コシジタネツケバナ
From Wikipedia, the free encyclopedia
| コシジタネツケバナ | ||||||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 分類(APG IV) | ||||||||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||||||||
| 学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| Cardamine niigatensis H.Hara (1983)[1] | ||||||||||||||||||||||||||||||
| シノニム | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| コシジタネツケバナ(越路種漬花)[3] |
コシジタネツケバナ(越路種漬花、学名: Cardamine niigatensis)は、アブラナ科タネツケバナ属の多年草[4]。
全体に柔らかい。根茎は短く匍匐する。茎は高さ5-15cm、ときに25cmになり、無毛。根出葉は単葉で丸みを帯び、長さ3-15mm、長い葉柄があって無毛、花期には枯れて存在しないことが多い。茎につく葉は互生し、長さ1-7cmの葉柄があり、葉柄の基部は茎を抱かない。下部の葉は奇数羽状複葉になり、小葉は3-5個、上部の葉は単葉か3小葉になり、頂小葉は大きく、丸みを帯びた長楕円形で、長さ5-50mm、幅5-20mmになる。葉の両面、縁ともに無毛[3][4][5]。
花期は4-6月。茎先に総状花序をつけ、径5-8mmになる白色の十字形の4弁花を数個つける。萼片は長楕円形で長さ1.5-3mm、縁は白色になる。花弁は倒卵形からへら形で、長さ4-7mm、幅1.5-2.5mm。雄蕊は6個、葯は長さ約0.7mm。雌蕊は1個で柱頭は小さい。果実は長角果で斜開してつき、線形で無毛、長さ2-3.5cm、先端につく残存花柱は長さ2-3mm、幅1-1.2mmになる。種子はオリーブ色で、長さ1-1.2mmになる[3][4][5]。
本種は栄養繁殖性が強く[6]、開花後に茎が倒れ、地上に接した部分から発根し、翌年にその節から茎が伸長し株状になる[7]。
分布と生育環境
名前の由来
新種記載
この植物については、最初、植物学者の奥山春季 (1963) が「原色日本野外植物図譜 7:19」に掲載するにあたって、和名コシジタネツケバナを命名し、Cardamine scutate Thunb.(オオバタネツケバナ)の変種 var. koshiensis としたが、和文で「花が少し大きく,径約 5mm程度」とされただけで正式な記載はなかった。大井次三郎 (1965) も「日本植物誌改訂版」に掲載したが同様に正式な記載はなかった。原寛 (1983) は、新潟県の植物研究家である伊藤至から「花および、果実をつけたよい資料」が送られたことから、検討の結果、独立種として「植物研究雑誌第58巻第11号」に正式に記載発表した[5]。