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ガトー・ド・サヴォワ

フランス、サヴォワのケーキ From Wikipedia, the free encyclopedia

ガトー・ド・サヴォワ(仏: gâteau de Savoie)、またはサヴォワケーキ[1]は、フランスのサヴォワ発祥のケーキ。小麦、卵およびコーンスターチ(または片栗粉)からなる単純な生地に、レモン風味をつけて山型に入れて焼くケーキである[2][3]。起源は14世紀と見られる。ビスキュイ・ド・サヴォワ(仏: biscuit de Savoie)と一緒に語られることもあるが[4]、これとは明確に別物とされる[5]。ビスキュイの方は1700年ごろ以降に発生したものをさし、スポンジは非常に軽い[5][6]。

ガトー・ド・サヴォワ

概要

起源は1343年ごろ、サヴォワ伯アメデ5世の庶子であったピエール・ド・イエンヌの考案といわれる[2]。このケーキの社交界デビューはアメデ6世の時代で、神聖ローマ皇帝を招待した折の宴会においてであった[2]。この時期については諸説あり、また皇帝もおそらくはカール4世であろうとされるが、年代は1373年から1383年までのどこかと見られている[7]。年代については1365年と特定する資料や[8]、1358年とする資料もある[4]。伯による皇帝の接待は、公爵位を受けられるよう働きかけたものであった[4]。サヴォワの地を模した箱庭に、王冠と一緒に巨大なガトー・ド・サヴォワを配したデザートの趣向は皇帝を大変喜ばせたものの[2]、この時に公爵位はもらえず、サヴォワ公となるのは孫であるアメデ8世の時代からであった[4]。

ニコラ・ド・ボヌフォン(フランス語版)による1655年の著書『田園の悦楽』(les délices de la campagne) にガトー・ド・サヴォワについて記載があるとされるが[9]、別の資料によればこの言及はビスキュイ・ド・サヴォワをさしている[10]。1745年にルイ15世のためにパリ市庁舎において催された宴会のメニューにも、ガトー・ド・サヴォワが登場していたことがわかっている[9]。

単純な素材のみで調理されるケーキであり、味も「とてもシンプル」と評されるだけに、ジャムやクリームを塗って食べることが多く、特にサヴォワのビルベリーとよく合うとされる[3]。

脚注

外部リンク

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