ゴイェスカス
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題名はスペイン語で「ゴヤ風の(音楽)」という意味で、フランシスコ・デ・ゴヤの絵画やタペストリーの下絵に霊感を受けて作曲されており、オペラはピアノ曲よりも多くの楽曲素材が使われている。
ピアノ組曲
ピアノ独奏用の組曲は1911年に作曲され、同年3月11日にカタルーニャ音楽館において初演された。
『ゴィエスカス』は、「恋する若者たち」(Los majos enamorados)という副題を掲げており、グラナドスが非常に愛好したゴヤの作品に関連づけがされている。だからといって、楽曲と特定の絵画との間に確たる一致が見られるわけではない。したがって各楽章の題名は、絵画の音楽的な描写を示しているというよりも、むしろ気分の問題にすぎないのである。グラナドスは次のように記している。
- 「私が夢中になったのは、ゴヤの心理状態や彼のパレット、ゴヤ自身、彼のミューズであるアルバ公夫人や、彼とモデルや愛人、おべっか使いたちとの口論。白みがかったあの桃色の頬と対比をなす、黒いビロードの生地。アコヤガイのような手と、漆黒の装飾品にもたれかかったジャスミンの花。こういう人目を引かないものに、私はとり憑かれているのです。」
『ゴィエスカス』は2部構成の6曲からなり、全曲を通奏すると1時間弱を要する。第7曲の「わら人形」は、最初から正編6曲の中に含まれていたわけではなく、同名オペラの第1曲の編曲にほかならないが、現在では正編とまとめて演奏されるようになりつつある。ちなみに「わら人形」は、グラナドスの「ゴヤ風」の作品の中では唯一、現存する絵画に実際に対応した楽曲である。第8曲「ゴヤ風のセレナード」は、1909年に『ゴィエスカス』の草稿として作曲されながらも、正編から外され、近年に再発見されるまで長年忘れられてきた。
- 恋する若者たち 第1部 Los majos enamorados, parte I :
- 恋する若者たち 第2部 Los majos enamorados, parte II :
- 補遺
- 7.わら人形 El pelele
- 8.ゴヤ風のセレナード Serenata goyesca
