キツネフエフキ

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キツネフエフキ
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 LC.svg
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分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: ニザダイ目 Acanthuriformes
: フエフキダイ科 Lethrinidae
: フエフキダイ属 Lethrinus
: キツネフエフキ L. olivaceus
学名
Lethrinus olivaceus
Valenciennes, 1830
シノニム[2]
  • Lethrinus longirostris Playfair, 1867
  • Lethrinus rostratus Valenciennes, 1830
  • Lethrinus rostratus specificus Borodin, 1932
  • Lethrinus waigiensis Valenciennes, 1830
  • Lethrinus xanthopterus Valenciennes, 1830
英名
longface emperor
long-nosed emperor

キツネフエフキ(学名:Lethrinus olivaceus)は、フエフキダイ科に分類される魚類の一種。インド太平洋に広く分布し、岩礁サンゴ礁に生息する。フエフキダイ科でも最大級の種で、全長は1mに達する。吻が細長く、体には暗色の模様が不規則に入る。

1830年にフランス動物学者であるアシル・ヴァランシエンヌによって記載され、タイプ産地は西ジャワ州であった[3]。日本ではかつて Lethrinus miniatus という学名が適用されていたが、現在この学名はアマミフエフキに適用されている[4]タチガミフエフキは長年本種のシノニムとされていたが、2022年に有効種として認められた[5]フエフキダイ属単型のフエフキダイ亜科の下に置く見解もある。『Fishes of the World』第5版ではフエフキダイ科に亜科を認めず、従来のスズキ目からタイ目に分類している[6]。種小名は「オリーブ色の」を意味し、その体色を指している[7]。沖縄では「ウムナガー」と呼ばれている[8]

形態

体長は体高の2.8-3.4倍で、吻は細長い。大型個体では眼の前方が突出する[9]。背鰭は10棘と9軟条から、臀鰭は3棘と8軟条から成る[2]。円錐状の歯が両顎の側部に1列に並び、胸鰭基部内側の腋部に鱗は無い[10]。体色はオリーブ色がかった灰色で、体には暗色の斑点が不規則に入り、吻には暗色の線が入る[11]。頭部には黄褐色の帯が入る[5]。全長は通常70cmだが、最大で100cmに達する[2]。フエフキダイ科でも最大級の種である[12]。オオフエフキと似るが、側線上方横列鱗数が異なる[4]。タチガミフエフキは頭部に赤色の帯が入ることで区別できる[5]

分布と生態

紅海および東アフリカからサモア南日本まで、インド太平洋に広く分布する[9]。日本では主に琉球諸島で見られるが[8]和歌山県大隅半島大隅諸島からの記録もある[4]。水深1-185mのラグーン砂地岩礁サンゴ礁の斜面に生息する[2][8][9]。素早く泳ぐ活動的な種で、しばしば大きな群れを作るが、成魚は一般的に単独で生活する。オオフエフキと混合した群れを作ることがある[13]。主に甲殻類頭足類、魚類を捕食する[2]

人との関わり

出典

関連項目

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