グランドキング

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初登場ウルトラマン物語
作者 山口修(デザイン)
グランドキング
ウルトラシリーズのキャラクター
初登場ウルトラマン物語
作者 山口修(デザイン)
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グランドキングは、映画『ウルトラマン物語』をはじめとする「ウルトラシリーズ」に登場する怪獣。別名は超合体怪獣[1][2][注釈 1]

ウルトラシリーズ初の映画で新規に登場した怪獣である[4]

諸元
グランドキング
GRAND KING[1][5]
別名
  • 超怪獣
  • 超合体怪獣[5]
身長78 m[出典 1]
足の大きさ15 m[5]
腕の長さ
  • 右腕:32 m[5]
  • 左腕:46 m[5]
体重21万5千 t[出典 1]
出身地宇宙[出典 2](宇宙空間[8]

映画『ウルトラマン物語』に登場。

ジュダの力により、宇宙空間に浮遊する無数の怪獣の怨念が集結して誕生した怪獣[8][5]。強力な怪獣のパーツを繋ぎ合わせ、武装で強化したような外見をしており[10]、身体を構成する部分は角がゴモラ、尾はツインテール、両腕の鋏はサドラ、左腕の装甲はバルタン星人と言われているが、タイラントなどの過去のウルトラシリーズで登場した合体怪獣のように明確に合体した部分が判断できる形状ではなく[11][5]、全身が銅色の装甲に覆われているため、むしろロボット怪獣との印象が強い。額と目は赤く、首元から下腹部にかけての胴体中央部分には無数の光源があり、活動中は常に黄色く明滅している[5]

主な武器は頭部から発射する破壊光線グランレーザー[出典 1]で、地球火星木星をまとめて貫いて破壊できる威力を持つ[12][5]。口や尾先に生えた2本の角からも同類の破壊光線[出典 3](グランビーム[5])を発射し、右腕の巨大な鉤爪スーパーハンド[6][5]から繰り出す一撃でビル群を全壊させるスーパーデストロイングパンチ[5]も強力であるほか、左腕から毒性のガス[5]を噴射することもできる。ウルトラ5兄弟の光線一斉発射も寄せ付けない頑強な皮膚を持ち、一斉に5兄弟が組みついた際には赤いスパークを全身から放ってはね飛ばしている[5]。飛行形態では足首が逆転しており、その本領は空間戦闘ではなく格闘戦である。赤外線センサーを肩に備え、敵を暗い宇宙空間でも識別可能[5]

惑星フェラントとその宙域にてウルトラ6兄弟と交戦する[5]。フェラントでの最終決戦ではウルトラ6兄弟を怪力で弾き飛ばし、彼らの必殺光線一斉発射すら跳ね返す強固な装甲で追い詰めるが、ウルトラの母からのウルトラサインに応じてウルトラ5兄弟の力を与えられたタロウがスーパーウルトラマンとなった後は彼に圧倒され、シューティングビームやスーパーウルトラキックを経て最後はコスモミラクル光線を浴びて大爆発を起こし、消滅した[5]

  • 当初はタイラント同様の合体怪獣の設定で、上記のほかにキングザウルス三世の角、シルバーブルーメの胸などが合成されていたが、美術スタッフの山口修によって鎧を全身に纏ったロボット怪獣としてクリーンアップされた[出典 4]
  • 造型は開米プロ経由で、レインボー造型企画が担当[14]。造形物は着ぐるみと遠景用の人形が製作された。

大怪獣バトルに登場するグランドキング

『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS NEO』に登場するグランドキング

大怪獣バトル ULTRA MONSTERS NEO』第5話「レイオニクス暗殺計画」に登場。

バトルナイザーのデータ収集のためにガッツ星人に呼び出され、巨大化したガッツ星人と共にバトルナイザーの怪獣との戦いを繰り広げた末、倒される。

ステータスは原作同様スピードが低いものの、それ以外は高く設定されている。ロボット怪獣として扱われており、雷属性攻撃には滅法弱く、スピードゲージもロボット怪獣のものである。必殺技は劇中で使用した「グランレーザー」「グランビーム」に加え、両腕の爪で連続攻撃する「グランクラッシュ」が使える。グランビームには高熱属性が付加されている。

『大怪獣バトルウルトラアドベンチャー』に登場するグランドキング

漫画作品『大怪獣バトル ウルトラアドベンチャー』第18話「レイブラッドを倒せ!」に登場。

レイブラッド星人の使役怪獣(ゲーム版における強化ゼットン)としてイオのゴモラ、ヴィットリオEXゴモラと戦う。

2体のゴモラ相手に互角以上のパワーで押し合い、レイブラッド星人が変身したレイモン(バーストモード)がイオたちを直接攻撃したため、優勢だったがレイモンと一体化したイオが変身したことによってゴモラが強化され、超振動波とグランレーザーの撃ち合いで敗北し、爆散した。その後、レイモン(バーストモード)も分離したレイモンの特攻を受け、再び実体を失う。

超怪獣 スーパーグランドキング(SD)

諸元
スーパーグランドキング(SD)
別名超怪獣
身長14 cm - 78 m[出典 5]
体重150 g - 21万5千 t[出典 5]

ウルトラマンギンガ』第10話「闇と光」に登場。

グランドキングを強化した怪獣[出典 5]。頭がよりシャープな形状となり、右腕の鋏が大型化し、左腕の装甲が3本の爪状になるなど、外見が大きく変化している。能力もより向上しており、口や胸からウルトライブを解除するほどの威力を持つ強力な破壊光線を発射する。劇中では単にグランドキングと呼ばれるが、ゲーム『スーパーヒーロージェネレーション』ではスーパーグランドキングと表記されている。

ナックル星人グレイ(SD)が闇に魅入られた美鈴と共にダークライブし、降星小学校を襲撃する。美鈴を人質に取る形でウルトラマンギンガとジャンナインを動揺させて優位に立った後、ヒカルを美鈴の意識の中に送り込み動けなくなったギンガを援護するため、千草がウルトライブしたウルトラマン(SD)、石動がウルトライブしたウルトラセブン(SD)、健太がウルトライブしたウルトラマンティガ(SD)が加勢しても圧倒し、口からの破壊光線[注釈 2]で全員を倒す。残ったジャンナインをも追い詰めるが、ヒカルに美鈴を奪還されて弱体化し、最後はギンガに空中へ投げ飛ばされ、ギンガサンシャインで内部にいたグレイ諸共倒され、描写は無いもののスパークドールズに戻った模様。

  • スーツアクター:梶川賢司
  • 元々はフィギュア「ULTRA-ACT」用にデザインされていたもので、実際に商品化はされなかったものの、デザインをそのままスーツにしているため、かなりボリュームのあるスーツとなった[出典 6]。原典が寸胴で可愛い感じであったことから、強力な感じを出すために両腕の武器を大きくし、巨大感を出すために頭を小さくするなど、かなりのアレンジを加えている[20]。また、フィギュア化が前提であったことから、発光ギミックを入れるためにボディの中央にはラインを走らせている[20]
  • スーツは新規造形[22][21]
  • その後、2014年12月26日から2015年1月7日まで東京ドームシティのプリズムホールにて開催されたライブステージ「ウルトラマンバトルステージ2015」にも登場し、ギンガ、ウルトラマンビクトリーウルトラマンゼロウルトラマンメビウスウルトラマンヒカリウルトラセブンゾフィーウルトラマンキングらと交戦している[23]

超怪獣 スーパーグランドキング・スペクター

諸元
スーパーグランドキング・スペクター
別名超怪獣
身長78 m[出典 7]
体重21万5千 t[出典 7]

ウルトラファイトビクトリー』に登場。

ジュダ・スペクターが宇宙に漂流する怪獣の亡霊を結集させて生み出した[26]、スーパーグランドキングの別形態。体色がジュダと同様の金色に変色し、頭部の角が変化し、右腕の鋏がバットキャリバーと同様の刀に変化している[27]。また、角にはジュダのマークも刻印されている。

ジュダの命令で、ウルトラマンギンガビクトリーウルトラマンAウルトラマンレオアストラに襲いかかる。A、レオ、アストラの攻撃を軽くあしらうどころか、ギンガビクトリーのメビュームシュートをも腹部からの赤色の破壊光線で弾き返し、フュージョンを解除させてギンガとビクトリーに戻すなど、レオ曰くジュダを倒さなければ止めることができない強さでギンガたちを圧倒する。その後もギンガ、A、レオ、アストラを苦しめるが、ビクトリーナイトによって発されたビクトリウム・コアのエネルギーの余波で弱体化し、最後はギンガのギンガクロスシュート、Aのメタリウム光線、レオとアストラのウルトラダブルフラッシャーの斉射で倒される。

  • 本作品にジュダが登場することから、『ウルトラマン物語』のオマージュとしてグランドキングを登場させるものとなった[27]
  • スーツはスーパーグランドキングの改造であり、ジュダの要素を入れてアレンジしている[27]。頭部の角や右腕、全身のカラーリングを変更している[27]

土ノ魔王獣 マガグランドキング

諸元
マガグランドキング
別名土ノ魔王獣
身長70 m[出典 8]
体重21万5千 t[出典 8]
出身地地底の龍脈[31]

ウルトラマンオーブ』第2話「土塊の魔王」に登場。

ウルトラマンタロウによって地底深くに封印されていた、土属性の魔王獣。頭部には魔王獣特有のマガクリスタルを有する。『太平風土記』には「土を禍々しく乱せし巨大な魔物」と呼ばれる「禍蔵鬼マガグラキ」として記されていた。ジャグラスジャグラーによって地底怪獣の怪獣カード[注釈 3]から力を与えられ、自らを封印する龍脈上にある建物を地盤沈下によって崩落させていた。やがて、全地点の封印が解かれると完全復活し、地上に姿を現す。

ウルトラマンオーブ(スペシウムゼペリオン)のスペリオン光線も通じないほど、きわめて頑丈な皮膚による防御力に加え、全身からエネルギーを放射するマガ一閃[出典 8]周囲を吹き飛ばすほか、胴体から放つレーザー光線のマガ穿孔[28][29]はビルに風穴を開けるほどの威力を持つ。オーブとの戦いでは攻守に優れた能力を発揮して追いつめるが、ガラス張りのビルだけにはマガ穿孔が反射されたことにヒントを得たオーブがバリアで作った鏡面に反射させた結果、自らがマガ穿孔を受けて風穴を開けられてしまい[注釈 4]、そこにスペリオン光線を受けて内部から肉体を破壊され、倒される。

  • スーツアクター:新井宏幸[33]
  • デザインは円谷プロダクションIP企画製作部の竹内純が担当した[34]。デザイン画はイラストではなく、既存スーツの写真を加工している[34]。体色は監督の田口清隆により青銅色と指定されていたが、実際のスーツでは異なるものとなった[34]
  • スーツは既存のグランドキングの改造[34]。頭部は原典に似せており、尾は1節縮められている[35][36]
  • 脚本を担当した小林雄次は、原典がウルトラ6兄弟を苦戦させた存在であるため、オーブが単独で倒すことの説得力をどう持たせるか決定するまでに苦労した旨を述べている[35]。また、最初から登場させるとすぐに街を破壊することになってしまうため、封印状態にあるという展開となった[35]
  • 演出面では、完全なロボット怪獣ではないものの機械的に動いているイメージが演技に取り入れられている[35]。田口はスーツアクターの新井に対し、玩具「ゾイド」のイメージを要望していた[36]
  • マガ穿孔でビルに穴が空く描写は、映画監督の樋口真嗣が映画『ドラゴンヘッド』で描いたが没案となったイメージボードを元にしており、田口が樋口から許可を得て再現した[35][36]。倒される場面では、爆発する前に一度膨らむことで装甲の硬さを表現している[35]

超弩級怪獣 グランドキングメガロス

諸元
グランドキングメガロス
別名超弩級怪獣
身長78 m[出典 9]
体重21万7千 t[出典 9]
出身地綾香市[40]

ウルトラマンR/B』第20話「星屑の記憶」、第21話「あめ玉とおまんじゅう」に登場。

美剣サキがウルトラマンロッソとウルトラマンブルを倒すため、ジャイロと怪獣クリスタルを用いて変身する。巨大な両腕メガロスアームや胸から放つ破壊光線メガロスブラスター[出典 9]、右手にエネルギーを集中させて形成する光の剣メガロスヘルブレード[37][38]、角から電撃を放つメガロスサンダーブレイク[37]、額から破壊光線を連射するメガロスグランレーザー[37][38]、分離可能な背中の突起メガロススパイン[37]、メガロススパインから放つ破壊光線スパインストーム[37][38]、メガロススパインで発生させる防御壁スパインイレーザー[37]、口から放つ最大威力の光線メガロスデストロイド[37][38]など多彩な武器を持ち[37][38]、その全身を覆う頑丈な装甲を通常の攻撃で傷付けることは不可能である[38][39]

ロッソやブルと交戦していたゴモラから超振動波を浴びせられるが、平然と受け流して破壊光線で返り討ちにすると、ロッソやブルとの戦いに突入する。装甲で攻撃を寄せ付けずメガロスヘルブレードによる攻撃で追い詰め、ウルトラマンルーブへの合体変身ができないままの彼らにメガロスブラスターを放つ。しかし、ロッソフレイムに跳ね返されてダメージを受けたところにブルグランドのアースブリンガーを受けて引き分けとなり、サキの姿へ戻る。

  • スーツアクター:梶川賢司
  • デザインは後藤正行が担当した[41][42]。スーツはマガグランドキングの改造で、前回と同様にデザイン画はスチール写真の加工である[出典 10]。頭部は原典ともマガグランドキングとも変えることによって別個体であることを強調しており、全身の突起は派手さと強さを表現するために複数のカラーバリエーションを検討した中から、金色となった[41][42]。原典ではカメラのようなパーツが頭部に付いていたが、異なる形状のマガクリスタルを頭部に付けている[42]
  • 当初の設定ではサキが変身できるのはグルジオ系のみで、グランドキングメガロスは召喚されて登場するという予定であったが、彼女自身が戦って傷つかないと視聴者にサキの本気や覚悟、痛みや苦しみなどが伝わらないとの判断から、彼女自身が変身するという展開に改められた[44]。また、他の怪獣とのパワーバランスを考慮し、圧倒的な力を持つ代わりにサキが力に酔いしれてしまう禁断のクリスタルであるという裏設定も加えられた[44]
  • 第20話・第21話監督の伊藤良一は、登場怪獣の選択肢としてノーバとグランドキングを提示されたが、ノーバを登場させるのは難しいと判断し、グランドキングを選んだ[45]。しかし、近年の作品ではグランドキングの登場頻度が多いことから、従来とは違う能力を取り入れている。また、ロッソやブルと2対1になることやスーツが大きいことなどから、グランドキング自体をあまり動かさずに合成を多用し[45]、多種類の技を使わせることで強さを表現している[44]

その他の登場作品

脚注

参考文献

関連項目

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