クサリトラザメ
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| クサリトラザメ | |||||||||||||||||||||
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メキシコ湾の個体 | |||||||||||||||||||||
| 保全状況評価[1] | |||||||||||||||||||||
| LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||
| 分類 | |||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||
| Scyliorhinus retifer (Garman, 1881) | |||||||||||||||||||||
| シノニム | |||||||||||||||||||||
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| 英名 | |||||||||||||||||||||
| chain catshark chain dogfish | |||||||||||||||||||||
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分布 |
クサリトラザメ Scyliorhinus retifer はトラザメ属に属するサメの一種。西部大西洋に分布する。50cm程度の小型のサメで、背面に網目模様を持つことが特徴である。成体は主に礫底に生息し、硬骨魚やイカを食べる。卵生である。繁殖力が強く、IUCNは保全状況を軽度懸念としている。
形態
生態
繁殖
雄では、精巣の発達はクラスパーの成長と相関している。クラスパーが30mm程度になった時点で成熟したとされる[4][6]。雌では、卵胞の発達は卵殻腺の成長と相関しており、卵殻腺が完全に形成された時点で成熟したとされる[4]。これは卵殻腺の幅にして18mm以上である。
北方の中部大西洋開湾では、雌は35cm・雄は38cmで性成熟するが、南方のサウスカロライナ州・フロリダ州では、雌は52cm・雄は50cmで性成熟する。寿命は飼育下で9年以上[1]。
観察から、雄は雌に噛み付いて固定し、雌に体を巻き付けて交尾を行う。交尾は繰り返し行われる[4]。最初の交尾から数日で産卵が始まる。雌は交尾後に最大で843日間精子を蓄えることができるが、交尾後から長期間経って産まれた卵は発達が悪いことがある。これには細胞老化・精子生存率の低下・水質などの要因が関わっていると考えられる[4]。
卵は海底の垂直構造物に産み付けられる。左右の輸卵管に1対の卵を持つが、これらは数分から8日の間をおいて産卵される[4]。卵の直径が1mm成長するのに約7.7日かかるが、これは水温にも影響される[4]。輸卵管内の卵殻は柔らかい淡黄色で半透明。岩などに絡みついて固定するための2本の巻きひげがある。産卵後には卵殻は硬く、白い縞の入った濃い飴色になる[2]。飼育下の雌は、年間44-52個の卵を産んだ[1]。


