コントーション
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Backbend(後屈)
コントーションにおけるスキルは、Backbend(後屈)、Frontbend(前屈)、Splits(開脚)、Enterology(腸病学)[注釈 1]、Dislocations(関節外し)[注釈 1]に分類される[8][9]。
体を後方(背中側)に曲げるスキルである。後述(#歴史)のとおり古代から演じられている記録が有る。身体の支持方法(足のみ、足と手《ブリッジ》、倒立など)によって多様なポーズを取ることができる。また倒立と併用することで平衡技巧系のさまざまなアクロバットの演目[注釈 2]に応用される[10]。
【参考】倒立の種類
- ハンドスタンド(hand stand) : いわゆる一般的な「逆立ち」「倒立」を指す語であり、腕を伸ばし手で体を支えるもの[11]。熟達した演者は片手で倒立した状態でもコントーションを行うことができる[12]。
- エルボースタンド(elbow stand) : 肘を曲げ肘(と前腕)で体を支えるもの [9]。
- チェストスタンド(chest stand) : 胸で体を支えるもの[9]。
「後屈」の特徴的なポーズ
- Marinelli bend(マリネッリベンド): 演者が支柱に固定されたグリップを噛み歯と顎だけで自分の全体重を支え、その状態で自分の頭と臀部をつけるほど後屈して両足を伸ばすポーズ。アメリカで活躍した男性コントーショニスト HB Marinelli (1864-1924)の名前に由来する[9][13]。
- Triple Fold(トリプルフォールド): チェストスタンドの中でも難易度が高いもので、膝・すね・脚の甲が完全に床に接するまで後屈するポーズを指す[9]。
Frontbend(前屈)
体を前方に曲げるスキルである[9]。立った状態で頭を股下から後方に出すポーズ[14]や、仰向け又は座った状態で両脚を背中側に回し、後頭部でくるぶしを交差する(human knot)、または背中で脛を交差するポーズなどがある[注釈 3]。
Splits(開脚)
両脚をそれぞれ反対方向に伸ばすスキルである。 脚を伸ばす方向で、前後開脚(front split)と左右開脚(side split)とに分かれる。 両脚を開いた角度が180度以上の場合、Oversplitと呼ばれる[9]。
Enterology(腸病学)
常人には入ることができないような小さな箱や容器などの空間に、身体を曲げて入るスキルである。ボックスアクト(box act)、ボディパッキング(body packing)、パッケージ化(packanatomicalization)などとも呼ばれる[8]。
Dislocations(関節外し)
主に肩関節や股関節などを外して可動範囲を広げるスキルである[9]。なお、ほとんどのコントーショニストは、関節を外すことなく驚くべき柔軟性を示すことができる[16]。
歴史
世界
古代
コントーションに関する古代の遺物は、エジプト、ギリシア、中国、メキシコなど世界各地で発見されている。
例としては次のものがある。
- エジプト 第18王朝のツタンカーメン王(在位紀元前1332年頃 - 紀元前1322年頃[注釈 4])が ルクソール神殿の「アメンホテプ3世の大列柱廊」壁面に刻ませたブリッジまたは後屈をする12人の女性ダンサーのレリーフ[18][19][注釈 5]や、第19王朝(紀元前1293年頃 - 紀元前1185年頃)に描かれたブリッジをする女性ダンサーの絵のある石灰石のオストラコン(破片)[21][22]。
- 紀元前1200年頃から紀元前600年頃の間に製作されたとみられる、メキシコのトラティルコ遺跡から出土した、男性がチェストスタンドで後屈して両足を頭の上にのせている陶製の像 [23]。
- 紀元前340年頃から紀元前330年頃の間に製作されたとみられる、ハンドスタンドで後屈している女性ダンサーが描かれたギリシアの水がめ(ヒュドリア)[24]。
- 前漢(紀元前206年 - 紀元後 8年)初期の山東省済南市無影山の墓内から出土した22体(現在は21体)の陶俑(陶器の人形)からなる「楽舞百戯俑」に含まれる、チェストスタンドで後屈して両足で頭を挟んでいる曲芸師の人形[25]。
19世紀前半頃まで
- 漢王朝(紀元前206年 - 紀元後220年)以後、中国では雑技全般が発展していったが、その過程で主に後屈のスキルが倒立と結合して平衡技巧系のさまざまなアクロバットの演目[注釈 2]に応用されていった[10]。
- 唐王朝の中期・晩期頃(8世紀中頃-10世紀初頭頃)には倒立芸とは別に、手を使わず足と頚で行う柔術(コントーション)も生まれた[26]。
- ヨーロッパにおいては、16世紀から18世紀にかけて都市の定期市の広場で演じられた様々な見世物の中に、身体の柔軟性を見せる「骨無し(disloqué)」というレパートリーが存在した[27]。
- 近代的なサーカス的ショーは1770年に始まった[注釈 6]が、馬上で演じられるアクロバットが中心であった。コントーション(「骨無し」)が大きな常設サーカスにおいても演じられるようになったのは1830年代の半ば以降であったが、馬を必要としないアクロバットの中では最も早い時期に加わったものだった。当時主役であった馬上でのアクロバットの邪魔にならないため、コミカルな道化芸として共に演じられていた[29]。
20世紀前半頃まで
- 19世紀後半から20世紀初頭のヨーロッパとアメリカにおいてコントーションの興行は全盛期を迎え、サーカス、展示会や博覧会などに付属する見世物、ボードビルシアター(イギリスにおけるミュージックホール)、そしてナイトクラブなどで盛んに演じられた[30]。
- モンゴルにおいては1941年にソ連の経済的、技術的援助により[注釈 7][注釈 8]モンゴル国立サーカスが設立され、同国のコントーションの発展の契機となった[33][3]。
- 中国においては、社会が不安定であった清王朝末期から国共内戦期までの間、雑技全般に停滞がみられたが国共内戦が1950年に終結すると復興し、柔術(コントーション)も新たな発展を遂げるようになった[34]。
現代まで
- 中国では1972年に周恩来国務院総理が雑技団の海外派遣を提議、多くの雑技団が生徒の募集を始め、あわせてスポーツや舞踏などの訓練法を参考とした科学的な訓練が行われるようになった[35]。こうしたことから1981年のパリ国際大会[35][注釈 9]で、広州少年雑技隊に所属していたコントーショニストの戴女霞(Dai Wenxia)[37]は個人での滾杯(グェンペイ)の演技[38]と彼女を含む三人で演じた頂碗[39]の演技で一等(頂碗はフランス大統領賞も)を受賞した[35]。その後もコントーション要素を含む演目を演じる中国の雑技団がモンテカルロ国際サーカスフェスティバルで金賞(ゴールデンクラウン賞)を獲得する[注釈 10]など、高い評価を得ている。
- モンゴルにおけるコントーションは、1987年のモンテカルロ国際サーカスフェスティバルの銀賞(シルバークラウン賞)を受賞する[40]など高い評価を得るようになっていたが、1990年に人民革命党(共産党)が一党独裁を放棄、1992年に国家体制が変わったことなどから[44]、国立サーカスの経営もずさんになり2007年には民営化、実質的には解散となった[45]。この時期以降、多くのモンゴル人コントーショニストや指導者が海外に活動の場を移すようになり、世界中のサーカスに人材を供給することとなった[46][47]。例えば、シルク・ドゥ・ソレイユがラスベガスで公演している「O(オー)」における「コントーション」の演者は、全員モンゴル人である[注釈 11]。
日本
奈良時代から室町時代まで
江戸時代
明治時代から昭和時代まで
サーカス
- 明治時代になると、伝統的な軽業の興行は欧米から伝わったサーカスにとって代わられたが、増田曲芸一行や木下サーカスなどにおいて、角兵衛江獅子や伝統的な軽業はサーカスのアクロバットに吸収される形で存続した[61][62]。また、大竹娘曲馬のように高い柔軟性を持った中国雑技の演者[注釈 14]を参加させた例もあった[64]。
- 太平洋戦争終戦後、サーカスは一旦は復興したものの、児童福祉法の制定[注釈 15]などにより15歳未満の子どもが就労不可になり後継者育成に問題が生じたことやテレビの普及などの娯楽の多様化により衰退し[65][66]、昭和30年(1955年)頃には30団体あった[67]ものが、昭和60年(1985年)には6団体まで減少することとなった[68][注釈 16]。
アクロバチックダンス
- 昭和9年(1934年)12月に日本劇場(日劇)のこけら落しの主演と演出を行い、大変な人気を得た川畑文子は、日系アメリカ人三世のブロードウェイのスターダンサーで、足を頭より高く正面方向に蹴り上げる技(ハイキック)を得意としていた[70]。川畑文子の日本での成功後、アメリカから多くの日系二世、三世のダンサーが来日したが、なかでもロサンゼルス出身の岡本八重子は妹の文子とともにコントーション的なダンスを得意として、川畑に迫る人気を得た。当時こうしたコントーション的ダンスは「アクロバチックダンス」と呼ばれ[注釈 17]、戦前の日本では盛況であった[72]。岡本は太平洋戦争後も複数の映画に出演した[注釈 18]ほか、岡本八重子舞踊研究所を設立して後進の育成も行い、若山昌子[注釈 19]らを育てた[76]。
- アクロバチックダンスは他のダンスと同様に、キャバレーのショーなどでも多く演じられた[78]。また、アクロバチックダンサーであったR・テンプルは、昭和27年(1952年)から当時「ストリップショーの殿堂」と呼ばれていた日劇ミュージックホール(日劇の小劇場を改称したもの)[79][注釈 20]に出演するようになり[82]人気を得て、昭和30年(1955年)にはラジオ東京テレビ(現在のTBSテレビ)の番組『ミュージックホール』にも出演した[83]。
- アクロバチックダンスはキャバレーにおいて昭和50年(1975年)以降も演じられ[84][85]、昭和53年(1978年)には若山昌子が自らキャバレーの経営を始める[86]などしたが、ディスコの登場やバブルの崩壊によりキャバレーの経営事情は悪化、その数も減少し[86][87]、若山の店も平成18年(2006年)に閉店することとなった[88]。
平成時代以降
- サーカス学校の登場
- 新体操界からの人材供給
- 国際的なフェスティバルでの受賞
- 公演機会の多様化
- 近年(2019年現在)においては各種のショーだけでなく、演劇にコントーショニストの演技が組み込まれる例も見られている[注釈 24]。
文化的な影響
浮世絵
コントーションは 歌川広重と葛飾北斎によっても描かれている。
- 歌川広重「狂戯芸(たわけげい)づくし 四」及び「狂戯芸づくし 五」
- 「狂戯芸づくし」は歌川広重が酒席での芸や遊びを描いた浮世絵のシリーズである。その「四」にはブリッジをする男と片脚を自分の顔に着けるように上げている男が、「五」には腰を下ろした姿勢で両足を頭の後ろに回したポーズの男が描かれている[102]。
- 葛飾北斎『北斎漫画 八編』の「夢の浮橋」、および「北斎漫画 十編」の「無礼講」
テレビドラマ
- 怪奇大作戦
- 円谷プロ制作の特撮テレビドラマ『怪奇大作戦』(1968年TBS系で放映)第1話「壁抜け男」は、予告状を出して宝石や仏像を盗む怪盗キングアラジン(俳優は田口計)が逃走する際に壁を抜けて消えてしまう謎を、主人公たちが解いていくドラマである。本作にはキングアラジンが警官にチェストスタンドや倒立での後屈を見せるシーンや、後屈した状態で転がって逃げるシーンなどがある。これらのシーンのほとんどは特撮と分かるが、スタントを用いているショットもある。こうしたコントーションを用いたシーンについて第1話の監督である飯島敏宏はインタビューにおいて、「怪奇」のイメージとして浮かんだものの中に子供の頃見た見世物小屋があったこと、撮影時には曲芸団の女の子に転がってもらったことなどを語っている[104]。
- なお、ゆうきまさみの少年漫画『究極超人あ~る』には登場するキャラクター「兵藤信」が「キングアラジンの真似」と称してチェストスタンドの後屈を見せる場面がある[105]。
漫画
- 『からくりサーカス』
- 『足芸少女こむらさん』
- 『足芸少女こむらさん』は灰刃ねむみ作の漫画で、『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)2019年1月1日号から連載されている(2019年4月20日現在)。ヒロインの小叢井こむらは「雑技団育ちで足芸が得意」という設定で手の代わりに足を使うため、コントーション的なポーズが頻繁に登場する[113]。
ミュージック・ビデオ
- 「Around The World」
- 「Around The World」(アラウンド・ザ・ワールド)は、日本のポップ・ロックバンド、MONKEY MAJIKの2枚目のシングル盤のタイトル曲で、そのミュージック・ビデオには中国雑技風のコントーションが登場している[114]。
イベント
注釈
出典
参考文献
和書
スキルの分類
- ルーシー・リデル『ヨーガ 本質と実践』武田 悦子 訳(新版オールカラービジュアル版)、産調出版、2003年。ISBN 978-4882823445。
歴史(世界&日本)
- 田中 未知子『サーカスに逢いたい―アートになったフランスサーカス』現代企画室、2009年。ISBN 978-4773809039。
歴史(世界)
- 仁田 三夫『古代エジプト文明の秘宝―ピラミッド・ツタンカーメン・神殿』山川出版社、2006年。ISBN 978-4634640238。
- 大城 道則『ツタンカーメン - 「悲劇の少年王」の知られざる実像』中央公論新社〈中公新書〉、2013年。ISBN 978-4121022356。
- ジョン・ベインズ、ジャミール・マレック『古代のエジプト』吉村作治 訳、朝倉書店、1983年。ISBN 978-4-254-16591-3。
- 傅起鳳、傅騰竜 著、岡田陽一 訳『中国芸能史』三一書房、1993年。ISBN 978-4380932205。
- 曽麗卿 [ほか] 訳『中国古代のスポーツ』邵文良 編著、ベースボール・マガジン社、1985年。ISBN 4-583-02455-X。
- エヴゲニイ・クズネツォフ『サーカス 起源・発展・展望』桑野 隆 訳、ありな書房、2006年。ISBN 4-7566-0694-6。
- 『中央ユーラシア史』小松 久男 編、山川出版社〈新版 世界各国史〉、2000年。ISBN 978-4634413405。
歴史(日本)
- 古河 三樹『図説庶民芸能-江戸の見世物』雄山閣出版、1993年。ISBN 4-639-00131-2。
- 阿久根 巌『逆立ちする子供たち-角兵衛獅子の軽業を見る、聞く、読む』小学館、2001年。ISBN 978-4093860673。
- 阿久根 巌『サーカスの歴史―見世物小屋から近代サーカスヘ』西田書店、1977年。全国書誌番号:77027712
- 阿久根 巖『サーカス誕生-曲馬圑物語』ありな書房画室、1988年。全国書誌番号:88040042
- 『木下サーカス生誕100年史』協同広告株式会社大阪支社 西田実 編集、木下サーカス株式会社、2002年。全国書誌番号:21668492
- 乗越 たかお『ダンス・バイブル:コンテンポラリー・ダンス誕生の秘密を探る』河出書房新社、2010年。ISBN 978-4309272290。
- 坂爪 昌子『銀座ショーガール―時代を駆け抜けたダンサー』文藝春秋企画出版部、2007年。ISBN 978-4160080355。
- 『浅草フランス座の時間』井上 ひさし/こまつ座 編著、文春ネスコ、2001年。ISBN 978-4890361236。
- 松倉 久幸『歌った、踊った、喋った、泣いた、笑われた。』ゴマブックス、2001年。ISBN 978-4901465205。
- 原 芳市『ストリップのある街―エキゾティック・ショーの世界を楽しむ』自由国民社、1999年。ISBN 978-4426772000。
- 今井 晶子、奥川 純一、西村 依莉『キャバレー、ダンスホール 20世紀の夜』グラフィック社、2018年。ISBN 978-4766131024。
- 西田 敬一『果てしなきサーカスの旅―国際サーカス村物語』現代書館、2009年。ISBN 978-4768469996。
- 関田 史保子『基本レッスン 新体操』大修館書店〈Sports graphics〉、1985年。ISBN 978-4469163759。
- 『芸術スポーツって、何?』ダンスマガジン(編集)、新書館、1996年。ISBN 978-4403310065。
- 「ド派手な演出で描く一大スペクタクル!歌舞伎ミュージカル完結編」『シアター情報誌Confetti[カンフェティ]』第173巻、ロングランプランニング株式会社、2019年5月。
文化的な影響
- 『広重決定版: 没後160年記念』太田記念美術館 監修、平凡社〈別冊太陽 日本のこころ〉、2018年。ISBN 978-4582922653。
- 『北斎絵事典―人物編』永田生慈 監修、東京美術、1999年。ISBN 978-4808706579。
- 白石 雅彦『「怪奇大作戦」の挑戦』双葉社、2019年。ISBN 978-4575314397。
- ゆうきまさみ『究極超人あ~る』 9巻、小学館〈少年サンデーコミックス〉、1987年。ISBN 978-4091214195。
- 藤田和日郎『からくりサーカス』 1巻、小学館〈少年サンデーコミックス〉、1998年。ISBN 4091253318。
- 藤田和日郎『からくりサーカス』 4巻、小学館〈少年サンデーコミックス〉、1998年。ISBN 4091253342。
- 藤田和日郎『からくりサーカス』 6巻、小学館〈少年サンデーコミックス〉、1999年。ISBN 4091253369。
- 藤田和日郎『からくりサーカス』 7巻、小学館〈少年サンデーコミックス〉、1999年。ISBN 4091253377。
- 藤田和日郎『からくりサーカス』 11巻、小学館〈少年サンデーコミックス〉、1999年。ISBN 9784091230492。
- 藤田和日郎『からくりサーカス』 13巻、小学館〈少年サンデーコミックス〉、2000年。ISBN 978-4091256836。
- 藤田和日郎『からくりサーカス』 43巻、小学館〈少年サンデーコミックス〉、2006年。ISBN 978-4091205704。
- 灰刃ねむみ「足芸少女こむらさん」『週刊少年チャンピオン』第51巻第1号、秋田書店、2019年1月1日。
その他
- 『研究社 英和大辞典』竹林 滋/編者代表、研究社、2002年。ISBN 4-7674-1026-6。
洋書
- Marcia Amidon Lusted (2018). Contortion, German Wheels, and Other Mind-bending Circus Science. North Mankato, MN: Capstone Pr Inc. ISBN 978-1515772828
- Wendy Conklin (2017). Amazing Acrobatics. Huntington Beach, CA: Teacher Created Materials. ISBN 978-1-4938-3611-6
- Michael J. Alter (2004). Science of Flexibility. Champaign, IL: Human Kinetics. ISBN 978-0736048989
- Elliott Goldberg (2016). The Path of Modern Yoga: The History of an Embodied Spiritual Practice. Rochester、Vermont: Inner Traditions. ISBN 978-1620555675