キープ・ザ・ファイア
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「明日に向かって」は、ドゥービー・ブラザーズの演奏で大ヒットした「ホワット・ア・フール・ビリーヴス」に続くマイケル・マクドナルドとの共作で、ロギンス自身は「私達は、"What a Fool Believes"に匹敵するレベルの曲を書けるのかどうか不安だったよ」と振り返っている[2]。「ゲームは終り」には、当時『オフ・ザ・ウォール』の制作を終えたばかりのマイケル・ジャクソンがゲスト参加した[2]。
前2作はフュージョン・ミュージシャンのボブ・ジェームスがプロデュースしたのに対し、本作ではロック畑の実績の多いトム・ダウドがプロデューサーに起用された[2]。ロギンスは当時の心境に関して「ロックンロールもやってみたかった」「オーディエンスを立たせて、踊らせてみたかったけど、それまでの私には、人々を踊らせるような曲がなかった」と語っている[2]。
反響・評価
母国アメリカでは、本作がBillboard 200で16位に達し、シングル「明日に向かって」は全米11位、「キープ・ザ・ファイア」は全米36位を記録[1]。また、「明日に向かって」はグラミー賞最優秀男性ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞を受賞した[1]。
Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中3.5点を付け、アルバム全体に関して「裏ジャケットにはサポート・バンドの写真があり、より『バンドとしての作品』であることを前面に出したのは明白だが、前2作よりはバンド的であるとはいえ、統一感がないことは変わらない」と評する一方、「明日に向かって」に関しては「このアルバムの要」「ソフトロックのあるべき姿の総てを要約している」と称賛している[3]。また、ロバート・クリストガウは本作にC+を付け「ドゥービー風のディスコ作品」と評している[4]。
収録曲
- カム・オブ・エイジ - "Love Has Come of Age" (Kenny Loggins) - 3:53
- ミスター・ナイト - "Mr. Night" (K. Loggins, Richard Stekol) - 3:23
- 明日に向かって - "This Is It" (K. Loggins, Michael McDonald) - 3:56
- ジャンカヌー・ホリデイ - "Junkanoo Holiday (Fallin'-Flyin')" (K. Loggins) - 4:40
- ナウ・アンド・ゼン - "Now and Then" (Jeff Bouchard, K. Loggins) - 3:55
- ゲームは終り - "Who's Right, Who's Wrong" (K. Loggins, Richard Page) - 5:36
- キープ・ザ・ファイア - "Keep the Fire" (Eva Ein, K. Loggins) - 4:35
- ハーフ・ア・チャンス - "Give It Half a Chance" (Stephen Bishop, K. Loggins) - 4:57
- ウィル・イット・ラスト - "Will It Last" (E. Ein, K. Loggins) - 5:52