである「流星の路:蒼」としてそれぞれ採用された[15]。「流星の路 : 蒼」の「 蒼」はゾラの本体の色にちなんでおり、「流星の路」とは表裏一体の関係にあると桜井は自身のXにて述べている[27]

歌唱者は、フェイス音楽出版に各楽曲のキーに合った候補者を選定してもらい、それを開発スタッフが検討する形で選定された[15]。最終的に、「流星の路」の日本語版の歌唱者にはYuReeNa[28]が、「流星の路:蒼」とそのバラードバージョンである「流星の路:蒼枯」の日本語版にはSayoがそれぞれ採用された[15]

岩垂は、歌唱方法を伝えたりするのに苦労したと述懐していた[15]。うち、YuReeNaには、練習に際して岩垂の意図が伝えられたこともあって、本番では比較的スムーズに収録できた[15]。一方、「流星の路:蒼」は元々男性ボーカルを想定したうえで作曲していたため、Sayoにとってはキーが低くて大変そうだったと岩垂は明かしている[15]

反響

発売前の反響

本作は『カービィのエアライド』の22年ぶりの続編ということもあり、2025年4月2日に配信された「Nintendo Direct」にて発表された際は、大きな反響を呼んだ一方、同作を知らない者からは周囲の反響の大きさに驚く声が寄せられた[4]。また、日本国外版「エアライダー Direct 2025.8.19」も2025年8月下旬時点で193万回再生を突破した[29]

インサイド」の臥待弦は、「エアライダー Direct 2025.8.19」の解説記事の中で、一つの能力につき全員分のモーション等を用意する必要があり、それが能力の分だけ存在することは、作業工程が格段に跳ね上がるのは明らかであるとし、桜井の英断だと述べている[14]

ライターの渡邉卓也は「文春オンライン」に寄せた記事の中で、桜井による久方ぶりの『カービィ』の新作にして『大乱闘スマッシュブラザーズ』以外の作品、かつ熱狂的な支持のある作品の新作ということで、発売前から大きな期待が寄せられたのだろうと分析している[30]。また、渡邉は本作のゲーム性が『マリオカート』シリーズというよりは『スマブラ』のようなパーティーゲームに近く、まさにNintendo Switch 2向けだと評している[31]

ライターのアサミリナは「Game Watch」に寄せたオンライン体験会「おためしライド」についての記事の中で、「おためしライド」の序盤では殺意に満ちたプレイヤーには出会わなかったものの、短期間で攻略法を見つけてくるプレイヤーたちには感嘆したと述べている[32]

イー・ガーディアンXの2025年1月1日から10月31日の期間を調査対象とした「SNS流行語大賞 2025」のゲーム部門では、本タイトルが4位にラインクインした[33]

発売後の反響

ファミ通による日本国内におけるゲームソフト&ハード週間推定販売数(2025年11月17日~11月23日)では、19万5千本を超える売り上げを記録した[34]。2026年2月3日に任天堂が2026年3月期第3四半期の決算発表を行った中で、同期(2025年12月末まで)の全世界合計の売り上げ本数が176万本だったことが明かされ、うち90万本は日本国内の売り上げだった[35]。90万本のうち、ファミ通による推計ではパッケージ版(ダウンロードカード含む)が42万4千本を超える[36]

また、発売早々、本作の「オレマシン市場」では多種多様な自作マシンが出品され、話題を呼んだ[13][37][38]。一方、マシンの中には任天堂が削除したと思われるものもあった[39][40]

また、兎田ぺこらといった著名な動画配信者による実況動画などの配信が相次いでおり、ライターの小林嵩弘は「リアルサウンド」に寄せた記事の中で、なつかしさに加え、派手なグラフィックや予測不能な要素が配信中にドラマを生みやすいことが背景にあるのではないかと分析している[41]

他方、ロードトリップでギャラクティック・ノヴァの本性が明かされる「しかしギャラクティック・ノヴァには狙いがあった」はインターネットミームとして親しまれた[9]。AUTOMATONのKosuke Takenakaは、このキャラクターが初出の『星のカービィ スーパーデラックス』の時点において、理不尽に破壊されることで無理やり大団円を迎えさせるネットミームとして長年利用されてきたことが背景にあると分析している[9]

評価

体験版に対する評価

本作は発売前にオンライン体験会「おためしライド」が開かれた。「AUTOMATON」のHideaki Fujiwaraは、このバージョンについて、情報量が極めて多いものの、必須ではないが有効である要素が大半を占める分、忙しくて疲れたりストレスを感じるほどのバランスではなく、「効率よく遊んでもいいが、目移りするままに遊んでもよい」と評している[42]

発売後の評価

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レビュー収集サイトMetacriticにおいてはおおよそ好評を得た[43]ほか、OpenCritic という別のレビュー収集サイトにおいても批評家たちから好評を得た[44]

本作のメタスコアは78となった[59]

Nintendo Dream』は本作について、シンプルながらも奥深い作品だと評し、その在り方を「平成のおもちゃ箱」に譬えている[60]

週刊ファミ通』1926号のクロスレビューでは36点のプラチナランクとなり、うち、梅園ウララは満点の10点をつけ、全体的に短めのコースだが実際の時間以上に感じる濃密さがあるとし、「物語もあるひとり用のモードや、多彩なルール、お題達成でめくるパネルなど何度も遊びたくなる隙のない布陣」と評価した[61]

本作に対する否定的な意見としては「続編というよりリメイクだ」「前作の再現である」という表現も見られる[40]

ライターの渡邉卓也は「文春オンライン」にて、初週売り上げ本数(ファミ通.com調べで国内約19.5万本)について「ヒットの部類ではあるが大ヒットとまではいかなさそう」「人気あるゲームなのは間違いない。同時に、期待を大きく越えてくるような数字でもなかったといえる」と見ている[62]。ハード自体が発売されてから日が浅く、コミュニティが形成しきっていない[63]、そもそも22年前と比較してコミュニティが多様化している点を挙げ[64]、既にコミュニティを築けているユーザーからは高評価な一方で[63]、ほかのコミュニティに属する人からは『マリオカート ワールド』との違いがあまり見えてこない可能性を指摘し、魅力を内に秘めてしまったタイトルになってしまうことを懸念している[64]

ウェブメディア「電ファミニコゲーマー」の読者投票で実施された「推したいゲーム大賞 2025」では、5位にランクインした[65]KADOKAWA Game Linkage主催の同じくユーザー投票型の「ファミ通・電撃ゲームアワード2025」での、Game of the Yearの投票獲得順位は8位だった[66]

関連書籍

  • 電撃ゲーム書籍編集部 編集『カービィのエアライダー ザ・コンプリートガイド』(2026年4月2日発売、KADOKAWA Game LinkageISBN 978-4047338517[67]

脚注

参考文献

外部リンク

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