コン氏
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チベット語史書『サキャ世系譜』の伝承によると、天界には三人の「光の神」がいて、そのうちの一人が地上に現れてコン氏の始祖になったという。実際にコン氏はチベットの中でも古い氏族の一つで、吐蕃のティソン・デツェン王の時期にコン氏のコン・ペルポチェが宮廷の大臣になったとされる[1]。
コン・ペルポチェの子孫であるコンチョク・ギェンポは、1073年にチベット南部のシガツェにあるポンボ山(dPon po ri)に寺院を設立し、サキャ派を創設した。以後、サキャ派座主の地位はコンチョク・ギェンポの子のサチェン・クンガ・ニンポ、その子のソナム・ツェモとジェツン・タクパ・ギェンツェンらに引き継がれ、クンガ・ニンポの孫のサキャ・パンディタの代にモンゴルの後ろ盾を得たことでコン氏=サキャ派は飛躍的な発展を遂げることになる。