コリュバース From Wikipedia, the free encyclopedia ピュリケーまたはコリュバンテスの踊りを描いたローマのレリーフ。バチカン美術館所蔵。 コリュバース[1]は(古希: Κορύβας, Korybas, ラテン語: Corybas)プリュギアの女神キュベレーに仕える伝説上の祭司たち[1]。複数形はコリュバンテス(古希: Κορύβαντες, Korybantes, ラテン語: Corybantes)[1]。日本語では長母音を省略してコリュバスとも表記される[2]。 アポローンとタレイアの子供たちとも、キュベレーの子コリュバースの子孫ともいわれる[1]。レアーの従者であるクーレースたちと混同され、嬰児のゼウスの守護を務めたとされる[1]。キュベレーの祭儀において、彼らは剣で楯を打ち鳴らしつつ乱舞し、身体を傷付け、自らを去勢したという[1]。太鼓やシンバルを鳴らしながら踊ったともいわれる[2]。 後世においてキュベレーに仕えた去勢神官たちであるガッロイ(Galloi, ラテン語: Galli、ガッリー)もコリュバンテスと呼ばれ、彼らはオルギアの儀式において踊り狂いながら、恍惚となり、自らを去勢し性器を女神に捧げた[1]。ギリシア・ローマ時代の文献には、彼らが行った騒冥乱舞の儀式や、剣、鞭、陶片などで自身の身体を傷付ける有様や、逞しい若者を男妾として共有し口内性交を行っていたことなどが散見される[1]。 エペソスのアルテミスやシュリアのアスタルテーに仕える祭司たちも、同様の去勢神官であり、祭礼の際には神官の宗教的興奮に魅了され参詣人の中にも小刀で自らを去勢する者が続出したといわれる[1]。 リューディアにおいてはアッティスがコリュバンテスの一員とされた[3]。そのため、彼らは神秘的な力を持つ存在として予言を行い、まじないや投薬といった医療を信者に与えたという[3]。 また、彼らはカベイロスたちや、ダクテュロスたちと混同されることもあった[4]。 脚注 [脚注の使い方] 出典 1 2 3 4 5 6 7 8 9 『西洋古典学事典』581頁。 1 2 マイケル・グラント『ギリシア・ローマ神話事典』259頁。 1 2 呉茂一『ギリシア神話』333,334頁。 ↑ 『西洋古典学事典』425,723頁。 参考文献 松原國師『西洋古典学事典』京都大学学術出版会、2010年。 マイケル・グラント、ジョン・ヘイゼル『ギリシア・ローマ神話事典』大修館書店、1988年。 呉茂一『ギリシア神話』新潮社、1994年。 Related Articles