ゲヘナ
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文字通りの意味
象徴としての意味
キリスト教の伝統的解釈
→詳細は「地獄 (キリスト教)」を参照
ゲヘナは罪人の永遠の滅びの場所であり、地獄を指す場所として用いられる[1][2][3]。 永遠の滅びの場所の根拠とされる聖書箇所は以下の通りである。全てゲヘナ、および永遠の滅びの場所を意味する「火の池」について記されている。ただし、「ゲヘナ(ヒンノムの谷)」と「火の池、火と硫黄の池」は別の場所だとも解釈可能である。
- マタイによる福音書 5:22 「また、『ばか者。』と言うような者は燃えるゲヘナに投げ込まれます。」 — (新改訳聖書)
- マルコによる福音書 9:48 「地獄では蛆が尽きることも、火が消えることもない。」 — (新共同訳聖書)
パウロは、イエス・キリストが再臨したとき、神を信じない者、イエスの教えに従わない者が、限りなき永遠の刑罰を受けると記している。
- テサロニケの信徒への手紙二1:7-1:9 「それは、主イエスが炎の中で力ある天使たちを率いて天から現れる時に実現する。その時、主は神を認めない者たちや、わたしたちの主イエスの福音に聞き従わない者たちに報復し、そして、彼らは主のみ顔とその力の栄光から退けられて、永遠の滅びに至る刑罰を受けるであろう。」 — (口語訳聖書)
黙示録には以下の記述がある。
エホバの証人の解釈
→詳細は「霊魂消滅説」を参照
この節の聖句は『新世界訳聖書』からの引用による。
伝統的解釈によるとゲヘナは地獄の同義語として使われることが多い。しかし、エホバの証人はヘブライ語のシェオルとギリシア語のハデスを同列に扱い、ゲヘナをそれと明確に区別している。ゲヘナは元々罪人の死体処理場であった事、愛の神は人身供犠のような残酷な事を望まない事(エレミヤ書32:35)を根拠に、復活の見込みのない完全な滅びの象徴であり、永久の処罰である「第二の死」(啓示20:14)を表しているとの見解を持つ。これは霊魂消滅説と関連がある。聖書では「火の湖」は「第二の死」(ヨハネへの啓示20:14)を表しているが、火の湖には死やハデスも投げ込まれる事から、彼らはそこが別の種類の死、つまり第二の死である完全な滅びの象徴と見なし、これをゲヘナと同列に置く[4][5]。