ケンちゃん (猫)

From Wikipedia, the free encyclopedia

ケンちゃん(2014年頃[注釈 1] - 2025年9月20日)は、尾道市に住んでいたオスの[2]黒猫尾道市立美術館の警備員・馬屋原定雄との“攻防”で知られる。

尾道市立美術館近くのレストラン「プティアノン」で飼われているケンちゃんは、2016年頃から同館周辺に姿を見せはじめる[2]

2017年3月、同館の建物に侵入しようとして警備員の馬屋原定雄に止められる様子がTwitter(現・X)で紹介され、注目を集める[3]。特別展「招き猫亭コレクション―猫まみれ」の会期中で、ガラス越しに見えるネコの彫刻に反応したらしい(読売新聞オンラインによる)[2]学芸員・梅林信二はその時の衝撃を次のように語る:「エントランスが騒然としていて慌てて駆け付けたら、中に入ろうとしている黒猫のケンちゃんを警備員の馬屋原さんが阻止しているところでした」[1]

ケンちゃんが同館に侵入を試みるのはほとんどの場合馬屋原が警備しているとき。馬屋原が同館を警備するのは年4回の特別展の会期中に限られるため、そのとき同館スタッフは攻防戦を期待してカメラを構えていた[3]

2018年10月には茶トラのゴッちゃん(推定5歳、オス)が“援軍”として参戦。2匹は距離を取って個別に侵入作戦を展開しているが、裏では鼻を付け合って情報交換する姿が目撃されることもあった。馬屋原は「ケンちゃんが1日2、3度、ゴッちゃんが数日に1度程度、侵入するそぶりを見せる。ケンちゃんはあきらめが早く、ゴッちゃんはやや粘着質。最近は入口横にある巨大な三毛猫オブジェの裏を回って来るという頭脳プレーを見せることもあるので気を抜けない。でも、猫たちが本気を出していないと感じることもある」と笑顔でコメント[1][注釈 2]

2024年4月18日、最後の攻防戦。約7年にわたって攻防戦を見守ってきた同館職員は「美術館に入りたいんじゃなくて、馬屋原さんに遊んでほしいんだろうな、と思いながらいつも見ていました」と話す[4]

2024年7月、同館のXに生前最後の近影が発表される[4]

2025年に入ってからは病気療養のため外に出ることもなくなる。同年9月20日、永眠。11月11日、同館のXを通してケンちゃんの死去を発表[注釈 3][5]。なお、この日はケンちゃんが飼い猫となった記念日である [4]。  

注釈

Related Articles

Wikiwand AI