コンロンソウ
From Wikipedia, the free encyclopedia
| コンロンソウ | ||||||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 分類(APG IV) | ||||||||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||||||||
| 学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| Cardamine leucantha (Tausch) O.E.Schulz (1903)[1] | ||||||||||||||||||||||||||||||
| シノニム | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| コンロンソウ(崑崙草)[3][4] |
コンロンソウ(崑崙草、学名: Cardamine leucantha)は、アブラナ科タネツケバナ属の多年草[3][4][5]。
根茎は細長く、地中を水平に伸ばして分枝し、大きな群落をつくる。茎は細く直立し、軟らかい短毛が生え、上部は分枝して高さ25-70cmになる。葉は4-7個が互生し、長い葉柄があり、葉柄の基部は耳状にならない。葉身は奇数羽状複葉になり、小葉は5-7個、長楕円状披針形で長さ4-10cm、幅1-3cm、先端は鋭突頭、縁は不規則な先のとがった鋸歯があり、基部はくさび形になる。小葉の両面に毛が生え、頂小葉には短い小葉柄があるが、側小葉に小葉柄はない[3][4][5]。
花期は4-7月。茎先に総状花序をつけ、白色の十字形の4弁花を多数つける。萼片は長楕円形で長さ2.5-3.5mm、淡緑色で、背面に毛が生える。花弁は倒卵形から長倒卵形で、基部は狭くなり、萼片の2倍以上の長さになり、5-10mm。雄蕊は6個のうち4個が長い。雌蕊は1個。総状花序は花後に長く伸びる。果実は長角果で線形、無毛かまばらに毛が生え、長さ1.6-3cm、幅1-1.5mmになる。果柄は長く、開出するか斜上する。長角果が熟すると果皮が2片に裂開し、種子を弾き飛ばす。種子は褐色で楕円形、長さ約2mm、幅約1mmになる。染色体数は2n=16[3][4][5]。
分布と生育環境
名前の由来
和名コンロンソウは、「崑崙草」の意[4]。牧野富太郎 (1940) は、『牧野日本植物圖鑑』において、「和名崑崙草ハ何故斯ク名ケシ乎不明ナリ」と述べている[6]。コンロンソウの名は古くからある名前で、1856年(安政3年)に出版された飯沼慾斎の『草木図説』前編20巻中第12巻に「コンロンサウ」がある[7]。
「崑崙草」の「崑崙」の意味は、一般的には、この白い花を中央アジアの崑崙山脈の雪にたとえたものとされる[4][8]が、『野草の名前』の著者である高橋勝雄は、この説を紹介しながらもそれを否定し、南シナ海の伝説上の島国「崑崙島」のことであり、そこに住む崑崙坊の褐色の肌がコンロンソウの熟した果実の色に似るためではないか、という考えを紹介している[9]。